第21話 鉢合わせ
「お姉ちゃん、世界でもなかなかお目にかかれないレベルだよ。」
桜がそう言った。
水色の髪に金銀オッドアイ、持つ人がいたら見てみたいよ
「僕はもう嫌になってきたよ。」
僕はどうやって生きていけばいいんだ。
高校生活も生活も困難になったよ!
☆☆☆
僕は眠かったので寝ようと思った。
ぴんぽーん
世界は僕を休ませてくれないようだ。
今度は誰がうちに来たのか。
「お姉ちゃん、誰か来た。待っててね。」
「危なかったら逃げてね。」
妖怪になった僕だ、何が来ても可笑しくはない。
「おーっす、はいるぞー」
玄関から声が聞こえた。何処かで聞いた声だ。
青年のような声だった。
あたりを見回して思った。
櫟が寝ている。
ここは櫟の部屋だ、僕は僕の部屋に行かなければ
立ち上がってドアを開けた途端
黒い髪の少年に立ち会ってしまった。
「あ、お姉ちゃん。」
少年の後ろに付いてきた桜に声をかけられた。
☆☆☆
「桜だっけ、櫟は…VRか…?」
櫟の友達みたいだ。
僕の方は何も見えていないような素振りをされた。
「櫟はVRやってるよ」
「タイミングが悪かったか、櫟に携帯買えと言ったのに。」
確か櫟は携帯持ってなかったはず。
櫟はゲームの誘惑に負けたくないとか言っていたっけ
携帯がないと色々連絡取れないから困るのに。
「連絡取れないもんね。」
「後で電話するわ、櫟に伝えといて。」
「わかった」
桜は返事をした。電話ってどっちの電話なんだろうか…
「そんじゃ、おじゃましました。」
少年はそう言って帰って行った。
☆☆☆
そういえば
「あれ?お姉ちゃんのこと一切触れられなかった。」
確かにいたら触れるような見た目をしていると思う。
「見えてなかったのかな?」
みえてない、という可能性もあるのかな?




