閑話回想5 エリューの謎
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「クッ、痛むな、もっと優しくしてくれないか」
「テアフレナ様が最大回復魔法で、骨と傷口を塞いでくれましたから、後は私の回復魔法でしばらくかけていれば、完治します」
エリューが魔法をかけながら言う。ヒョウは痛そうな顔をしている。骨を砕かれて治されたとはいえ、やはり、とんでもない痛みがあった。
エリューは手でヒョウの足を抑えて魔法をかけていった。
「それはいいが、軽く手で抑えないでくれ、痛む」
「ヒョウさん、意外とナイーブなんですね」
そのとき、ファイが割って入ってきた。
「魔剣士もな、骨を砕かれた痛みは耐えれないんだろうぜ、な、ヒョウ」
「そうだな」
「僕も同じダメージを受けていれば、動けないかな」
「ウィード様まで。もう、皆さん、レギンさんを見習ってくださいよ。魔族に強烈なボディーブロー受けても、立ってられるんですよ」
エリューが少し困った表情でいった。レギンは飯を食べまくっている。ファイが両手を返した。
「おっさんは、野獣だからだ。俺らは魔ノチカラが使えても、人間だ」
「おい、ファイ、このカレー美味しいぞ、こっちの焼き鳥も。喰おうぜ」
「おう、今行くおっさん」
ファイが言うと、ウィードが疑問に想っていたことをエリューに投げかけた。
「エリューさん、なぜ、あなたはあんな凄い魔法をその歳で使えるのですか? 魔力に底抜けがない感じがするのですが」
「……黙っててください、気が散ります」
確かにウィードが言ったことは誰しもが思っていたことだ。まだ少女の年齢。国の魔法使い養成機関に入るかどうかといった年頃だった。しかも幼いのに最強魔法が使える。
その疑問にのって、キュラが言葉を紡いだ。
「エリュー、教えてくれないか。私もそれは思っていた。最強魔法を何回も使える少女なんて、そういたもんじゃない? どこでそんな強力な力を得たのだ?」
エリューはその言葉を聞くと手で額の汗を拭った。
「ふぅ、治りました。もう大丈夫です。わかりました。少しお話をします。私は……」
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エリューの生まれた秘境近くの森であることがなされていた。エリューと厳しいお母さんがいる。
お母さんは手厳しそうな口調でエリューに語り掛けた。
「エリュー、そうよ、魔法力をもっと高めて。じゃなければ、最強魔法を契約できないわ」
「はい、お母さん」
「やあぁぁぁ」
エリューの魔法力がけた違いに上がった。魔法力がラスタのように噴出していく。
普通の魔法使いのキャパシティを超えていた。限界値以上だ。
この魔法力の高さには、母親もびっくりした。
「(この子、やっぱり、凄いわ。魔法力を高めるとここまで力が引き出せるの)」
魔法契約魔法陣が、光輝いた。光ると、契約の成功を意味していた。
「私に、炎の力をください。フレアメテオの力を」
エリューはそういい、目を閉じた。脳にイメージが入り込んでいく。
「ふぅ、無事契約できたみたい。魔法のビジョンが脳に映るよ。契約終了っと」
「エリュー、あなた、その歳でアータル系、最強魔法を契約できたなんて凄いことよ。だけど、何回もは貴方でも使えないはずよ。魔法力を超過すると、体に負担がかかって、マジックヒートっていう、魔法の病気にかかるから、注意してね」
エリューの母親もかなり高度な魔法が使える優秀な人だったが、母親も度肝を抜かれていた。この子が成長すればとんでもない魔法使いになると。
エリューは可愛く舌を出し相槌を打った。
「はーい、お母さん。大丈夫、私は魔法なら誰にも負けない自信あるの」
そのときだった。
「きゃーあ、誰か助けてぇー」
「あれは、村の方、ミーアの声だわ」
猛獣のような奇声がも一瞬聞こえ、女性の悲鳴が響き渡った。
エリューと母親は顔を見合させた。
「一体どうしたのかな」
「エリュー、私の近くから絶対に離れちゃだめよ、身の危険にもしかしたら関わるわ」
「はい」
悲鳴の方に、恐らく禍々しいものがいる。モンスターかもしれないと、二人の脳裏を掠めた。エリューは怖そうな顔で、母親の陰に隠れながら、一緒に走っていった。
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気軽に感想でも書いていただければ嬉しいです。おまちしてます。
しばらくのあいだ、閑話回想が入ります。入れ込むタイミングがなかったので。
エリューの昔話です。成長過程の。
物語は終わってはないです。まだまだ続きますので、応援よろしくお願いします
忙しいのに、貴重な時間読者様ありがとうございます。
読者様がいる限りこの物語は続きます。
作者のバイタリティでもあるので、この作品は。
よろしくお願いします。




