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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
93/175

第92話 謎解と転移

僕と桜は地道に色を見分けながらルーピックキューブを組み立てることにした。

まずは色を見分ける作業から始まった。




☆☆☆




色は、紺、青、水、藍、海、白の六色だった。

紺色は青よりも少し濃い色だ。

青は青色、下を流れている水の色そのままだ。

水色は薄く青色というよりも

白っぽく氷の色のような印象が近い、僕の今の髪の色だ。

藍は紺色よりももっと黒っぽい青色だ。

海は紺色に近い。僕の獣耳の色だ。

このステージは海の島だから青で攻めてるのかな。

対面もその色なのが不思議だが。

とりあえず組み立ててみる。


するとこうなった。


   水水水

   水水水

   水水水

紺紺紺白白白海海海藍藍藍

紺紺紺白白白海海海藍藍藍

紺紺紺白白白海海海藍藍藍

   青青青

   青青青

   青青青


ルービックキューブだった、中は青紫色である。

深海のような色をしている。

あとは真ん中が存在しなかった。

僕は完成したルーピックキューブを手に持ってみる。

僕の手よりも大きくそれなりに重かった。

しばらく待っていると突然光りだし水が溢れてきた。


「お姉ちゃん、大丈夫だよ。」

桜が突然そんなことを言い始めた。訳が分からなかった。

「落ち着いて下を見て。」

僕は桜の指示通り下を見ると水の中に膝まで体が沈んでいた。

「なにこれ。」

「多分水流して下にゲート作って特殊フィールドの転移。」

桜は経験したことがあるのか至って冷静に答える。

それにしてもやっぱりボス戦か。

何が現れるんだろうか、いよいよあの触覚の謎が

解ける手掛かりが見付かるのかな。




☆☆☆




しばらく水に沈んでいると冷たい感覚を手が襲った。

なんせ水の中にいるんだ触覚は消えてない。

水の中は冷たい。

氷水程ではないけれどシャワーで冷水を出した程度の冷たさだ。

「お姉ちゃん、大丈夫?」

桜が心配してくれている。

「すこしびっくりした、けどだいじょうぶ。」

僕は桜の問いかけに答える。

「この仕様、もうちょっとぬるくしてほしいなあっていつも思う。」

やっぱり桜も冷たいのは嫌だと思っているらしい。

そうこう話している間に僕は完全に沈んでしまった。

沈む瞬間僕は目を閉じていた。


しばらくすると地面に着地した感覚が足に響いた。

目を開けて見てみると

岩でできたドームの中にいた。

桜は来ていない。敵もいない。魔方陣はあるけれども。

しばらく座って周りを見回している。

珊瑚礁や魚などが泳いでいて南国の海みたいな場所だった。

こういう綺麗な島もあるのかな。

あるんだったら何時か僕も行ってみたいな。

そう思いながら…待って5分くらいだろうか…

桜が落ちてきた。

「あ、お姉ちゃん、ね、大丈夫だったでしょ?」

僕の頭を撫でながらというよりはケモ耳を撫でてる気がするが

そうしながら桜は僕に問いかけた。

「きれいだね。」

「お姉ちゃん、こういう島はこの世界にあるよ。」

やっぱりあるんだ。桜はいったことがあるようだった


僕は桜と魔法陣に入ってみる。

魔方陣に入った途端周りがガラスのような氷に覆われていった。

「…。」

「これでも綺麗だよね。」

たしかに綺麗だけど生き標本にされるのは残酷だと思う。

魔方陣は光り輝いている。何かが出てくる。


白い羽先。

大きくて泳ぐために特化した手羽先

鮮やかな青色の羽毛。

そして黄色い嘴。

獲物を狙うかのような鳥科特有の目

そしてぺたぺたと音のなる黄色くて鋭い爪を持った足。


魔方陣から現れたのは王冠のような

格好いい触覚を持った桜くらいの大きさのペンギンだった。


キングペンギン Lv.60 と表記がされていた。

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