<3>ヒーローは遅れてやってくるらしい
こんばんはー
こんにちは皆様!只今、新入生オリエンテーション開催中でございます。今は部活動の紹介を聞く時間。陸上をはじめとしサッカー、野球などバリバリの体育会系から茶華道、文学部など『これぞ文化部!』というものまで様々である。流石はセレブ校という言葉につきるほど施設は充実しており、もちろんコーチも超一流揃いという贅沢三昧っぷり。
(お金持ちこわ~)
前世庶民の私にしてはお金事情の方が気になってしまう。まぁ、そんなことは今はいいんだけどね...。それよりも、ね?
(隣、ナゼイナイ?)
美麗は現在、出席番号順に用意された席に着いている。しかも列の最後尾。眠気を一番誘う位置だということである種の力と戦ってもいるというのも一つの理由として挙げられる。意識が定まらず思考があちらこちらに飛び飛びになり、全く会に集中していなかった。
「ここで10分間の休憩には入ります。」
式典や集会でお馴染み、美麗は司会の一言で意識が戻された。
「何部は入る?」
「えー決まってないけど茶華道とか面白そうじゃない!」
「確かにー!!」
前の席の人達はみんな楽しそうに周囲の女子達と話に花を咲かせている。しかしそれを美麗はただボーッと見ているだけだった。
(お昼何食べようかな~?)
そんなことを考えながら。
「そろそろ着席してください。」
司会からの一言で立っている人が1人またひとりと姿を消してゆく。もう立っている人はいない、そんな状況に会場は落ち着き司会が再開の合図を出したそのときだった。
「....めんどくさ」
そう言い捨てながらも会場に現れ席に着く者が現れた。『イヤお前誰だよ?いいから座れ』会場の生徒全員がそう思ったことだろう。無論、美麗も例外ではなかった。
(皆大人しく頑張って座ってはなし聞いてるのに!?)
そんな言葉を開始を待たせている人が吐くの?意味分からないんだけど。てか、なん組の人なんだろう。見たこと無いし...。
(まさか、ね....)
美麗の勘は悪い時にこそ当たるのだ。遅れてきたヒーローは勿論
「席、ここかー」
(ゲッ...)
美麗の隣の空いていた席に着いたのだった。
短めですね。どうでしたか?それと、
お久しぶりになりスミマセン。




