第百四十話 アザレの妙案
キュラたちの激戦を、オネイロス、アザレ、テアフレナたちは、最上階の窓から望遠鏡などで見やっていた。
誰の目にも絶望が浮かんでいた。
幾度と切っていて、一つも皮膚が斬れないのが見て取れたからだ。
キュラやファイたちできることができないとなれば、普通の人間では切ることが不可能だからだ。
アザレが望遠鏡でみながら、言葉を発した。
「まずい、苦戦しているようだ」
「なんて、巨体なの」
テアフレナも懸念しいった。
そのときだった。
アザレが妙なことを思い出した。
「(ここは、エトワル? ティアランタ、もしや、あれが)」
アザレには、何か妙案がひらめいた。
「よし、わしがティアランタ都市の長に連絡をとってみよう」
「アザレ副将軍、何か秘策があるのですか」
テアフレナが、階段の方にかけていく、アザレを呼び止めいった。
「あの巨人を倒せるやも知れん」
アザレの目には自信の色がみえていた。
そういい、アザレはアジトから出て行った。
☆☆
アザレはティアランタの市長がいる施設にきていた。
市長と数名の警護人が出迎えた。
「これは、アザレ副将軍、お久しぶりです」
「元気にしていたか、パルム市長」
アザレとパルム市長は握手をし、挨拶をした。
アザレが急いで話を切り出した。
「早急に、本題に入りたいのだが、今、ティアランタの入り口付近の家屋などが巨人により、壊されておる。ティアランタ防衛軍の超巨大弩弓を使ってもらえないか」
「あの巨大な弓矢をですか」
パルム市長は、一瞬顔を困惑させた。
アザレがすぐさまいった。
「使用は無理か、このままでは巨人に街一つ崩壊させられる」
「たしかに」
そういい、施設から見える巨人をみやった。
巨人たちはファイたちと今も戦っていた。
力の伯仲がみてとれた。
「我らの精鋭も戦っておるが、あの巨体だ、苦戦を強いられておる」
「もしや、キュラ大将軍が」
「そうじゃ、いかにも。戦ってくれておる」
「ソレイユ一の魔法騎士様でも手に負えんのじゃな」
「他に、魔剣士、魔法使いも一緒に戦っておるのじゃ。時間はない。
あれを使ってくれんか」
アザレは、懇願し頭を下げた。
アザレにもプライドがあったが、プライドなど言っている場合ではなかった。
街が一つ丸ごと壊されるか、人民をすべて殺されるかだった。
パルム市長は頭を抱えたが、その後、首を縦に振った。
「ティアランタ都市のために。わかりました。使用を防衛軍に許可しましょう」
「よかった。礼をいうぞ」
「しかし、あれは、一回使うと、チャージするのにかなりの時間を要します。命中させるには、相手をある程度は射程内で固定させる必要があります」
パルムの言葉をきくと、アザレは、笑みを浮かべ、パルムと握手をした。
そして、パルムはまた話し出した。
「ティアランタ防衛軍にも敵の殲滅任務で出撃させよう」
「頼みましたぞ」
アザレがそういうと、パルムも受け入れのジェスチャーをした。
アザレはそれをみると、何を思ったか、急いで来た道を帰り始めた。
まだ施設と、巨人との距離はかなりある。
だが、時間が進むごとに、完全に進路上の建物は全て破壊されていた。
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遅い時間でも読んでくださっている方、ありがとうございます。
貴重な時間を割いてくださってありがとうございます。
中々活躍の機会が少ない副将軍ですが、頭がよく機械の知識に長けています。
感想などなんでも気軽にかいてもらえたらうれしいです。
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読者様の声援がかくもののバイタリティです。
遅い時間帯でも早い時間帯でも読んでくださっているかたありがとうございます。
ドラゴンバスターズや異世界転生姫の方もコメディですがよろしくお願いします。
作風がこちらは大分違いますが、魔双戦記がこってりで、異世界転生姫の方があっさり、
ドラゴンバスターズはとにかく、わかりやすくかいてます。
よろしくお願いします。




