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出会いの予感4
こんばんは~。
「やっと一息付けた~。」
ここまで来るのにどのくらい歩き多くの問題に直面したのだろう。正直
(疲れた...。)
幸い座れるところを見つけられたからまだしも歩いたら少し汗ばむくらいの気温の中、休憩を一切とらなかったら倒れてしまう。
「風が気持ちいー。」
行儀は悪いけど机に突っ伏して深呼吸をする。そろそろお父さんと離れてから3時間が経とうとしている。今日は濃密な1日だった。振り返ると自分でも考えられないくらい普段とは違う行動、言動をした気がする。
「さむっ」
羽織っていた薄手の上着がない分風が強く吹くと肌寒い。まだ春は始まったばかり。日が当たらない所で風が吹くともうね...。
「おーい、行くぞー。」
そうしていると遠くからお父さんが歩いてこっちにやって来た。歩く姿も本当にカッコいい。
「お父さん、今行きます!」
椅子から勢いよく立ち上がって小走りで向かう。来年の入学への希望に胸を膨らませながら。




