第百八十八話 一瞬の波動
「ファイヤーウェーブ!」
キュラが至近距離で、炎系レベル3にあたる魔法を何発も唱えた。
炎が波のようになり何発もミロクに向かって放たれた。
炎が尾をひいている。
「魔法、まだ魔法使いがいたのか」
ミロクが目を見開いた。
「こんなもの、弾いてくれるわぁ」
ミロクはそれをどうにか、次々と鎌で弾き飛ばし、躱していく。
「私が時間を稼いでいる今だ」
キュラはファイにはっぱをかけた。
その場にいる者に対しても。
ファイが意味をくみ取って動いた。
「足場がないなら、魔神の体を使わせてもらう」
「たりゃぁ」
魔神の長い脚を視点にして、再度、切り替えして、バロクに向かった。
「なに、戻ってきた、まずい、バロクよけろ」
「遅い」
一瞬だった!
「フレアブレイク」
「ぐはぁ」
DWOOONNNN!
バロクに大技がクリーンヒットし、大爆発を起こした。
爆発が収まりだした。
そこには変わり果てた無残な姿があった。
「ぐそ、しまった、肩をやられた」
「なんてやつだ、フレアブレイクをまともに食らって凌いだ」
「竜だ、竜の装甲が入ってるんだ」
ファイとヒョウが嘆息をついた時だった。
ミロクの大声が走った。
「みなのもの、散れぇ」
ミロクたち三人は一瞬にして羽で旋回した。
キュラが一瞬空を見上げた。
そこにはとんでもないものが飛来してきていた。
ほんの一瞬だった。
「しまった、魔神の砲撃だ」
BDWOONNNNNN!
「やられる」
砲撃が、面子を呑み込んでいく。
砲撃は地面にぶつかりすさまじいくらい炸裂した。
地響きがするほどだった。
爆発が収まり始めた。
ファイたちみなも同じように移動魔法の中で態勢を崩していた。
あの至近距離であたることなく、生きていたのだ。
「ふぅ、間一髪だ、エリューありがとな、ちゃんとみてたんだな」
「当然ですよ、第二波は来ると思ってましたから」
「私もだ」
テアフレナとエリューがにこりと笑っていった。
ファイはグッドラックのポーズをして返した。
エリューがしゃべりだした。
「もう、あと少しで腹部のところまできそうです」
「その前にワイバーンとこいつらをどうにかしないと」
「それにしてもあの魔神の一撃、なんて破壊力だ、地面に大きな穴が開いた」
「あれをくらったら、一溜まりもないぞ」
一進一退だった。
ミロクたちが中距離に現れた。
☆☆
おつかれさまです。忙しいのに読んでいただいてありがとうございます。
これからもファイたちを応援よろしくお願いします。
どうなっていくのでしょうほんとに。
まだ、フォライーも実質死んではいないしと。
寄生ですねほぼ。
また六時にアップします。
なるべく守りますが、都合により一時間遅れる可能性もあります。
読み物としてがんばっていくのでこれからもよろしくお願いします。
またお会いしましょう。
何回もみてくれている読者様、貴重な時間をさいていただいてほんとにありがとうございます。
みるのも疲れると思いますし、ページをめくるのも、疲れているときはしんだく感じたりもするでしょうし、それなのにみていただいてありがとうございます。
pvで熱意感じています。これからもファイを応援してあげてくださいね。
作者はとてもうれしいです。物語をかくバイタリティになっております。
読者様がいて、なりたっているような物語です。
女性人気はヒョウか、ウィードかなと思いますが。某ゲームで同じようなのがでてますけどね。
男性人気はエリューか、キュラ、テアフレナかなと作者は推測しております。それか姫様かですね。




