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第五百九十三話 国を後にした危険




ファイが一人で、夜中、皆が寝静まったころに一人でアジトのベランダにいた。



「ふぅ、いい眺めだ」



 ファイがぼそりといった瞬間だった。



 ベランダのドアが静かにあいた。



「どうしたのですか」



「ん、ウィード様、まだ寝ていなかったのですか」



 ウィードだった。



 やんわりと、ドアをくぐってファイの隣に来ていった。




「ファイ殿、何か気がかりなことが?」



 その言葉を聞くと、ファイは空を一瞬見上げていった。



「ああ、いろいろあるぜ、その心配より、街の眺めみてると、明かりがきれいで、夜風にあたると風流でな」



 そのときだった。



一献いっこんいくか」




「おっさん」



「水臭いですよ、私たちも夜景みるのに混ぜてください」



「エリュー、それにニミュエも。みんな起きてたのか」



「うん、そだよ、ウィード様と何はなしてるか気になって」



 ウィードに続いて、レギン、エリュー、ニミュエが入ってきた。



 近くに来たニミュエに向かってファイはいった。



「セイクさんとライト先生は?」



「もう寝てるよ、疲れてたみたい」



 中を見渡すと確かに二人寝ていた。



 他のメンツもだった。



 そして、ウィードが風を浴びながらいった。



「街の明かりや星は、確かにきれいだが、僕はみてると、モンスターの目の点描にみえる。錯覚するから、なんともいえないな」



 少し、辛辣しんらつな雰囲気だった。



 モンスターに嫌な思いをしているのは、ここにいる全員もわかっていた。



 心労を察っした。



 意図をみ取るようにファイが言った。



「俺もだ、それは思うぜ」



「わしもだ」



 レギンも言う。



 後ろにいるみんなも軽くうなずいた。



 エリューがニコリと笑いながら言葉を紡いだ。



「私は、ファイヤースパイダーと戦っていた時の事思い出します」



「きゃー、あたしの天敵のやつ。いっちばん嫌いな奴だ」



 ニミュエがいうと同時に手を抱えて身震いした。



 たしかに、毒を使い、下手したら食べられていた。



「はは、あの時は、なんかボンが食べられそうになったな」



「ボンちゃん身震いしてましたよ」



「仲間が犠牲になったっていってたな」



 ファイがトホホ顔でいう。



 その言葉にウィードが反応した。



 つらいことがあったのだろうという顔つきだった。



「はぁ、そんなことがあったのですか」



「大変だった、あのときも」



 ファイがいうと、側においてあった木を拾った。



「ベランダ広いから、焚き木でもくか」



「焚き木は?」



「中にある暖炉に使う木々とってきてあるぜ」



「用意周到だな」



 レギンがそういった瞬間だった。



「それ、フレア!」



BONN



 なんと焚き木を集めていたところにファイが炎の技をぶち込んだ。




 勢いよく一瞬で焚き木が燃えた。



 エリューの魔法より強力なくらいだった。



 エリューが近くにいたため炎が当たりそうになった。



 だが、それもファイは計算して強さを絞ったようにも思えた。



 最小限に当たらない程度に。



 エリューは空気を扇ぐ仕草を手でした。
















☆☆







こんにちは。

おつかれさまです。

昨日も一昨日も何回も見てくださっている読者様には感謝です。

毎日何回も見てくださっている読者様にはいちばん感謝です。

ほんとにありがとうございます。

ページを何回もめくってくださっている、読者様にはもっと感謝です。

ありがとうございます。

これからもファイを応援してくださいね。

読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。

感想も何でも書いていただけるとうれしいです。

次は今日の八時にアップします

またお会いしましょう。

先日、成人式がありましたが、年齢を18歳に下げるのは、少し問題があるのではないかと思います。選挙投票などの関係もあるのでしょうが、若い層を獲得するとか、そういうのではなく、もっとそれなら違う政策をするべきです。教育にしても、高校まで義務教育化するとか、大学も無償にするとか、もっとそういう有意義なことにするべきです。討論自体を疑ってしまいます。してるないように。

現に、大学にいけても、大学の奨学金などで卒業してから苦労してる人たちがいます。

そういう働き出しても何年も車のローンみたいに払うようなことがないようにしてあげるべきです。

それが、議員の人たちなら、できるはずです。消費税増税の前にそういうことがあるはずです。

軍備拡張しても国民の生活は豊かになりません。お金の使い方をもっと考えるべきです。

読者様もいろんなことをおもっていらっしゃるでしょうが、もっといいようになると願いたいですね。

またお会いしましょう。次は今日の八時です。

帰り道お気を付け下さいね。

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