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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
88/175

第87話 模倣と瞬殺

何より不思議だったのは何故か上から吊り下げられていた事だった。

つまり今までとは違う敵が現れるのかもしれない。




☆☆☆




しばらく待ってみるが一向に敵は現れない。

下からガガガガガッという音がする。

しばらくすると周りが水で囲まれているフィールドらしき場所に移動出せられた

「特殊フィールドだね。」

「え?え?」

僕は混乱している。桜は納得しているようだけれども。

「お姉ちゃん、特殊なフィールドだよ。バトル確定だよ。」

「ばとる?」

「うん。戦闘。ボス戦だよ!といっても多分中ボスなんじゃないかな。」

中ボスってなあに?、僕のその質問を返そうとした時

地面からなにか出てきた。何かというよりは生物が出てきた。

氷に覆われていて鋭い爪を持った人型の敵だった。

フィールドも氷属性あるのか寒く感じる。

「あれが敵だね。」

名前を見てみる。アイスクロードLv.50と表記された。

さっきの猫と比べるとレベルが低い。

「お姉ちゃん、どうする?戦う?」

「たたかうしかないでしょ?」

「うん。転移された時点で目の前の中ボス倒さないと出られないよ。」

あ、倒したら出れるんだ。んじゃ遠慮なくやってしまおうかな。

「さくら、」

「なあに?」

「けっかいはっておいて」

「え?」

僕は早めに桜に注意を促す。

「えー…うん…」

桜は最初は吃驚したけど納得すると頷き指パッチンした。

桜の周りに薄緑色の球体型の結界がはられる。

僕はあの氷の爪をコピーできないか目をつぶって想像する。

硬く。凍っていて。鋭く。曲線で。割れにくいようなものを。

両手に何やら冷たいような感覚がした。

目を開けて両手を見てみると

目の前にいる敵の手そっくりな鋭い3本の氷の爪がついていた。

想像で僕は力をあげるように…筋肉的な意味じゃなくて

ステータス的な意味で想像する。

しばらくするとなんか体が軽くなったような気がする。

僕は試しに1回地面を叩いてみた。


蜘蛛巣状にヒビが入った。何が起こったのかわからない。

地面はだんだんと散り散りになっていく。

地面から凍った水がヒビに侵食してつららみたいになっている。

地面がばらばらになっていく。

僕はフィールドごと壊してしまったのかな。

僕の手を見てみる。

むしろ変わったところはなく

とても攻撃できるのか疑う氷の爪が生えた人より小さな真っ白い手だった

少しだけ冷たい。氷を触っているような感触がする。

それはそうと敵ごと海に突き落としたヒビは桜も海に落ちたっぽい。

僕だけ残ってるのもなんかあれなので僕も海に落ちた。




☆☆☆




1回死んだのかそれとも敵を倒して戻ったのか目を開けると転移する前の部屋だった。

周りを見る。宝箱らしい物の前に立っている桜と目が合った。

「あ、お姉ちゃん、特殊フィールドだからってあれはないと思うよ。」

再開早々桜に行動を否定された。

あれ?「ふぃーるどわったこと?」

僕はすぐに思い浮かんだことを言葉にする。

「うん。お姉ちゃん何やったの?普通割れないんだよ?」

フィールドは結構頑丈に作られているらしい。

「ぶつりこうげきえんちゃ?してただちからまかせにじめんたたいた。」

幼女の体だからそう簡単に壊れないと思っていたのがアレを起こしたらしい。

「でもフィールド壊されても生き残る敵はいるし…」

桜は考えるように呟いている。

フィールド壊されても生き残る敵?飛行系か最強分類の敵かな?

そんなものいたら僕でも手に負えないのだけれども。

そんなことを考える。僕は手を見てみる。

地面を叩き割った氷の爪は跡形もなく消えてなくなっていた。

僕の力は身を滅ぼすことにならなければいいなと思いながら桜の元にゆっくりと歩いていった。

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