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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
163/175

分離

僕は初めて見るポーション…衝撃ポーションを手に取って説明を見てみる。


衝撃ポーション Lv.1

種別:ポーション

液体に接触したものに強制的にボスには1ダメージ及び10000ダメージを敵には1000ダメージをプレイヤーにも1000ダメージを与える。

ダメージは投げた者にも使用した者にも接触した場合に適応するものとする。


1ダメージはうけ…ちょっと待って…洞窟のボスキャラクターは回数制だったはずだ

あの虎みたいな敵は何回だったっけか。

戦闘を思い出そうとしてみるがあまり鮮明に思い出せなかったので諦めた。

説明欄に存在するということは詰まりああいうボスもこの先当然のごとく存在するのかもしれない。

そして10000ダメージといえばどれくらいなのだろうか…難易度が高いからそんなにダメージを喰らわないのかもしれない…

僕でもよくわからないからティーナさんに聞いた後にギルドチャットで聞いてみよう…

プレイヤーの1000ダメージは痛い。僕が食らってしまったら多分リスポーン行きだ。

このポーションはかなり使い所を選ぶ系統のポーションだと思う。

僕はそのポーションをたまちゃんに受け渡す。

たまちゃんならば上手に使ってくれるかもしれない

僕じゃ無理だ。使っても飛沫で痛い目にあうのが目に見えている。

「あるじ、このポーション強いのじゃ?」

たまちゃんは強さがよくわかってないようだった。

「せつめいみればいいよ」

「そう…なのじゃな…」

たまちゃんは説明読み理解したようでそのままポーションを僕の方に渡してきた。

「あるじに任せるのじゃ」

僕はそのままアイテムリストにしまう。

「てぃーなさんにあいにいくよ」

僕は1回行き切った道を再び戻る。ティーナさんのいる場所まで走って戻った。

途中で転びそうになったけど後ろから着いてきたたまちゃんに抱きかかえられて持っていかれた。


「来睦ちゃーん」

ティーナさんがたまちゃんに抱かれている僕に抱きついてきた。

「たまちゃん、おろして」

「わかったのじゃ」

たまちゃんは僕をおろすがティーナさんん抱きかかえられた。

「もふもふだあ」

ものすごく手つきが怪しい上にくすぐったい。

「ちょっとやめて」

「やだ、来睦ちゃん成分補給してるから」

僕に成分なんてないと思うんだけども。僕は手でティーナさんを引き離そうとするが

全く離れてくれなかった。軽くはたく。

「痛い。」

「それよりこうりゃくしないと。」

「うーん…むずかしいのじゃな」

確かに目の前に広がる蓮のフィールドは一筋縄では行かなそうな道でとても難しそうだった。

「どっち行くのじゃ?」

右に行く手と左に行く手がある。真っ直ぐにいく手もある。道なんてないけれども。

行ける方向は三方向あってとても悩ましい構造をしているようだった。




☆☆☆




向こうには柱も見える。先ほどと同じ系統かそれとも飾りかで扱いが変わってくる。

飾りだったらいいのだけどもそう簡単に終わる話じゃないよね。

「どうする?」

ティーナさんは何も思い浮かばないようで僕達に問いかけてきた。

僕達も何も思いつかない。とりあえず走って駆け抜けるくらいしか思いつかない…

どうしよう…既に僕達の冒険は手詰まりなのかもしれない。それでももっとあるらしい。

この島ですら小さいのかもしれない。

「てぃーなさんはこのしまいがいのしまいったことある?」

僕は思ったことをティーナさんに問掛ける。

「あるよ。雪の島とか…滝の島とか…」

雪の島はおそらく水の塔でみた吹雪いていた島なのだろう…寒そうな気がする。

でも滝の島っていうのは初めて聞いた。どんな島なのか気にはなるけど知りたくない気もする。

「おおきさは?」

「なんで大きさ?この島と大体同じくらいかな?それにしても攻略方法思い浮かばないね。」

どうやらこの水の島と同じくらいに広いらしい。

水の島の大きさすらわからないけれども

たまちゃんとティーナさんと僕はしばらく悩んだ末に3手に別れることにした。

僕は真ん中でティーナさんが右でたまちゃんが左だった。僕は真ん中だ

重要な事だから自分に2回言い聞かせる。

「まずはマップ把握しなきゃ。」

とティーナさんに言われたけど確かにどこに何があるかというのは重要になってくる。

そうしなければ敵が襲ってきた時も予想外の対処法に気が付けずに終わってしまう。

そうするのは嫌だしまず死ぬと多分1階からやり直しなのかもしれない。

うわ面倒。迎えに行かせる訳にも行かないし。絶対にリスポーンはできない…


僕はまっすぐ進む。ティーナさんもたまちゃんもいないから少し心細いけれども

旗を持って折れそうな自分を支えながら…

自分に言い聞かせながらゆっくりと進んでいく。

なんか柱の上の方が光ったような気がした。

僕は光った方向に旗を向ける。

旗になにか当たって毒の水に落ちた。うわ怖。なんだったのかはわからないけどもとても怖い。

僕はたまちゃんに柱の対処法を聞き出そうとパーティチャットを開こうとする。

再びカシャンというどこかが落ちるようなセットされるような音が響く。

とりあえずチャット開きながらどこかに逃げようと補助で浮遊をセットして僕は蓮の上を駆けた




☆☆☆




さっきまで僕のいた場所は毒の弾によって侵食されていき濃い紫色に染まる。

毒が回っているとひと目でわかるような色をしていた。

毒を回らせた蓮は虫食いをされたように消えていく。

そしてここが何処なのかわからない。

周りのものを確認しなければいけない。

目に映るけれどエネミー表記されていないおそらくシェルグライドだと思う。

シェルグライドは魔法を仕掛けても跳ね返されるからあまり戦いたくはない敵だった。

攻撃らしきものをしてきた上の方が光っている謎の柱。

そして毒の弾を受け止めて紫色に染った目の前の蓮

ここら辺で戦闘しては行けないのはよくわかった。

でもどこに逃げるべきか。そういえば浮遊セットしているんだった。

浮遊魔法を発現させてゆっくりと僕は宙に浮かぶ。

そこで初めて柱の上に設置されているさっきから毒の弾を打ち込んでくる"もの"の正体が目に映った。

禍々しいくらいに紫色のオーラを放っている丸い水晶だった。透けているのか向こうの景色が薄らと見える。

僕はその場で火球を発現させると禍々しいくらいに紫色に染まった壊す様に火球を打ち込んだ。

紫色に染った水晶は火球を受けて傾いて毒の水の中に落ちていった。あの水晶…

素材になるなら毒のポーションの系統かな…

毒のポーションも未だ見て泣いけれどもきっと存在するのだろう。

第1関門を突破した先にまた同じような道が見えて気が遠くなった。

とりあえず柱の上はわかったから僕は蓮に着地すると柱自体に冷凍光線を打ち込んだ。

指が冷たくて感覚がなくなってくる。

感覚のなくなる手を強制的に押さえ込んで無理矢理柱に向ける。

痛いけど我慢しなければ。これくらいどうってことない…

それでも耐えなきゃいけない。僕はまだやられる訳にはいかない。

柱は凍り付いて僕が近付いても上が光らなくなった。ということは動いていないということだった。

蓮の対岸で真ん中?の方を見ると長く張っている鎖らしきものが見えた。

鎖は下の毒の水…おそらく1階から繋がっているのだろう。

そしてその鎖は上の方にも繋がっていて上の方は開閉できそうな区切りの着いた天井みたいなものが見えていた…

更に上の階にも繋がっているのか…

上の階もこういう風な感じの道だったら嫌だなあと思いながら考える。

どうなっているんだ…?仕掛けの正体は僕にはわからなかった。

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