<18>お茶会という名の戦争③
こんばんは❗
叉紗君と叶野君と端のテーブルで食事を楽しんでいると向こうから莉栗がゆっくりと歩いてこっちに向かって来た。顔はいかにも楽しい!という感じなのに
(目が笑っていない気がするんだけど...気のせいかな?)
「僕に大変な役を押し付けた本人は心配もせずに男の子達と楽しみながら美味しいもの食べてるんだ〜?ねえ?レイ?」
お、怒ってらっしゃる...!もしかしてさっきから少し視線を感じてたけどその元は莉栗だったのかも...。あ”あ”あ”やっちまった!急いで仲直りしなきゃ。険悪な雰囲気苦手なんだよ。しかも帰りの車の席隣だし。
「ご、ごめんね莉栗。ちょっと休憩しようと思ったら美味しい料理が私をさっそって来て...しかもね、」
「言い訳はいいから。レイは僕にこの埋め合わせとして何をしてくれるの?もちろん簡単に済ませる訳ないよね?だって僕あんなに頑張ったんだよ。そこの2人と一緒に見てたでしょ?
見てましたよね?そこのお2人さん?」
(ここで2人に回ってくるの!?ごめんなさい2人とも!!)
そう思いながら後ろで私たちわ見ていた2人に目で謝る仕草を送る。すると叉紗君が「大丈夫だよ」とでもいうかのように微笑んで私の横に立った。
(うわ!!どこかの雑誌の表紙でありそうなくらいの笑顔だ。)
「ええ、見てましたよ。お疲れ様でした。僕たちは僕たちなりに関係を深めていこうとしてたのでね。こっちは結構楽しかったですよ。そちらはどうでしたか?楽しめましたか?」
ん、叉紗さん?なんか悪い笑顔になってますよ?
(これ大丈夫なやつかな?)
「僕はあなたたちに見てましたか?尋ねただけですよ?余計なこと言って話の腰をおろうとしないでください。」
莉栗も笑顔だ。しかし何故だろうか私には副音声で『年下のくせに生意気な口聞いてんじゃねえよ。』と言うのが聞こえてくるんだけど...。叶野君は席に座って静観してるし。
「いえいえ。僕は心配してただけですよ。気を害したのならすみませんね。」
「いえ、大丈夫ですよ森羅さん。年下に本気で怒ることはしませんから。」
「そうですか。寛大な心をお持ちなようですね莉栗さん。」
(ん?なんで互いに知ってるの?私は知らなかったのに?)
「それは一応参加者のリストを少し確認してるからね。」
「なっ、なんで考えてることわかったの!?」
「そりゃレイは顔に出やすいから。」
(マジか...。もうちょい気をつけなきゃな。あっそうだ!)




