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世界  作者:
-1st- / 夏の始まり
47/175

第46話 畏怖

『チュートリアルは受けなきゃダメだよ』

なんか面倒になってきた。ダンジョン攻略が。




☆☆☆




チュートリアルは受けないとダメらしい

誰が定めたんだ、そんな規則、あっ運営か。

とりあえず、スケルトンが沸くまで待ってみる。

元々は自分が火魔法やったのがダメだったんだ。

とはいえ、スケルトンといえば火魔法が弱点

どうすればいいものか。

僕は幼女の体で寝っ転がって上を向いていた。

なんか眠くなってきた。

背中から漏れた綺麗な光を帯びる

青くて長い髪が吹き抜ける風によって靡いている。

魔力の使いすぎかな。魔力は切れてないけど。

僕は上を向きながら考える。

とりあえず手を掲げライトを想像してみると

部屋全体が明るく照らされた。

威力が強すぎる。そう思う。

しかし何故僕は使えたのだろうか…

今度は風で菱形を作ってみた。出力を調整して魔法を発動。

指の上でくるくる回る

薄緑色の十字の輪っかとくるくる回る菱形ができた。

「お姉ちゃん、魔法?」

「まほう。」

「そんな魔法聞いたことないよ?」

どうやら菱形は聞いたことないらしい。

『あるてぃましゃん、まほうってどうやってはつどうしてるの?』

『来睦ちゃん、魔法はスキルで発動してるわよ。』

『そうぞうではつどうは?』

『想像で発動…?』

『めをつむってそうぞうしてはつどうするの。』

『やってみるわね。』

僕は片手に光の玉をイメージで浮かべながらその答えを待った。

『スキルで所有してるのもできないわ。』

どうやらスキルで所有してる魔法すら想像では出来ないらしい。

それなら何の条件がいるのだろう。

そもそも魔法とは一体なんなのだろうか。




☆☆☆




その問いはあとに考えるとしてスケルトンを待っている。

「お姉ちゃん、スケルトン来ないね。」

スケルトンが来たところでどうやって倒せばいいのだろう

おそらく物理で倒すなら復活するだろう。

「しゃくら、どうすればたおせるとおもう?」

「首だけ持っていけばいいんじゃない?」

"首"だけ持っていく?

スケルトンは首は外れるのかな?

沸かないと僕らにはわからないことだった。




☆☆☆




突然寝ていると目の上を矢が通り過ぎていった。

桜は体に矢を受けていた。

なんだこれ、僕が寝ていたからこうなったのか…?

とりあえず、想像して桜を回復させる。

淡い光を帯びて桜は回復したが次は僕が倒れてしまった。

「お姉ちゃん」

僕の小さな体に矢が突き刺さる。

ザクザクザク

結構な痛みが来て集中出来ない。桜もこの痛みに耐えたのか。

僕の体からは青いポリゴンが吹き出ている。

「しゃくら、あるてぃましゃん、ごめんね。」

「お姉ちゃん!」

僕は青いポリゴンを見ながら意識を失った。




☆☆☆




目を覚ました場所は屋敷内だった。知らない天井だ。

御札がびっしりと貼られている。怖い。

「お姉ちゃん、危なかったよ。私だって回復魔法使えるんだからね。」

どうやら桜が助けてくれたようだ。

こんな体でこんな事やって罪悪感で僕はVRが嫌になった。

とりあえず、チュートリアルは終わらせようと思った。


桜が燭台に髑髏をはめる。

ゴゴゴゴゴゴという石が擦れるような音と共に

燭台の後ろの扉がゆっくりと開いた。

ガシャンッ

燭台の扉は大きな音と共に止まった。


「お姉ちゃん、行こう。」

「来睦ちゃん、無理しないようにね。あと転移禁止ね。」

僕は2人に手を繋がれてまだ見ぬ先の扉に歩いていった。

扉の中身は真っ黒だった。

しゃがんで床を触ってみる。

布っぽいけれど黒い床なのか分かりにくかった。

「来睦ちゃん、黒一色だよ。」

「光を灯すね。」

桜が光を灯した。廊下状になっているそれは

真っ黒な布に覆われていた。

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