第17話 世界
「この世界は複数の浮島によって成り立ってるんだ」
「浮島?」
この陸も浮いてたりするのかな?
☆☆☆
「そう、浮島。上を見てみな?」
言われた通りに上を見上げてみる。
真夏の様な青い空が広がっていて雲が揺らいでいる。
島?らしきものが複数見える。
「ああいう感じ。」
「ちょっと、ハル!説明雑だよ!」
確かに雑だった。
「だって、ああ言った方がわかりやすいだろ?」
確かにわかりやすいが。
「ハルは説明に向いてないよね。」
「なんだとー!?」
「怒ってるハルは置いといて」
「置いとくなよ!」
仲がいいのかな?
喧嘩するほど仲がいいって言うもんね
☆☆☆
「この世界は全て浮島です。」
「それはさっきうちが言った。」
そういえば複数の浮島って言ってたね。
「チッ、えー、浮島には様々な種類の島があります。」
「舌打ちすんなよ。」
「お姉ちゃんは私と一緒に旅をしましょう。」
え?桜と一緒に旅をするの?
「あ、そこにいるそれも連れてくから」
「それってなんだよ!」
んー?なんか不安になってきた。
妹がついてくるのはわからなくはない。
だって、今の僕の見た目がこんな状態なんだもの。
☆☆☆
「お姉ちゃんは掲示板住民に狙われる可能性もあるから」
「確かにこんな幼女じゃ狙う人もいそうだな」
そんなに幼女幼女言われると結構心に刺さる。
自覚はあるけれども
「VRでも最年少クラスじゃない?」
「5歳でVRって…ありえないな。」
「ありえないね。僕ってこんな状態なんだ。」
「それに獣耳尻尾付きだ。」
現実的に考えてとてもありえない見た目だ。
「あ、お姉ちゃんケモロリにもなれるよ。」
「姉御、ケモロリってなんだ?」
「ケモロリって言うのはね、動物と人間がいるでしょ?」
「獣は動物だもんな」
それ言っちゃまずいんじゃ。
「それをたして2で割ったような見た目をした生物。」
「どんなんだよ。」
桜の説明は説明になってない。
「人の骨格をしていて体中に獣毛が生えた生き物?」
「想像出来ないぞ?写真はあるか?」
「ないよ、今度家に来たら見せてあげるよ」
あれ?ハルは桜の友達なのかな?
「わかった。今度説明してもらうな。」
「お姉ちゃんに会えばわかるよ。」
んん?話が妙な方向になってきたぞ?
☆☆☆
「お姉ちゃんには生活術を身に付けてもらいます。」
「基礎だよな。」




