<12>二人目の攻略対象
こんばんは。
「着いた〜!!」
私たちは今街に来ています!なぜかって〜?それはご存知の通り計画遂行の為ですよ!まあ莉栗が一緒なのは予定外だけれど、なんの支障もないから大丈夫!とにかく今日は地味な服を買う!!それ一本に全集中するぞ〜!!
(エイエイー)
「「おー!!!」」
うん?なんか私の他にも意気込んでいる人がいるっぽいな?一体誰だろう?少しだけ
(気になりますよね〜?)
そう思い隣を見ると私と同い年くらいの男の子も笑顔でこちらをみてきた。見るからにTheスポーツ少年という雰囲気を醸し出している。しかも..
(莉栗とは違うタイプの爽やかイケメン君だ...。)
まあ私そこまで顔面とかは気にしないタイプだからドキッともしないんだけれどね。
(とりあえず目は合っちゃたんだから声はかけたほうがいいわよね。)
「こんにちは。あなたもお買い物?」
「ああ。俺もだ!!」
(なんだ、そうなのね。けど買い物っていうのに大人が一人もいないなんて...。それとも街ではこれが普通なのかしら?)
「あなたは一人できたの?」
「ああ。それがどうかしたのか?」
やっぱりそうなのね..。いくら安全だからと言っても一人は危ない気がする。もと20歳のこのお姉さんがこんな一人の小さな男の子と声をかけときながら『それじゃあね!』って別れてもいいの?いや、
(何かあったら困るわ!!私が声をかけたのだからするべき行動は一つでしょ!!)
「ねえ、一緒に回らない?私に付き合ってはもらうけど私もあなたに付き合うから!!どう?」
(一緒に回って守ってあげなきゃ!)
「うっ〜!!わ、わかったよ!いっしょにいこう。」
「やった!嬉しい!!」
ニコッ
「そうと決まればさっさといくぞ!」
(なんだか耳が少し赤い気がするけど...、まあ元気そうだし大丈夫か!)
「うん!莉栗〜、奈未〜!行こう!」
そう声をかけると私たちの話が終わるまで待っていてくれた莉栗たちが気がついて駆け寄ってきてくれた。すると...
「レイ、この男の子は誰なの?」
(あっ!そういえば私、この子の名前知らない!)
「あの、お名前を伺っても?」
(ナイスフォローよ!奈未!さすがワガママだった私の尻拭いをこれまでしてきてくれただけのことはあるわ!!気がきく〜!)
「ああ、まだ言ってなかったな!俺は水原 亮。よろしく!」
(ん?どこかで聞いたことがあるような...。)
「あっ!!」
「どうしたのレイ?何処か具合が悪いの?」
「ううん。そうじゃないんだけど...」
ここで出会うの?なんでこんなところにいるのよ!?
(攻略対象〜!!ホイホイ歩いてんじゃないわよ!)




