表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
164/175

逃走

真ん中の向こう岸にも道が見える。この塔d横幅も大きいから迷いやすいのかもしれない。

その上で毒水と敵の強さも中々で気が抜けない。

僕はそのまま横の道を駆け抜ける。

なんか後ろに気配がした。誰も何もいなければいいのに。いたらいたで怖い…

謎の気配というか何かが走ってくるような音が聞こえた。ティーナさんかな…?

でもおかしい。後ろは僕が通ってきた道だから蓮なんてなかったはずだ。

蓮がなければ誰も歩けない。つまりさっきの推理は外れだったことになる。

ティーナさんだってたまちゃんだって僕がこの道通ってるから通れないのはよくわかるはずで…


宙を舞った。透ける程に薄い水色の髪が僕の目の中を泳ぐ。浮遊感を感じる。

気が付いたら空を舞っていた。どういうことだ…?

とりあえず、落ちたら不味いので咄嗟にセットしていた浮遊を発動させる。

空中で周り僕の体はバランスを取り戻した。

柱の上にはほぼ全てに水晶が設置してあることが分かる。そして体力は半分消えている。

…?下を見ると僕の髪の色より少し濃い毛の色をした…鹿…?角らしきもの持ってるから鹿かな…

そんな敵が宙に浮く僕を見詰めていた。


アクアファウン Lv.45


強い。何が強いかっていえば2層になってからレベルが強い気がする。僕1人で倒せるかな…

アクアファウンってことは水属性…

今まで毒属性だったのについに水属性まで出してきたのか…

ああ面倒この上ないし今の僕は僕でピンチだ。

回復薬はさっき手に入れたけどまだ使うような時じゃない気がするしここは使わない。

死んだら死んだで自力で攻略していかなきゃいけない。なら死なないことにすればいい。


僕はさっき飛ばされた蓮に戻ろうと思ったがその場所は鹿がいるので少し離れたところに着地した。

浮遊は解除した。セットしたままだけれども

鹿は僕を見据えるとさっき吹き飛ばした原因であろう突進を繰り出してきた。

そういえばこの装備と言い、あの装備と言い。多分装備スキル試していなかったような。

でも装備説明欄も開く間もなく攻撃を受ける。

どうしようか考えていると水撃という単語が思い浮かんだ。

僕は旗を鹿に向けて唱える。

「すいげき!」

その瞬間、目の前で何科が爆発したような現象が起こり水飛沫が飛んでくる。

水飛沫…?ちょっと待って、毒水浴びたら今度こそ本当に死んじゃう気がする。

僕は旗を構えると後ろに下がった。

僕の頭に水飛沫がかかる。

しかし何も起きないし何もなっていない。

怪しいなと思い恐る恐るステータス画面を開いてみても毒のマークは付いていなかった。

鹿を見る。鹿は向こう側に弾き飛ばされて毒の水の中に落ちたようで多分しばらくは来ないと思う…

僕は勝ったのかもしれない…

油断してはいけないと頭を横に振る。

目の前の道は中々に危険でさっきの鹿もいないとは限らないから注意して歩かなければいけない。




☆☆☆




立ち止まり装備説明欄を開きスキルを調べてみる。


攻撃スキル:水撃

気象スキル:コール・オブ・レイン

回復スキル:水球治癒


が見付かったので水球治癒を使ってみる。

念じると目の前に透明な水の球体が現れた。僕はそれの中に覚悟を決めて手を突っ込む。

なんかふわふわしている。水の感触じゃない。

ゼリーに近いような…って何考えているんだ。

僕は片手を水の中に入れたままステータスを開いた。

なんか徐々に回復していってる。1秒間に10くらいかな。僕は手を入れてそのまま30秒間待機した。


『たまちゃん、そっちはどう?』

パーティチャットを開き文章を打ち込む。

『あるじ、大丈夫なのじゃ?』

たまちゃんの心配をする前に僕が心配をされた。

『だいじょうぶだよ?』

『さっき宙を浮いているあるじがみえたのじゃ』

どんな観察眼だよ、と突っ込みたくなったが相手はたまちゃんだし僕も似たような分類だから突っ込みしていいのかと疑問になってきた。

『ちょっとおちそうになったけどだいじょうぶだったよ』

『私の狐ちゃんに何を!エネミーゆるずまじいい』


敵にやられたから浮いたけど実質落ちそうになったは嘘言っていない。

あとティーナさんの返し怖い。私のって…何時から僕はティーナさんのものになったのだろう…

再会しないといけないけども再会したくなくなる…

エネミーに怨念飛ばさなくても…

僕を攻撃したのは多分エネミーだけども…ってなんでエネミーってわかったんだろう…


『てぃーなさんは?』

『ここどこだろう。ごめんね。まよった。☆』

『…。』

そんな明るく開きなよったような文章で言われても困るし何もできない。

『そうなのじゃ…?』

ティーナさんはティーナさんでピンチの様だった。

助けに行きたいけど助けに行けないし

怨念聴いたので助けに行けても怖くて行けない

『たんさくさいかいするね…』

『そうなのじゃ…』

僕はチャットを閉じると探索?攻略?を再開した

水球の中に突っ込んでいた手で水球をはらう

すると水球は何も無かったように蓮に溶けて消えていった。


目の前には何度と見た柱と海月が2体揺らいでいた

どうやら範囲外のようで名称も体力も表示されない

先に海月を引き付けようと試みる。

僕は火球を発動させて海月を狙う。

僕の放った火球は海月に当たらなかった。正確には海月を火球がすり抜けた。

やっぱり範囲内入ってないとダメだからわなをこえるしかないんだろうなあ

浮遊発動。そして柱の宝玉の位置まで上がると僕は旗で先程のように柱の宝玉をずらして落とした。

落ちた宝玉は蓮の上を転がり毒の水の中に落ちた。

これであとは海月を引き付けて倒すだけ…




☆☆☆




ポイズングライド Lv.42

ポイズングライド Lv.42


範囲内に入った瞬間海月は僕の方を狙って何かを飛ばしてくる。

紫色の跡を残して僕の方に落ちてくる。

僕は浮遊を発動させて宙に浮く。

その飛んできた毒の刃は僕のスレスレを通過して真下の蓮に落ちた。

怖い…けどやらなきゃいけない。

僕は海月に向けて指を指し冷気を貯める。

僕の指の先が薄青く輝き気温が下がっていく。

僕は海月をさして青白い光線を打ち込んだ。

シェルグライドを倒したくらいの一撃だ。これで落ちてくれるならいい。

そう思っていたが凍って内側から状態を解除された

あれ?氷の光線を解除されたら僕の対処法なくない?え?僕此処で死んじゃう?

やり直し…?どうしよう、ほんとにどうすればいいの?

たまちゃんなどうするか…転移して殴るか剣で切り刻むだろう…

ティーナさんならどうするか…多分見たことは無いけど飛び上がって持ち剣で切り刻む…?

どちらも僕には到底できない方法だった。

どう考えても対処法が浮かばないし僕は弱いから何も出来なかった何か一つできる方法といえば逃げることだった…

僕は今まで何度も逃げてきた。だから今回も逃げ切ってやる。

浮遊を解除して僕は蓮の上を駆け抜けた。

途中カチッという音もしたけど怖いから振り向かない。振り向かない方がいいと脳が判断した。

そのまま走って前だけ見てればいいんだ。

僕は後ろを振り向かずに必死に蓮の上をまっすぐ駆け抜けた。

1分くらい駆けてたら体力が尽きたようで足が動かない…どうしよう…蓮に倒れる…

周りを見るともう何もいなかった。後ろの的も罠も何も無かった。

足場の蓮の色も変わっていた。目の前に道はない。

少し寝るね…多分反応してないってことは振り切ったことなのかもしれないから…

凄まじい安堵感と凄まじい眠気に挟まれる…

誰もいないけどもきっとたまちゃんあたりが拾ってくれるかもしれない…

おやすみ…たまちゃん…ティーナさん…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ