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脱!悪役令嬢計画  作者: カピパラ
中等部
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<1>制服事件

こんばんはー!

「見てみて奈未ー!!どう?」


「素晴らしいです!あぁ~神様本当にありがとうございます!」


今この時、真新しい制服に身を包み気分は最上級に盛り上がっています!こんにちは美麗です。この部屋には両手を胸の前で組んでるクールビューティメイド奈未と何度も鏡の前で姿を確認している私美麗しか在りません。だからこんなにはしゃいでるわけですけど...。


「美麗、入るよ」


「あっ、ハイ!」


「おー!!似合ってるね」


「ウフフフ、ありがとうお父様。」


「あら?意外にいいじゃない」


「ありがとうお母様!」


部屋に入ってきたイケメン父と美魔女母に褒められてしまった!!横を見て奈未と目を合わせて笑い合う。そうしていると


「ほら、あなたも入りなさい」


「えっ、はい。」


急にお母様が廊下に向かって声をかけた。そしてその声に応じて入ってきたのは


(こりゃーモテますな)


濃いグリーンのブレザーに身を包んだ莉栗だった。ちなみに初等部中学年のときまでは私のほうが身長が高かったのが今では大きな差をつけて抜かされてしまった。正直悔しい...。


「何恥ずかしがってんの!大丈夫よカッコいいわ!この私が保証します。」


「お母様、そうは言っても...。」


なぜだかいつもの調子ではない。何かあったのかしら?似合わないって誰かに言われたとか?そうであったらなんてことなの!?今、莉栗の心が折れたら私の未来にどう影響するかわかったものじゃないわ!


「莉栗!自信持って、すごくカッコいいから!私も保証する!」


「えっ...ありがとう。」


「誰に言われたか知らないけど本当にその制服似合っているわよ?きっと学校イチの美男子と噂されること間違いなしよ!それに_」


莉栗の自信をつけるため自分でも思っている以上に早口で良さをまくし立てていたらしい。まだまだイケる!そう思っていると顔を真っ赤にした莉栗に両肩を掴まれた。


「わっ、分かったから!もう大丈夫だよ。」


「本当に?」


「うん、本当だよ。」


ならいいんだけど、と潔く引き下がった。が、なぜか後ろから笑い声がする。そしてその声の主の方を振り返るとお母様が笑って、いや爆笑していた。


いつも私にはお淑やかに上品に笑いなさいというのに!お腹まで抱えて大きく口を開けて笑っている。


「美麗、何を勘違いしているの?莉栗が気にしていたのは制服の丈のことよ。卒業前に採寸したからか余裕がなくなってぴったりサイズになってしまったのよ。そのおかげで椅子に座ったら...見たほうが早いわ。ほら莉栗、そこに座って?」


「えっ、でも...」


「いいからいいから、ほら!」


「...はい」


お母様の言葉で莉栗が近くの椅子に腰掛けた。お父様はその様子を見てオロオロしている。きっと気持ちがわかるのだろう。


(確かにこれは少し気にするかも。)


「丈がピッタリって立ってるときはいいけど座ると足が見えちゃって残念感が否めない姿になるのねー。こんな理由で落ち込んでいたのよ!!」


お母様のこの言葉でさらに莉栗が項垂れていく。しかし美麗は逆に安心した。


(なんだ〜そんなことだったのか、)


「大丈夫よ!そこまで気にならないから。莉栗はどんな姿でもカッコいいよ?」


だから元気だして?そう下を向いている莉栗の顔を覗き込んで話しかける。イケメンの泣きそうな顔、好物かも、と思ったその瞬間だった。


「ウギャっ、」


「ありがと」


「いたいよー!なにするの!!」


莉栗に両手で挟まれたほっぺを擦りながら抗議する。


「ごめんごめん。」


「絶対思ってないでしょ!!しかも_」


「美麗様、そろそろお時間が、」


「えっ?」


奈未のその言葉で時計に目を向けると少々時間が出発時刻ギリギリになっていた。本当はもう少し文句を言いたかったけれど今日のところはお預けらしい。


「大変!早く行きましょ!!」


「だね。」


こうして二人で玄関まで急ぐことになった。ちなみに真麻が待つ車に乗り込むと


「あら?遅かったわね〜」


既に両親は乗車していた。さっきまで一緒にいたよね!?瞬間移動か!?


「では、学院に向かいます。」


「今日もよろしく!真麻!」


烏野家一同は学院中等部の入学式へと向かった。そして美麗にとっての恐ろしい舞台へと。

ここまで長かった...。

これまでのお付き合いありがとうございます。そして!これからもよろしくお願いしますᕙ(@°▽°@)ᕗ

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