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世界  作者:
-1st- / 夏の始まり
50/175

第49話 決着

薄青い光を纏った白いスケルトンは再び床を杖で叩いた。

《スキル-エンチャントSTR+100-》

突然素早いスピードで僕達のいる水の結界に斬りかかってきた。




☆☆☆




僕は吃驚した、そのあまりにも素早いスピードに

桜は剣を出して警戒している。

アルティマさんは結界を解除しない。

「危ないわね、来睦ちゃんには難しいわ。ここは私達がやりましょう。」

アルティマさんも杖で床を叩いた。

杖が接触したところから煙が出ていた。

「我が力を使い、恒星の熱を求むる、我が名はアルティマ、太陽の様に対象を焼き尽くせ。火焔最上級スキル、ライズテンプレート。」

ちょっと待って、それ廃墟吹き飛ぶんじゃ…

そう思ってると突然煙が上がった。

結構熱い煙だ。焼き尽くすのかと思った。

呼吸できるから水の結界の中にいるの忘れていた。

「来睦ちゃん、これで寒くなくなったでしょう?」

気温調整。

「あるてぃまさん、ありがと。」

「こんなところで最上級なんて使わないわよー」

ですよね。

「さて、斬りかかってきたスケルトンはどうでしょうね」

確かに空間は結構熱い、溶けているのかもしれない。

霧が濃すぎてよく見えない。

しばらく待ってみる。全く晴れる気配がなかった。

「お姉ちゃん、どうしよう。」

「風魔法使うと熱が逃げちゃうしどうしましょう」

「うみゅみゅー」

僕は耳をぴこぴこさせた

桜の手の上に浮かんでいる光で照らされた水球に泡が発生した。

「お姉ちゃんかわいい。」

「来睦ちゃんは可愛いわねえ」

なでなでなでなでわしゃわしゃわしゃわしゃ

なんか暖かくて眠くなってきた。




☆☆☆




「みゅー」

僕は眠かったので小さな指で目を擦ってみる。

自分の持ってきた手はかなり小さく見えた。

「来睦ちゃん、眠いの?」

「みゅう…」

ちっちゃくなってから体力が急激に落ちたと思う。

それに体になれていないせいか

物凄く疲れやすく感じてしまう。

「お姉ちゃん、ねる?」

「うみゅう?、ねにゃい。」

「そっか、頑張ろうね。私も眠いけど。」




☆☆☆




「お姉ちゃんはそこにいて、アルティマさんもそこにいて」

「しゃくら、どうしゅるの?」

「私が白いスケルトンに斬りかかってみる。」

白いスケルトンは様子を見ているようだ。

「桜ちゃん何レベ?」

「Lv.135」

「上級者だわね。大丈夫そうね。」

このゲームはLv.140がカンストなのか。

「お姉ちゃんとアルティマさんは結界内で見ててね。」

「うみゅ」

桜は結界から出ると鞘から剣を抜き。

白いスケルトンに斬撃を放った。

ここからでも十分攻撃できたのではないかなと思うくらいの飛距離だった。

白いスケルトンは障壁を張り斬撃を防御した。

それと同時に薄青い光を放った白い剣を片手に桜に切りかかった。

桜の体が一瞬白く光った。瞬間、交差し桜が白いスケルトンの後ろに行き

白いスケルトンは首から崩れ落ちた。


僕には何が起きているのか目に見えなかった。

動物寄りだから目は鋭い方なのかもしれないけどそれでもみえなかった

「お姉ちゃん、倒したよ。」

白いスケルトンの亡骸がそこにはあった。

部屋の奥の方からシュインという何かが転移するような音が聞こえた。

死してもなお、薄青い光を放ち続けるそれは異常な不気味さだった。

「アルティマさん、どうしましょう…」

「とりあえず、骨と頭だけは必要になるかもしれないから持っていきましょう。」

確かに先程の燭台のように重要になりそうな感じはある。

桜は剣を鞘にしまい。骨と頭を黒い渦に入れた。


「お姉ちゃん、これ以上強い敵が来ないことを願うね。」

「確かに此処はチュートリアルとは言えないわね。」

異常な難易度を誇るダンジョン。僕らのたびはまだ始まったばかりだ。

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