第五百五十八話 超風力! 再起、エレメンタルチェンジ!!
ヒュドラの一体が口から炎をファイたちにはいてきた。
BUOOO
ファイたちは上手く木々に隠れたりして、凌いだ。
ヒョウが木々の後ろを移動しながらいった。
「ク、ヒュドラ」
そのときだった。
「やぁああ、ファイヤーウェーブ」
「エリュー」
エリューが複数の炎系攻撃魔法を放った。
それは見事にヒュドラ三体に炸裂した。
一瞬たじろいて、ヒュドラは苦しんだ。
しかし、全く苦しんでなく効果が出ないものもいた。
それをヒョウは見抜いていた。
「みなさん、ヒュドラはわたしに任せて」
エリューが啖呵を切っていった。
ヒョウがその時言い出した。
「みろ、あのヒュドラだけ効いてないぞ」
「きっと、エレメンタルチェンジの属性防御だ」
「他の二体には効いてる」
ライト先生が近づいてきていった。
ファイが唐突なことをいった。
「前にいたラハブと似てる」
「ラハブ?」
セイクが聞き返した。
それに応えるようにファイが話し出した。
「海中都市にいた魔族だ」
「苦い思いをしましたね、あのときは」
「最終的には天使アスタルテのおかげで助かったけどよ」
「その話、興味がある聞きたいな」
レイティスが興味津々だった。
しかし、大苦戦をしたのは事実。
みな、思い出したくないのかポケっと話を躱していた。
表情にはにこりがなかった。
ヒョウが思い出しながら急いでいった。
「余談はそれくらいにしとけ、くるぞ」
「おうや、坊主、ぶった切ってやろうぜ」
「おう」
レギンとファイが横手に走りながら吠えた。
ニュイスは後ろに高く飛んで旋回しながらいった。
「ほう、エレメンタルチェンジの属性防御を見破ったか」
「いけ、ヘルコカトリス、やつらをくし刺しにしてやれ」
GUOOONNN
ヘルコカトリスが少し浮いた状態で羽を広げた。
その羽の大きいこと、物凄い大きさだった。
まずい、誰の目にもそれが浮かんだ。
そう、圧力が凄まじいのに気づいたのだ。
「羽が開いた」
「なんて大きな羽だ」
「まずい、飛ばされるぞ」
気づいたときにはもう遅かった。
凄まじい勢いでヘルコカトリスは羽を扇いでいく。
凄まじい風力が生まれた。
嵐よりもはるかに凄まじい風力だった。
とても立っていられなかった。
「きゃぁあぁ」
「なんて、風だ」
「ひいいどん」「きゃぁ」
後ろにいたボンとニミュエも飛ばされそうになる。
ファイが急いでニミュエを捕まえて懐に入れた。
ボンはファイの足につかまっている。
耐え忍んでいるのは木につかまっている怪力のレギンだけだった。
セイクもヒョウもなんとか木の後ろにつかまり凌いでいた。
しかし、ファイたちは場所が悪かった。
羽の風力がまともに当たる場所だった。
「みんな、木につかまるんだ」
ファイが言った瞬間だった。
「風なら」
「ウインドウォール」
エリューが咄嗟に魔法を唱えた。
風系レベル一にあたる防御魔法だった。
エリューは防御魔法のバリアに包まれ空間がその中にでき、旋回し、飛ばされそうなファイたちを入れ込もうとした。
ニュイスが不敵な笑みを見せ笑った。
「ほう、風系、防御魔法か。できるな」
「うわぁ、木が折れた」「くそ」「きゃ」
「ファイさんたち、今行きます、中に入って」
「へ、エリュー助かったぜ、すまない」
「すまないな」「助かりました、ありがとうね」
ファイ、ライト先生、レイティスがいった。
エリューは魔法を発生させながら、注視しいった。
「これからですよ、あの風と、厄介な属性防御の敵がいます」
「へ、同時に相手にしなきゃなんねーのか」
「上等だ、みんな蹴散らしてやろうぜ」
ファイの言葉で士気が高まった。
今までとは違うタイプの難敵だった。
☆☆
こんにちは。
読者様も三連休満喫してるでしょうか。
昨日も一昨日も何回も見てくださっている読者さまには感謝です。
毎日見てくださっている読者様にはいちばん感謝です。
ほんとにありがとうございます。
これからもファイを応援してくださいね。
感想も何でも書いていただけるとうれしいです。
読み物としてがんばっていくのでよければブックマークなどしていただけるとうれしいです。
ファイたちもよく戦い方対処して考えて、動いてくれてありがたいです。
ラハブ戦、バックナンバーで戦いがあるので、興味があればみてみてくださいね。
ミサイルが飛んできてますが、物語の中のような攻撃ですが、飛んできてもですよ、
アラートが出ても、十分くらいでこっちまで到達するのにどこに逃げればいいという話ですよ。
地下があるところならいいですが、おうちに地下があるはずありません。
ほんとに、現家庭にないでしょうが、某なんとかクエストみたいに井戸の中入らないといけないですよ。(笑)
撃たれたら、迎撃するのもできなさそうです。
飛んで来たら覚悟しないといけなさそうです。
また更新します。
よき三連休を読者様もお過ごしくださいね。




