第二百四十二話 瞬速フレアブレイク!
レギンがヘルタイガーにパンチをぶちこみ、襲い掛かってきたもう一体のヘルタイガーを地面に持ち上げて放り投げた。
「ふんぬぅ、おらぁ」
「GUONNN」
ヘルタイガーは咆哮をあげる。
レギンに、次から次に襲い掛かってきた。
ヘルタイガーも力が強かったが、レギンの方が力でも上だった。
ヘルタイガーにうまく、攻撃をぶち込み、襲い掛かってきたものたちを投げ飛ばしていく。
レギンの体力が消耗してきた。
息が荒くなっている。
「くそ、わしがたくさんいるみたいだ、こいつめ」
そのときだった。
ファイが近くに来て話しかけた。
セイクもいる。
「おっさん、手こずってんな」
「坊主お前もな」
二人とも疲れてきていた。
嘆息を突いた時、セイクがいった。
「数が多い、怪我負えば、治るのが遅い、不利になるやもしれん」
「たしかにな、なんとかしねーと」
ファイがそういった時だった。
すぐさまファイは剣を構え動いた。
「速攻あるのみだ、いくぞ、大蛇!」
「瞬速フレアブレイク斬り」
DWOOONNNNN!
「あいつ、フレアブレイクの爆発を抑えて、瞬時に何撃も繰り出した、やるな」
セイクは驚嘆した。
ファイは通常のフレアブレイクの爆発を抑え、スピード重視で、何体にも攻撃できるようにしたのだった。
戦闘センスは大したものだ。
通常なら一撃繰り出すので精いっぱいだが、今回は幾重にもそれを繰り出した。
血しぶきがとんだ。
「はぁ、はぁ、どうだ、三体やったぜ」
「GUOONNN」
ヨルムンコンダが咆哮をあげ、踵を返した。
尻尾の跡が地面についていく。
この模様にヘルタイガーは動揺した。
そして、セイクがいった。
「蛇が退散していく」
「へへ、ちっとましになったか」
ファイが言った時だった。
☆☆
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これからもファイを応援してあげてくださいね。
次は15時にアップします。
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またおあいしましょう。




