第66話 集落
「とりあえずにしにいこう。」
しばらく入口にシフォンちゃんをたたせていると表記が変わった。
☆☆☆
表記が変わった。《村に行こう。》
村ってどこだよ。
右上にマップがある。これって拡大できるのかな。
とりあえずオプションを開いてみた。
《地図を開く》とリストにあった。僕はそこを押してみた。
すると画面全体に地図が現れた。
大体は黒い靄が渦巻いていて見えないけれど
村と今いる遺跡だけは見える。
靄がかかってる場所は進ませないといけないような場所だろう。
「お姉ちゃん、この村かな?」
「たぶん。」
村の名前はシムネル村というらしい。
僕はシフォンを村の中に入れた。
誰もいなかった。村もあちらこちら壊れているように見えた。
再び表記が変わった。
《地図の目印の場所に行こう。》
目印?地図を開く。3軒くらい後の方に目印があった。
「なるほどね、こうするんだね。」
「目的を提示してくれるのはいいね。」
シフォンを地図の目印の場所まで動かした。
すると出てきたのは
NPCらしき機械の生命体だった。
"シフォン様、ですね。無事で何よりです。"
機械の生命体は喋った。
"私は旅をするの、着いて来る?"
"いいえ、私はこの村にいさせてもらいます。"
"そう、残念ね。"
"私の代わりにこれを持っていってください。"
シフォンは何やら先の尖った筆っぽい武器を渡された。
シフォンはマジックテクスチャを手に入れた。
"ありがとう。またね。クラフティ"
"また生きていたら会いましょう。シフォン。"
「まじっくてくすちゃ」
「マジックテクスチャってなにそれ。」
僕は吃驚した、桜も吃驚した。
☆☆☆
《マジックテクスチャを使ってみよう。マジックテクスチャを装備してね。》
これは1個の武器として扱われるようだ。
僕は▽ボタンでアバター欄を開くとマジックテクスチャを決めて装備させた。
《マジックテクスチャは見た目通り筆の武器だよ。叩くのもいいし進化すれば様々な機能をつけたせる。》
なるほど。僕は☆ボタンを動かしてみる。
シフォンはナイフのように切り付ける動作をした。
「筆って…XS向きの武器な気がするよ」
「たしかにえっくすえすむきかもしれない。」
このゲーム何時のなんだろう。
設定が古いような気がしなくもない。
「さくら、このげーむいつの?」
「わかんない、しらべてみる?」
桜は携帯を片手に僕に問いかけてきた。
「うん。」
僕は答えるとゲームに集中した。
《次は東の洞窟に行こう。》
また表記が変わった。次はクラッカー遺跡じゃなくサヴァラン洞窟なんだ。
「お姉ちゃん、今年から8年前だって。」
「けっこうふるいんだね」
シフォンをシムネル村から歩かせてみる。
「そういえばしふぉんってけっこうこえかわいいね…」
「お姉ちゃんの幼女声で言われても微妙…」
「ようじょこえってなんだよ!たしかにぼくはこんなすがただけど!」
とりあえず、シフォンは村から出た。
今出ているところは、クラッカー遺跡、シムネル村、サヴァラン洞窟しかない。
僕は先を進めるべくサヴァラン洞窟にシフォンを進めた。
サヴァラン洞窟は岩で覆われた鉱山みたいな場所だった。
「うーん…」
「洞窟なら扉もないしすぐに進めそうだよね。」
確かに扉もないし謎解きもない、すぐに進めそうだ。
サヴァラン洞窟 Capter.01 -F1-
僕はシフォンを扉の前で待機させてみる。
「おーい。桜、楓、昼食を食べるか?」
櫟が階段下から呼んでいる。そういえばもう昼なのかな。
桜の携帯をつけてみてみる。
「あ、お姉ちゃん、携帯ロックかかってるよ。」
「じかんみるだけ。」
「そっか。」
時間を見ると13:02を指していた。昼すぎてるじゃん。




