表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

真の国際人

作者: 悠紀

私は英語や世界文学・文化を勉強しているのだが、それと同時に日本語や日本史・日本文学や文化も勉強しないといけないと常に感じる。日本語はとても難しく、ちょっとしたニュアンスで別の意味にとられてしまうことがある。また歴史や文化も奥が深く、学べば学ぶほどに自分の無知を思い知らされることが多い。

真の国際人というのは、日本に誇りを持ち、日本の歴史や文化を勉強して、そして日本を愛してからが第一歩だと思う。

世の中には、英語やフランス語が話せるとか、アメリカ映画が好きだとか、何処其処に留学していたという人がいるが、だから何だと言うのか? そんな人は五万といるではないか?

残念ながら、そんな人がすべて国際人になれるとは思えない。外国の事だけしか分からないような、金髪に髪を染めた外国人気取りの日本人にはなりたくない。そんな人達の中に、日本の歴史や民族性・文芸や音楽を理解している人は、どのくらいいるのだろう。自分の先祖について語れる人はいるのか。あるいは、この国を愛している人は一人でもいるのか?

だからと言って、おまえは日本を愛しているのかと尋ねられると、返答に困るのは確かだ。日本人である事を、たまに嫌になったり、後ろめたく思ったりする時があるからだ。

ニュースで流される日本の現状には、毎日うんざりしてしまう。これから益々、年齢を重ねた人にとっても若者にとっても、住みにくい国になるのは明確だ。

しかしあまりに美しい文化や絵画が、素晴らしい本や美しい日本語が返答してくれる。日本は素晴らしい国だと。生粋の日本人である私は、日本に日々魅せられている。

他の国のお面を付けるのは簡単だが、日本人である事から逃げてばかりだと前へは進めない。

誇りの持てる国にして欲しい。子供に夢を与える国にして欲しい。でも要望ばかりじゃダメだ。自分が変えようとする意識を持つ事が何よりも大切だと思う。これから若い世代の人は、自分の掲げた目標を胸に、どんどん海外へ旅立つだろう。そんなチャンスを掴んだ人には、もっともっと輝いて欲しいと心から願う。日本を愛して外国を知ろう。そんな真の国際人となろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ