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E─6─2
六夢は頑張って手を伸ばしてお目当ての本を取ろうとしていると、左隣に誰かが立ったことに気が付き、手を伸ばしたまま視線を左に向けた。
「俺が代わりに取ろうか?」
そこには優しく微笑む十刃の姿があった。
「あ…はい…じゃあ、よろしく…お願いします。」
六夢は多少戸惑いながらも、十刃の優しさに甘え、脚立から下りた。そして代わりに十刃が脚立に乗り、六夢が取ろうとしていた本を取ると、六夢に手渡した。
「あ、ありがとうございます。」
六夢は受け取った本をギュッと胸の前で持つと、脚立から下りる十刃に一礼した。
「いやいや、お役に立てて嬉しいよ。」
十刃が優しく微笑むと、六夢は照れて頬を染めた。
「で、では…私はこれで…」
六夢はもう一度十刃に一礼すると、図書館の奥へと行ってしまった。
十刃は人の役に立ったということで、機嫌良く図書館を後にした。
【舞葉六夢:『好感度1UP』】
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