<5>問題児くん
こんばんは。一日遅れですね..
「ミレイ、おはよー」
「あっうん...おはよう」
席に静かに座ったはずなのに...隣で寝ていた男の子を起こさないために。
その子はうつ伏せの状態から体制をそのままに顔だけを横に向けて寝ぼけ眼。それでも極上の笑顔で挨拶をした。
「今日はどー?」
「...いつもと同じ。」
無視無視、は良くないけど、だからと言ってあんまり喋りたくないから支度をしながらそっけなく返す。大体の人はこれを毎日やられたらイヤになると思う。
「横顔かわいー」
彼には効果はないらしいけど。
「いつならいーの?」
「二千年後、とか?」
永遠に少なくとも近いうちはその機会は無いということを込めた渾身の一撃である。
「ん!約束だよ」
(喜ぶのか...すご)
めげない強靭なメンタルを持つ彼は外部生でそれなりに優秀。なはずなのたがどうやら少し問題ありらしい。先生の話だと
入試─途中退室で、五教科480点
(激ムズだったので騒ぎになったらしい)
合格者説明会─欠席&書類、郵便輸送
(いや、頭良い)
入学式─欠席
(普通に凄い。ある意味)
入学後1週間─欠席
(メンタル強)
オリエンテーション─遅刻
(ヒーローですか?)
という感じだったらしい。でも今はなぜか毎日登校。しかも授業も受ける。
先週の放課後、職員室で私にこの話をしながら先生号泣。でも私は困惑。急に呼ばれてほぼ初対面の子のことを聞くって...意味が分からなかった。
「授業始めるぞ」
(また大切な朝、意味の無い時間を過ごしてしまった)
こうしてグダグダした一日を始めたのだった。
ゲーム以外で常に悩むのなら
(早くヒロイン来てー!!)
そして、攻略対象と円満に。そのうえ、私の胃痛の原因と命の危機から守ってくれ!
ここまでみてると...長くなりそうです。ね。




