表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
97/175

第96話 装備と現実

「お姉ちゃん、新しい装備が増えたね!着てみたら?」

「え…」

また、新しい装備らしい。しかも効果見るとなかなかに強い。

そういえばその素材ってどういう意味なんだろう。

「そざいってなんであるの?」

「お姉ちゃん、周回すれば装備作れる。違う装備。」

周回…おそらく繰り返しボスを倒すことなんだろう。ソーシャルゲームとかでよくある。ううぇー…面倒くさそうだなあ…




☆☆☆




僕は試しに装備してみることにした。

アバター詳細画面を開き『装備しますか?』という文字に承諾を押す。

白百合の服はアイテムボックスに仕舞われ新たにアルパイン装備に変わった。

「お姉ちゃん可愛い。」

桜が頭をなでなでしてくる。もうなでなでには慣れた。

そんな桜を僕は引き剥がそうとするが離れてくれない。

「お姉ちゃん。どうしたの?」

「さくら、そうびのかくにんができない。」

「あ、そっか、ごめんね。」

桜に伝えると桜は名残惜しそうにしながらもすぐに離れてくれた。

改めて自分の着ている装備を確認してみる。

ケモ耳は横にたれていて頭の上に白くてふわふわした帽子と大きなリボンが乗っていた。

綺麗な空色をした前髪はリボンで結ばれている。

後ろの水色の髪はそのままだった。

服は端の方は青を基調としていて全体は白で真ん中はボタンで止める服だった、あとは僕のサイズにあってないのか僕の手は袖の中にあった。

ズボンも同じような感じで白と端の方が青だった。尻尾は穴が空いているところから出ていた。

靴は縞々で長い靴下と青いリボンが上に飾られていて白い靴だった。

たしかに可愛いかもしれないけども僕に着せる装備ではないと思う。

「お姉ちゃん、似合ってるよ。」

旗は傘と変わらず物理が使えない僕でも持ち上げることが出来た。

振り回してみる。袖越しでもそのままくるくるくるくると回すことが出来た。

「お姉ちゃん、涼しい。」

旗がばさばさと風に靡いている。

しばらく回すと腕が痛くなったので回すのをやめた。

桜からは「えー、なんでー」という

不満の声が聞こえた気がするが聞かなかったことにしよう。

「で、このあとこうりゃくしたけどどうするの?」




☆☆☆




「お姉ちゃん、飛び降りるよ!」

なにいってるんだこいつ、そう思った僕は悪くないと思う。

今僕達は塔の最上階にいて下を見てみるがとても飛び降りれなさそうだった。

「お姉ちゃん、飛び降りたらログアウトしてね。」

どういう意味なんだろう。桜は僕に何をやらせたいんだろう。

桜は柵を越えるとそのまま塔の下に落ちていった。

あっちは確か入口の方だ。

ここでログアウトしても意味が無いというならなにか仕様でもあるのだろう。

僕も桜に続き飛び降りる。髪や装備が強風に靡く。

僕はそのまま押しにくいけれどメニューを開いてログアウトを押し目を瞑った。


再び目を開けると桜の部屋の中だった。

「おかえり、お姉ちゃん。」

「おかえりなのじゃ」

卯月ちゃんもその場に残っているようだった。

「じかんがたってない?」

時間が経ってないように感じる。

「何言ってるの?お姉ちゃん、今昼だよ?」

端末をつけて時計を見てみる、午後2時前だった。

あれ?思ったよりも時間たってなかった。けどもちゃんと時間はたっているようだった。

「卯月ちゃんは私たちがいない間、何してたの?」

桜が卯月に問いかける。

「あっちの世界にいってたのじゃ。」

どうやら1回帰ったらしい。あっちの世界とはおそらく妖怪の世界だろう。

「おかえりなさい。」

「ただいまなのじゃ。」

卯月は改めて挨拶した。

「そっか、卯月ちゃん、お姉ちゃん、とりあえず昼食食べるよ。」

そう言うと桜は床に左手を当ててコンコンと叩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ