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第五百七十三話 イカさま士? 届いた歓喜の飯



あれから、ファイたちはずっと属性トランプをしていた。



 メンバーにキュラも加わっていた。



 何回かしていたのだが。



 疑問と疑念が沸いていた。



 キュラが声音をあげた。



「ふぅ、強いな、ニミュエは賭け事に関しては」



「えっへん、キュラ様とみんなにまた勝ったよー」



「お前、イカさましてんじゃねーか?」



「そんなことないよぉ、してないよぉ」



「だってさ、おまえ、毎回、ロイヤルストレートフラッシュだぞ、おかしくねーか」



「たしかに、一理ありそうだな」



「もう、キュラ様までジト目で。あたしは清廉潔白だもん」



 ニミュエが困った顔つきでいったときだった。



 階段を上がる足音がきこえた。



 そして、気配をファイたちは感じていた。



「ソレイユ御一行さま、ご飯をお持ちしました」



「ドアの音」



 ダリアリアの店員がご飯を運んできてくれたのだ。



 みなの顔がほころんだ。



「お、俺たちの期待の代物が届いたんじゃねーか」



「めしドン」「rrr」「ケーキだよぉ」「やっとか」



「レー将軍のものはすまない、頼んでない」



 キュラが腕組をしながら困った表情でいった。



 レー将軍は赤い目を嫌そうに点滅させた。



「rrrr!」



「そう怒るな。あればなんとかしてやる、しかしだ、鉄くずなどない。ダリアリアの品目にはないぞ」



「ボンよ、石の魔竜の時に使っていた、手製爆弾の抜け殻や鉄くずは残っていないか?」



 キュラが胸の前でポンと手を叩きながらいった。



 ボンは一瞬首を傾げた。



 しかし、すぐに思い立ち言い始めた。



「そうどんね、今見てみるどんよ」



「うーん、これでもないどん、あれでもないどん」



「あったぁどん」



 四次元アイテム箱の中に手を突っ込み、何かを探し出した。



 なにやら、筒状に見えるが。



「じゃーん、作りかけ爆弾の筒どん」




 ボンは高らかと引っ張り出して見せびらかせた。



 レイティスはあきれて顔を手で隠した。



「おい、じゃーんてほどでもねーだろ」



 ファイがジト目でいった。



 エリューが助け舟をだした。



「それがぼんちゃんのいいとこですよ」



「褒めてもご飯もでないどんよ」



「よく、とってあったな、思慮深くてよい」



「そうどんよ、なはは」




「テアフレナ様、こいつ褒めたら調子に乗る」



「よいではないか、無礼講だ、今は休息の時だ。明日明朝に出る。みな、準備しておけ」



 キュラが最後はまとめあげた。



 そして、キュラはみなに忠告をした。



「もし、外に出るならば、テアフレナか私にいってからにしてくれ。我らは姫様の便宜上はフリーランスの独立部隊だからな」



「了解いたしました」「了解だ」「わかったどん」「rrr」



 レイティスたちが返事をした。



 ファイもこくりとうなずいていた。



 そして、今度はファイが身を乗り出していった。



「よおし、みんな、たくさん出てきたぞ、食べ比べだ」



「わしもお前には負けんぞ」



「俺だってだ」



「我もがんばってみる」「私も」



 レイティス、レギン、セイク、ライト先生が名乗りをあげた。



 遠目でみていたが、ヒョウも食べ比べをする気だった。



 エリューだけが冷静だった。



「なんか、皆さん、食べ物で妙に競ってません?」



 みなに問うたが聞く耳持たずという感じだった。



 しばしの間、楽しい憩いが続いた。


















☆☆





こんばんは。

おつかれさまです。

昨日も一昨日も何回も見てくださっている読者様にはいちばん感謝です。

ほんとにありがとうございます。

これからもファイを応援してくださいね。

どうなっていくのでしょう。

また更新します。

ニミュエ賭け事は強いですね、こういう事例を現代でできれば、大そうな勝負師でしょうね。勝ちまくりという。ラスベガスぜひともつれていきたいですね、いれば。

またお会いしましょう。

読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。

感想も何でも書いていただけるとうれしいです。

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