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世界  作者:
飛行艇
173/175

兵隊

目の前にそびえる壁は水を出しながらもちゃんと壁の役割を保っている。

壁が水を出す度にこっちにも水飛沫が飛んでくる。

そして大きい。向こうの建物が見えないくらいに大きかった。

向こう側は木らしきものしか見えない。

木の周りを8個程の丸い球体がくるくるくるくる回っている。

ティーナさんは壁沿いに歩き始めた。僕もついていく。

壁は向こうまで続いていて端が見えない。滝のように流れる壁からの水飛沫が冷たい。

しばらく歩くとティーナさんは立ち止まった。

僕はたまちゃんに抱きかかえられた。

たまちゃんの方を向くと頷かれた、よくわからない


城壁の入口辺りには兵隊さんらしき人が槍持ってたっていた。

甲冑を見に纏い槍を持って守っている姿はさながら守護兵のように思える。

「貴様ら、何者だ」

ティーナさんは兵隊さんらしき人に槍を向けられていた。

ティーナさんは怯えてもいずに兵隊さんを見上げている。

これはバトルする流れかな?バトルは裂けたいんだけども。

「冒険者というものです。」

「そうか」

この兵隊さんは無愛想で怖い。それともこれが設定されているのか。

おそらく見たところではNPCなんだと思う。

「見たところ悪い奴ではないな、通れ。」

兵隊さんはティーナさんから槍を退ける。

割とすんなり通してくれた。それでいいのか?

「通れたね。」

「そだね」

「随分とあっさりしておるのじゃ。」

確かに随分とあっさりしている感は否めない。

「でもここら辺ほとんど魔物しか来ないからじゃないかな」

ペンギンと魚?くらいだもんね。

再びしばらく歩くと街が見えてきた。

真ん中には水のドームらしき建築物と壁の上から見えた大地が浮いていて水晶らしきものが埋まっている大きな樹が生えてその木に黄緑色に輝く実を成らしている。

周りは手すりもない木製の橋に囲まれていた。

綺麗な集落はその橋の上にあった

橋の上に家があると水が入ってこないのかなと疑問には思う。

「みずのみやこ?」

「水の都」

そう言ってティーナさんは道とは言えない道から集落の橋に飛び移った

そしてそのまま中華風の塔の近くにあったようなモノリスを切り付けた。

「来睦ちゃんもおいでよ。」

たまちゃんに降ろしてもらい僕も橋に飛び写った

なんかアスレチックやっている様だ…

けどもあっちよりは安全性も高いのかもしれない。

橋の傍から水に触れてみてもさっきとさほど変わらない。

おそらく下の方は繋がっているのだろう。

「あるじ、危ないのじゃ」

「だいじょうぶだよ」

さっきよく見えなかったから水が入ってこないのかなと思ったけどしっかりと区切りが存在していてそこで防御しているように見えた

飛行艇らしきものは今もところ見当たらない。

多分どこかにあると思うのだけども


☆☆☆


ティーナさんに聞いてみることにした

「ひこうてい?だっけ、どこにあるの?」

ティーナさんは何も言わず樹の方向を指さした。

ティーナさんの指を追って僕の視線も上を見た。頭にはてなマークが浮かぶ

「大体あのら辺…多分…」

「?」

身長差も相まって場所しかわからない。

でも斜め上を指しているってことは木の上にあるのかもしれない。

「来睦ちゃんはどの島行くの?」

そのまま撫でられている。くすぐったい。

「もりっぽいしま」

「そっか、もうすぐお別れだね。」

ティーナさんは違う方の島に行くのかもしれない。

ってことは何処だろうか…?

吹雪の島とか岩みたいな島とか…?

《プレイヤー:"ティーナ"からパーティ申請が来ております。承認しますか?》

称号の手紙のマークが端に現れた。

このマーク見るのも久々なような気がする。

僕は迷わずに『承認』を押した。

「よろしくお願いします。狐ちゃん。」

よろしく。結構危ない目で見られるのは嫌だよ。


しばらく休んでティーナさんは歩き出した。

僕も立ち上がって付いていく。

どうやら真ん中に行けばいいらしい。

それなりに広いなら中心の道とかないのかな…

そんなことを思っているとティーナさんは橋の曲がり角で立ち止まった。

「来睦ちゃん、たまちゃん、あとは真っ直ぐ行くだけ。」

向こうを見ると真ん中の広場につながっている。

そう言ってティーナさんは再び歩き出した。


真ん中の広場に着いた。でどうするんだろう…

ここから上に行くらしい

上を見ると立派な新緑を揺らがせる木が聳え立っている。威厳ある。

上の方では宝石のような木の実が輝いている。

木の隙間は見えない。

ティーナさんの方を見るとNPCに止められていた。

さっきの槍を持っている兵隊さんと同じような人だった。

「うーん…駄目?」

「駄目だ。」

「駄目なんだってさ。」

何がダメなのかさっぱりわからない。ティーナさんはなにか悪いことしたってことでもなさそうだし。

「私が三人分受けるね。」

ティーナさんは僕達のクエストも受けてくれたようだった。

しばらくしてウィンドウが表示される。

『"飛行艇への道筋"を受諾しますか?』

『"飛行艇の帰還点"を受諾しますか?』

僕は両方共に承認を押した…

これ説明文とかどうやって見るんだろうか…

「?」

「えっと清き蒼鱗を集めなきゃ行けないって。」

なるほど、飛行艇も条件があるんだ。

「?」

「1人魚10体討伐と12枚だってさ。」

今手元にある1枚と合わせて後11枚と12枚か。たまちゃんも作らなきゃいけないね。

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