<4>友達作り
こんばんは。今日は27日です!
入学してから早1カ月。クラスの中には段々グループが出来てきた。ただ単に仲の良いだけでなくこの学校ならではで、その子の家の繋がり的につるんでいる子もいるのだ。
ほら今だって
「莉愛ちゃんのご両親の会社、最近良くテレビで見るよ!」
「そうなの!お父様もお母様も喜んでる!」
こんな会話がしょっちゅうクラスないで聞こえてくる。そりゃこの国の経済の中心となるような会社の令息令嬢が集まるところなんだからこうなるのも頷ける。けどだよ?
(どうして私には誰も話し掛けてくれないの?!)
私の家だって結構有名だよね。なのにまともにしゃべれる子が亮くらいしかいないだなんて...。やっぱりこの見た目だからかな?それとも自己紹介ミスった?でももう1ヶ月もたつんだよ。それはないか...。
友達が出来ない理由をあれこれと考えているとクラスの男子と楽しそうにさっきまで喋っていた亮がニコニコ笑顔で近づいてきた。
「おい、美麗!今日の朝ごはんなんだったと思う?なんと甘い卵焼き...。俺甘い卵だけはムリかもって思った。」
「そうなんだ~。」
「おい、俺は真剣にいってるのに!ちゃんと聴いてるか?」
「え~?モチロンダよ?」
(その台詞、嫉妬深い彼女か?)
「そうか?ならいいんだけど!それとな!朝...」
おいおいまだ続けるつもりか?回り見てよ。私達に向けるクラスの人たちの視線を。『うわ、烏野が亮と話してる。ヤバ。』みたいな顔してるじゃん。私に挨拶友達しか出来ない理由に絶対一部加担してるよ亮!!クラスの人気者がクラスの陰キャにしょっちゅう話し掛けてたらそりゃ遠巻きにされるよね。
(まぁ私が話しに入ろうとしないで読書ばかりしてるのも悪いと思うけどね。)
いやはや、人生において一番難しいのは人間関係の構築だろう。そろそろ校外学習。そこで友達出来るよう対策考えて頑張ろっと。
未だに話し続けている亮を横目に私はそう呑気に考えていたのだった。
そんなことをしていると先生が教室に入ってきた。
「はい。皆さん静かにしてくださいね。席に座って~。」
(ヘッヘヘー)
「ほら、亮早く座んなよ。」
「ちぇ。」
おとなしく亮が席に戻って行くのを見届ける。
先生ナイスタイミング!とはいってもコヤツ隣だがな。
てか、みんな座るの早い。これが小学生か...。この純粋さにお姉さん涙。
「今日は来週の校外学習についての話し合いをします!」
突然発された先生のこの一言でクラスが沸いた。もちろんこの私も漏れずね。
なんと!?こんなにも早くチャンスが来るとは。神様ありがとうございます!
「では初めに班決めをします。一班4人で好きなように決めてくださいね。ただし男女混合でね。はい、始め!」
「美佳ちゃん一緒に組もう?」
「もちろんだよ!愛結ちゃん!」
「俺らもいい?」
「「うん!」」
あら、もうグループが出来始めてるわ~。私も動こうと思い席を立つが、私は知っている。班分けが一番大切だということを。そして一番
(大変だということを。)
今目の前に広がっている光景を見てそう強く思うのだった。これは第一の戦い。
今回はどうでしたか?
おっと?どこからか鈴の音が...。
突然ですがメリークリスマス!(過ぎちゃいましたが...。)サンタこと作者カピパラが皆さんにもう一本お話のプレゼントを23時に贈ります。
『欲しいよ~』という方!是非楽しんでください。




