<10>1年生終了!
こんばんは。お久しぶりです!
今回、展開が早いです。でも楽しんでくれたら嬉しいです( ^ω^ )
「もう終わりですね~」
「ね~」
ただいま中庭のベンチで青蘭ちゃんと日向ぼっこ中。春の暖かい日差しによってポッカポカ。
(じあわぜ~)
そう、先ほどの会話からご想像された通りもう3月。1年生が終わることを桜交じりの風が告げている。
この一年は早かった~。波乱を予感させる入学式に始まりちょっと黒歴史の校外学習。今思えばいろいろあった。でも平和で楽しい時間って意外に覚えてないよね~。
「美麗ちゃん、こっちのマカロンもどうぞ!」
「わぁー!ありがとう!」
もらったマカロンは淡いピンク色の物。口にいれるとイチゴの風味としっとり生地が
(おいしぃー)
こうやって隣どうしに座って平和にお菓子を食べていることが本当に幸せだと感じる。
(まっさか攻略対象者がこんなに集結するなんて思っていなかったから...ははぁ)
まぁ、でもそんなに関わってないからいいんだけどね。亮は例外。だって、なんか気を張りつめているのがバカらしくなるくらい関わったし。毎朝、水原家の朝食事情を聞き、休み時間は何かと話し掛けてきた。帰りは...もういいや。考えたら頭に騒がしい陽キャの声が響いてくるよう~。
そんなことを考えていたら昼休みをの終わりを告げる鐘がなった。
「美麗ちゃん、そろそろ行きましょう!」
「うん、そうだね~」
ここから離れたくないという思いもあるためかなかなか腰が上がらない。でも
「美麗ちゃん、行ける?」
手をこちらに伸ばしてくれている優しさを無下には出来ない...よし!
「行く!」
これから今年度ラストの全校集会が始まるのだ。そう、これは私の予想でしかないがきっと波乱が起こると思う。本当にただの勘。でも私の勘は...
◆◆◆
(よく当たるんだよね...)
さっきから視線を感じる。しかも壇上から。開会の挨拶が終わり、各学年の代表者が今年の反省と来年度への抱負を述べている。で現在話しているのは私と同じく1年生の例のあの人。
「──です。1年代表、本道春翔。」
いやいや、素晴らしい演説ですね。でもね?
(こっち見なくていいんだよ!?)
全くといっていいほど関わりがなかったのに何故目が合うのでしょうか。あぅーん?
でもきっと自意識過剰か、考えすぎだよね、ってことだな。だって今目は合っていないもの。体感は長かったけど実際目があっていた時間は短かったんだろう。どうやら自分で思っていた以上に神経質になっていたんだろう。
考えまとまるの早すぎだとは思うけどこの理由が一番しっくり来るよ。ウンウン。
◆◆◆
滞りなく集会は終わりただいま絶賛ラスト帰りの会。
「皆さん、今年ありがとうございました。2年生になっても頑張ってくださいね?」
「「「「はい!!」」」」
先生の声と生徒の元気な声がクラスに響き渡った。
「一年間本当にありがとう。さようなら!」
「「「「さようならー!」」」」
挨拶が終わると皆一斉解散。笑顔で友達とクラスから出ていく。
(私も行くか、)
「じゃ~ね」
「美麗ちゃん!また春休み後ね!」
青蘭ちゃんに声をかけ先生にも挨拶をしてから外に出た。莉栗との待ち合わせ場所に行くために温室の前に向かって歩いていく。途中すれ違う子に挨拶しながら。
「お待たせ~」
「あっ、レイ!帰ろ」
「そうだね!」
私の一年生が一段落した。
安心してください、まだ続きます。
しぶといですから!




