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世界  作者:
-1st- / 夏の始まり
27/175

第26話 不眠

そういえば桜とお風呂に入って寝ちゃったんだっけか。

恥ずかしい。

どうやって顔合わせようかな。




☆☆☆




「お姉ちゃん、寒くない?大丈夫?晩御飯食べれる?」

うーん。食べれなさそう。

「うにゅ…」

僕は起きたばかりで眠そうに目を擦る。

「?(なでなで」

「たべれにゃい…」

口調が幼児化しているような気がする。

「そっか、洋服持ってきたけどきれる?」

洋服は自分できれると思う。

「きりぇりゅ…」

「お姉ちゃん、口調が幼児化した?」

気のせいだと思いたかったけど今ので確実したようだった。

「しょーにゃのかにゃ…」

「その方が見た目に似合っていていいと思うよ。」

VRどうしよ。恥ずかしいと思ってしまう。

「しゃ、しゃくあ、おやしゅみ…」

「お姉ちゃん、おやすみなさい(なでなで」

桜は僕の頭を撫でると部屋を出ていった。




☆☆☆




桜に持ってきてもらった服を着てみた。

桜が昔着ていた子供用の猫着ぐるみパジャマだった。

昔は3人で動物の着ぐるみ着て寝ていたっけ。

あの頃の櫟は純粋に僕を慕っていて

可愛かったのにとか思い出していた。


切る時に尻尾が引っかかった。

少し体に大きいようでぶかぶかしている。

けれどなんか違和感が残る。

僕が幼女になったせいだ。

それは仕方ない違和感なのかもしれない。


僕の部屋は結構簡素な作りになっている。

眠れないけど、眠ってしまおう。

ご飯食べに行った桜を呼び返すのは悪いから


…寝れない。どうしよう。寝れない。

窓から星を眺めていようかな。


そう思って窓側に行った。

すると


『おや?とても可愛らしい幼女がいるのじゃ』


誰かの声が聞こえた。というか頭に響いた。

お化け?怖い。桜を


『そんなに怯えなくていいのじゃ、それと人の子を呼ぶのはやめて欲しいのじゃ、見つかりたくないのじゃ。』


人の子…?、そこにいるのは人じゃないのかな?

僕も今は人とは言えないけども

僕がこうなった原因もわかるかもしれない。

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