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脱!悪役令嬢計画  作者: カピパラ
初等部
52/95

<19>2学年、校外学習④

こんばんは〜

学校からバスに乗り込み1時間ほどかけて目的地である都味喜町に桜凛学院、2学年B組は到着した。


「では、解散!」


「よし!あっち行こう。」


「だね!」


「僕たちも動こうか、」


「ならあっちからだよね?」


先生からの注意説明と集合時刻などの話が終わり、各々の班が解散という言葉を合図に動き出した。


(さぁ、私達も動きますか〜。)


3日前までは不安で仕方なかったが無事に計画も完成させることが出来た。その上、前よりも班の男子達とも話せるようになってきた。まぁ、話すと言っても、


『これ、提出してもらえますか?』


『ゴメン。えっと...今忙しいので、』


『そっかー。私が行けたら行くんだけど私この後外せない用事があるし...。しょうがないか、莉愛ちゃーん!』


『どうしたの〜?美麗ちゃん!』


『お願いしたいことがあって、この紙、先生に代わりに提出してほしいんだ。私この後用事があって行けなくて...いい?』


『うん!了解、任せー』


『あっ、俺行くよ!』


『えっ、でもさっき無理ってー』


『出すくらい大丈夫だから。ありがとう杉並さん。』


『う、うん。』


『じゃあ行ってくるよ!』


『行っちゃった...何かごめんね莉愛ちゃん』


『ううん。大丈夫!またなんかあったら言ってね!』


『ありがとう!』


こんな感じで仕事をろくにせず逃げようとする男子を動かす為に。しょせん子ども。扱いなんてチョチョイのちょいだ。人間観察を通して得た情報をフルに使うことで相手を動かしていく。時に人気者の内に秘めた恋愛感情までも、ね?


「私達も行きませんか?」


「そうだな!行こー皆!」


「「「おー!」」」


昂輝がリーダーとなりその他男子班員を連れて歩き出す。美麗はその一番後ろに大人しくついていく。計画通りに行けば絶対に上手く行く、そうした確信からだ。


□□■□

無事に一日の班研修が終わつた。帰りのバスに乗るため、クラス全班が集まるのを美麗達は指定された部屋で各々自由に待っていた。すでに美麗たち含め5班分は集まっていた。


「レイ、今日どうだった?」


「まぁまぁ上手く行ったと思う!やばい問題なかったしお土産もた~くさん!美味しいアイスクリームもだべれたし!」


「良かったね〜!僕もお土産たくさん買えたし帰ったら一緒に見せ合おうよ!」


「いいね!」


美麗は班から離れ、莉栗と合流し今日あったことを報告し合ったり楽しかったことについて話していた。


「皆さん、そろそろ帰る準備をしてくださいね。」


先生が入ってきてこう言った。


「そろそろまとめなきゃね。」


「だね、」


莉栗とゆっくりと持ち物の整理を始める。ほんの五分程度で終わったーと、また莉栗とくつろいでいた。そんな時、ふとうちの班の男子達の様子が目に入った。


(予想通りというか、なんというか...)


話にフケて何にも準備していなかった。

流石にこの状態じゃ私含めて怒られそうである。一応ひと声をかけておくのが得策であろう。後で言い訳できるように。自分のためにずるい?知らんがな。


「ちょっと声かけてくる」


「うん!いってらっしゃーい」


そう言って男子たちのもとへ。そして話している内容がはっきりと聞こえるところまで近づいた。他の班の男子たちを交えて会談しているようだった。きりが良いところで話しかけようと少し遠くで待機する。その時、嫌でも耳に聞こえてきたのは


「お前らの班、完璧だったって先生が褒めてたぞ!すごいな〜流石だな!」


「そりゃぁ〜俺達だぞ?当たり前じゃん!」


「あぁ、そういえばお前らの班女子いたよな、いいなぁ〜2倍楽しかっただろうな〜」


「う〜んそんな事なかったけどな。」


「だって烏野さん、ほぼ何にも喋ってくれなかったし、仕方なく俺達が率いたっていうか、」


「それな!しかも何か地味だし。莉愛ちゃんが良かったな〜」


「「「それ言っちゃだめだろ(笑)」」」


楽しそうな雰囲気の中での悪口だった。しかもなんにもしていない奴らが全て自分たちのおかげたと言わんばかりの話しぶり。


(笑、じゃねえだろ)


ここまで大人の対応を、をポリシーに接していた美麗の堪忍袋の緒が切れた。


(笑ってられるのも今のうちだね...)


せいぜい自慢すると良い。今このときしか自分の仕事出来るアピールできないんだから。


静かに、そして笑顔で男子の輪のすぐ後ろまで歩いていく。数名の男子は美麗が近づいてきたことに気がついたようで顔をこわばらせた。しかしうちの班の男子はまだ笑いながら色々と言っている。そして未だに笑っている一人の班員の肩に手を置く。


「ねぇ?そろそろ準備したほうがいいよ?先生、言ってたじゃん?あぁ後、楽しそうに話してたね〜!何が面白いの?私にも教えてほしいな〜」


一瞬にして空気が凍りついたのをその場にいる全ての人が感じ取った。

今日はエープリルフールでしたね。完全にこのときまで忘れてました...まぁ、重大ではないのでセーフということで、

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