表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
52/661

第百三十八話 魔界の巨人


ファイたちは、ティアランタの入り口付近まできていた。



 そこにあった建物はほぼ壊されていた。



ものすごい大きな巨人がいた。



 ファイは息をのんだ。



「なんだこいつは?」



「なんてでかさだ」



 ヒョウがそういうと、巨人はファイたちがいるのに気づき後ろを振り向いた。



「我は、魔界の巨人タイアスなり」



「魔界の巨人だと?」



 ファイが懸念し、怪訝な面持ちでいった。



 そのとき、エリューが到着して、話だした。



「古文書でみたことがあります。魔界の巨人はそのあまりの大きさと力で、大きなドラゴンを一つかみで握り殺すことができたと」



「道理で、建物を丸ごと破壊できるわけだ」



「まだ、続きがあります。魔王ダギラスが地上界イシュタルを侵攻しているとき、魔界からこのタイアスを呼び寄

せ、一日で、街一つ破壊したと言い伝えがあります」



「まるで、魔神じゃねーか」



「とすると、バルバトスはこれ以上か」



 ヒョウがぼそりという。



 魔界の巨人、古文書で伝説と言われている一日破壊を行った種族だ。



「だが、力で負けていても、スピードなら僕たちは勝てる」



 ウィードだ。ウィードとキュラが駆け付けた。



「ウィード様、キュラ様まで、ニミュエも」



「サリアさんも」



 サリアもすぐに身構えた。



 忍者特有の構えをする。



「みんなすまねーな、きてくれたんだ」



「ファイ、総力戦で行くぞ、敵の力は建物を一つ余裕で壊すことができる。攪乱して、敵の弱点を突く」



「了解だ」「わかった」



 キュラの言葉に、ファイたちは納得し弱点を探そうとした。



「しかし、あの巨人、どこに弱点なんてあるんだ?」



「巨人と言えど、ファイ、人型だ。心臓と首を切ることができれば、いけるやもしれん」



「なるほどな。巨人族ていうだけで、人ってことだな」



「よし、そうとなったら、反撃だ」



 ヒョウが剣を裏返した。段平が光る。



「何をごちゃごちゃ言っておる、くらぇ」



 魔界の巨人タイアスはパンチをファイたちに繰り出した。



 凄い破裂音と、地響きがした。



「わあぁ」「よっと」



 ファイとヒョウはうまくそれをかわした。



 そのパンチだけが放たれたところをみると、凄まじい割れ方だった。



「まじか、地面が地震のひび割れみたいになったぞ」



「あの一撃をくらうと、ひとたまりもないな」



 そのときだった。



「ギャアァ」



「なんだ? 奥にまだ何かいるぞ」



 ヒョウがいう。



 爬虫類のような舌をすする音がした。



 ハッとみな気が付いた。



「あれはリザードマンだ、気を付けて、弓矢と刀を持っている」



 ウィードとサリアが敵を引き付けた。



「ここは私たちに任せて、ウィード様とどうにかします」



 ファイにそういうとリザードマンを引き付けようと駆けた。



 ウィードも敵との間合いを詰めていく。



「すまない、サリアさん、ウィード様も」



 次の瞬間、後ろにいたニミュエが、何を思ったか、商店の外にあった樽の水に針を突き刺した。



 これはもしや?



「私も手伝う。水仙針! 水のゴーレムよ、出でて」



 あのヘルムンガンドを苦しめた、水の巨人だ。



 タイアスよりは体が小さいが、ファイたちの心強い味方になった。



力は強いはずだ。



 ゴーレムが吠えた。



「ぐあぁぉぉおぉおぉ」



「ニミュエか、あの時の水のゴーレムだな」



「よぉし、ちょっとこっちに分がでてきたか」



 ヒョウに笑みが一瞬浮かんだ。



 しかし、敵は一日で街を破壊しつくした伝説として語り継がれた種族だ。



 タイアスはそれに気づいた。



「なに、ゴーレムか、猪口才な」



「破壊してくれるわぁ」



「ゴーレムいけぇ」



「ぐあがぁぁあぁぁツ」



 ゴーレム二体とタイアスがぶつかった。



 うまい具合にゴーレムがタイアスの右腕と左腕をつかんで攻撃の手を封じた。



 この瞬間をキュラは見逃さなかった。



「よし、動きを封じた、今だ」



「死ねぇ」



 キュラは電光石火の勢いで、タイアスの首を魔法剣で断ち切った。



 しかし、血しぶきが飛ばない。



「何、斬ったはず?」



 キュラに動揺が巻き起こった。



 ファイが怪訝な面持ちで、考察し言った。



「おかしい、キュラ様の一撃は、確実に奴の首を切ったはずなのに、何ともないなんて」



「魔界の巨人というだけあって、皮膚の強さが違うんだ。やつの皮膚は恐らく鋼鉄以上だ」



「くそ、剣で切っても効かないってわけか」



 ファイがそういった矢先だった。



「いけない、ゴーレムが」



「ぐがぁぁ」



 タイアスのパンチを受けて、一体が粉砕され粉々になった。



「やはり力の強さが桁違いだ」



「破壊してくれるわぁ、くらぇ」



「があぁあ」



 一瞬にして、タイアスのパンチだけで、ゴーレムは二体とも亡骸にされてしまった。



 ファイたちは横手に分かれて、好機を伺っていた。



 とんでもない力のタイアスをどう仕留めるか、ファイたちには町に被害が及ぶのを最小限に食い止めなければならない。時間が残されてなかった。






























☆☆

遅い時間でも読んでくださっている方、貴重な時間を割いてくださってありがとうございます。

キャラや物語を気に入ってもらえたら、お気に入りお願いします。

応援よろしくお願いします。

おつかれさまです。

早い時間帯でも読んでくださっている方ありがとうございます。

今日また更新します。

ドラゴンバスターズもよろしくです。こちらはコメディです。

疑似体験ファンタジーです。

らぶこめぽいのがいいなら、異界転生姫の方を。

ついに巨人との死闘。

読者様も肺炎などには気を付けて下さいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ