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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
94/175

第93話 真似と戦闘

キングペンギン Lv.60 と表記がされていた。




☆☆☆




「きゅいきゅい」

キングペンギンは鳴いた。

足元から小さなペンギンがたくさんスポーンした。

「お姉ちゃん、どうする?」

「きゅいきゅい」

私もペンギンの真似してなるべく似せて鳴いてみた。

しかし、なにもスポーンしなかった。

「お姉ちゃん、今の撮ったからね。」

撮った!?何するんだろう。せめて人に見せるのだけはやめて欲しい。


ペンギンは嘴を開けると1階にいたペンギンの様に

青く輝く球体を形成していく。

水の中のはずなのに周りに風が吹き荒れる。

「既視感ある。」

「…。」

強風が吹き荒れるせいで髪が荒れて痛い。

「お姉ちゃん、逃げるよ!」

桜は強風をいとも介さず僕を抱き上げると端に寄った。

端にたどり着く直前に真ん中…

キングペンギンのいた位置に綺麗な氷の華が咲いた。

キングペンギンは変わらず「きゅいきゅい」と鳴いている

下のペンギンたちも「きゅいきゅい」と鳴いている。

上からは雪のような白い粉と氷塊が降ってくる。

「やっぱり冷凍ビーム…」

僕は装備している傘を開いた。内側も外側も真っ白な傘だった。

氷塊は僕の傘に当たる。それでも振動は来るが

傘は頑丈に作られているのか全く壊れなかった。

「お姉ちゃんのそれって防御にもなるんだ。」

「ただひらいただけ。」

桜の方を見ると薄い膜の結界で防いでいた。

会話してる間にも2回、3回と落ちてくる。

結構腕が痺れた。僕は桜の結界の中に入った。


氷塊の雨は止んだようだった。

次は何をしてくるかわからない、油断しないようにしなければ。




☆☆☆




小さなペンギンが鳴いた

「きゅいきゅいーきゅいー」

小さなペンギンが泣いたペンギンのところに集まっていく。

集団で嘴を開くと再び青い球体を形成し始めた。

「!?」

嘴をこっちに向けてくる。どうやら冷凍ビームをこっちに打ってくるらしい

「お姉ちゃん、そこにいて。」

僕は桜の結界作ったの中にいる。ここにいると安全。

「きゅいーい」

小さなペンギンが再び鳴いた。

16方向に同時に細長く水色に輝く光線が発射された。

桜と僕の方にも飛んできた。

桜は剣を構えると光線に接触させた。桜の剣は凍り付いていく。

「このまま叩けば倒れてくれるかな?」

悪い笑顔だ。桜がバイオレンスで思考が怖い。笑顔も怖い。黒いように見える。

「お姉ちゃん、ちょっとまっててね。」

桜はそういうとペンギンの方に飛び出し凍った剣をそのまま一閃した。

地面が抉れ周囲には衝撃波が発生した。

小さなペンギンは吹き飛んでいく。僕のところにも1匹飛んできた。

僕は衝撃を受け止めてキャッチする。

大体20cmくらいか、ふかふかしたぬいぐるみのような手触りが特徴で

「きゅいきゅい」って鳴いている。可愛い。

僕はその小さなペンギンを抱き上げると桜の方を見ていた。


そういえばこのペンギン…光線放ってたペンギンのうちの1体だった…危ないのかな…

そう考えながらも桜の戦闘を見ている。

小さなペンギンは翼をはためかせながらもきゅいきゅいないている。

翼が当たる腕がちょっと痛い。

桜は中心で動かない大きなペンギンに斬りかかった。

斬りかかったはいいがペンギンが大きすぎて桜は毛並みの中に埋まってしまった。


「さくら…?」

『お姉ちゃん、動けなくなっちゃった。抜け出すまで攻撃避けきって』

攻撃避けきってって、桜に無茶振りを振られた。

ペンギンは僕の方を向く、小さなペンギンも大きなキングペンギンの方を向く。

しばらく僕は動けなかった。相手のペンギンも動かなかった。

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