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幻想怪物討伐組織  作者: 眼鏡 純
ゲームブック小説のルール説明&プロローグ
2/176

B─1

 あなたは『はい』の文字に触れた。

「ありがとうございます。それでは!存分に『幻想怪物討伐組織』をお楽しみ下さいませ!」

好瑠代が綺麗なお辞儀をした後、あなたの背後から暖かな光が差し始め、その光の中に一人青年が立っていた。あなたは青年の方を振り返るが、逆光のせいで青年の輪郭しか確認出来ない。

「あら?この小説の主人公のあなた様が何故このような場所に?」

好瑠代が光の中にいる青年に話しかける。

「今回の読者(プレイヤー)を見に来たのさ。」

青年が楽しそうな声で答える。

「もう…案内頁(ガイドページ)の世界には本編登場キャラクターは来てはいけないルールになっている筈ですよ。」

好瑠代は呆れ顔で溜め息をつく。

「悪い悪い。どんな人が読書(プレイ)してくれるのか気になったら、居ても立ってもいられなくなってな。今回だけ特別に許してくれよ。」

青年は両手を合わせ、許してくれと頼む。

「はぁ…今回だけですよ。」

好瑠代が特別許可を下すと、青年は嬉しそうにサンキューと礼を言った後、あなたに視線を向けた。

「よし!君が今回の読者(プレイヤー)だな?良い人っぽくて良かったよ!」

青年があなたに手を伸ばすのと比例し、光が徐々に強くなる。


「さぁ!─── 読書開始(ゲームスタート)だ!」


あなたが青年の手をとると、光は急激に強くなり、青年とあなたを包み込んだ。



〔Cへ〕

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