<24>見学会3
こんばんは
(右見て左見てよし!!)
莉栗はいないことを確認してゆっくりと足音に気を付けながら廊下を歩く。廊下と言えど流石我が父が子供の進学先に選んだだけはある。床や壁には全く汚れすらないとは...。
(ここは本当に学校か!?すごいな!!)
感嘆しながら歩いていると広い中庭らしき場所に辿り着いた。
「うわ〜すっごい綺麗!!」
前世では考えられないくらいに綺麗に整えられている花壇に温室、よく漫画で見るヒロインとヒーローが休み時間に楽しくキャッキャウフフしてそうな良いムードが漂っている東屋が一つある。もう一度言おう、
(ここは本当に学校か!?施設が綺麗すぎて前世の学校が汚く思えるよ...。)
入学したらここも自由に使えるのか...。小学生のくせに贅沢すぎるな。
「疲れたから休めそうなところはないかなー?」
東屋も行ってみたいけど...万が一人が来た時にものすごく目立つから却下。人の目が気になってしまう私にとっては危険な場所になるだろう。ならば残る選択肢は二つ
「他のところも回って適当なところで休む場所を見つけるか温室で休むか、かあ〜。まあ答えは決まってるんだけど」
こうして私は温室に向かって歩き出した。




