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世界  作者:
-1st- / 夏の始まり
40/175

第39話 蝋燭

「お姉ちゃん、何この部屋」

しばらくして、桜も片栗粉地獄を抜け出してきたみたいだった。




☆☆☆




僕達の目の前の壁には火の灯ってない燭台が壁に飾られている。

「ろーしょく。」

「お姉ちゃん、蝋燭があるね、とりあえずアルティマさん待ってようか」

待って数分、装備も髪も真っ白に塗れたアルティマさんが出てきた。

「来睦ちゃん、ここ正規ルート?」

僕は始めて来たからわからない。聞かないで

「多分正規ルート…だと思いたい…」

桜がそう呟く。

「そうねえ、あの燭台ともしてからにしましょうか。」

「うにゃ!」

「来睦ちゃん、丁度いいわ、燭台に火を灯してみなさい。」

火を使うと粉塵爆発するんじゃないかな。

でもこの状況は正しく火を灯せと言っている様な状況

僕は言われた通り手に火を灯した。

雷を纏う原理と同じで想像すればすぐに火が灯った。

その炎は舞っている片栗粉に引火し、爆発を引き起こした。

どっっかーん

僕達を凄まじい熱気と衝撃が襲う。

"上級結界"

そんな表記とともに薄い膜が五重に張られた。

「えっと、来睦ちゃん、桜ちゃん、大丈夫?」

「こわいです…」

「お姉ちゃん、危なかったよ。」

チュートリアルダンジョンで死ぬとか笑えない。

粉塵爆発、中に舞った片栗粉、火魔法、酸素。条件は揃っている。

ここはどうやって突破すべきなのか。

「あるてぃましゃん、どうしましゅ…?」

「うーん、チュートリアルダンジョンで詰むとは思わなかったわ。最近のは難しいのね。」

最近…?ってことは前のダンジョンを知ってるのかな?

ふと煙の晴れた部屋を見る。

燭台は飾りだったようで地面に落ちていた。

「あえ?」

「お姉ちゃん、もしかして隠し扉方式かな?」




☆☆☆




煙の晴れた部屋に、壁にかかった燭台が落ちていた。

「とりあえず、扉を探しましょう。」

僕は右の、アルティマさんは奥の。

桜は左の壁に手を触れて扉を探し始めた。


「あれ?お姉ちゃん、扉らしきものに触れたよ。」

「こっちもよ?」

僕もなんか模様みたいなものが手に触れた。

「こっちも。」

アルティマさんが僕のところに来て壁に手を触れる。

「確かにドアノブがあるわね。」

「もしかして、また3道?」

「しょーにゃのかにゃ…」

僕達は再び考えに思った。

このダンジョン、初心者に向いてないのでは?


3人でじゃんけんする。

「さいしょはぐー、じゃんけんぽん」

アルティマさんがちょき

桜がぱー、僕もぱー

結果、奥の扉に入ることに決まった。


僕はアルティマさんに抱かれている。撫でられている。

「桜ちゃん、来睦ちゃん、扉を開けるわね。」

「うみゅ」「うん。」

アルティマさんが扉を開ける。

扉を開けて次の部屋に見たのは、広間だった。

「ちゅーぼすかにゃ?」

「お姉ちゃん、中ボスはまだ先だと思うよ。」

「そうねえ、中ボスは地下3階くらい?」

どうやら中ボスではなくまた謎解きを強いられるのかと思った。

緑色の四角い物体が2匹跳ねているのを見るまでは。




☆☆☆




べちゃん、べちゃん、べちゃん。

"ボックススライムLv.10"

「スライムの初登場だわね。丁度いいわ、来睦ちゃん、倒してみなさい。」

「お姉ちゃん、草原と同じように。」

僕はスライムに歩み寄っていく。カチッ、途中でなんか踏んだ。

「痛っ」

桜の方に何かが当たった様だ。

「うーん?矢だわね。毒矢、危ないわねえ。」

どうやら桜に毒矢が飛んできた様だった。

べちゃん、べちゃん、べちゃん。

ボックススライムLv.10×2は跳ねている。

僕は片手に雷の球を作るとボックススライムに向かって投げた。

「あれ?」

「新しいわね。いい弟子を持ったわ。」

雷の球は弾けるとボックススライムの間を中心に小型の爆発を起こした。

バリバリバリーッ。

フィールドが帯電している。ボックススライムは液状になっていた。

そのまま向こうに歩くと、扉を見付けた。

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