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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
162/175

亜種

階段をのぼり目の前には消えない方の色をした足場の蓮と毒の水を挟んで消える蓮の足場が見える。

もう一度あれをやるのか…

それに向こうにはなんだか鱗でおおわれた魔獣みたいなものも見える。

とりあえず一通り見回すと右の方に消えない足場の蓮が見えたのでそっちを指さす。

「あるじ、あっちにいきたいのじゃ?」

たまちゃんも僕の指さした方向を指さした。

僕は頷く。

「消えない蓮の方が道的には安全だと思うけれどあっちに何があるかわからないから気を付けてね。」

「てぃーなさん、おろして。」

僕は抱かれなければ階段が登れなかったとはいえ抱かれたままなのも嫌だった。

「ごめんごめん」

ティーナさんはそういうと僕を蓮の上に下ろした。

僕は緑色の足場の上を歩いていく。

消える足場の方に渡れる蓮の場所を見つけた。

そこの道に柱もあったあたりこのゲームは容赦ない。

と言うよりも攻略者に対しての意地が悪いと言った方が近いのかもしれない。

僕は後ろを確認するとちゃんとたまちゃんが着いてきていたのでそのまま前に歩く。

「あるじ?どうしたのじゃ?」

「こっちの道なんか難しそうだよね。」

ティーナさんは蓮の消える道と僕の歩いている道の分岐点で待っていることにしたようだった。

僕とたまちゃんはその道を進む。

向こうに敵らしきものが見えた。蛙ではない。

海月のような敵だった。あれもグライドかな?

グライドだったら厄介だけど。

僕は海月らしき敵を見据えると首をかしげた。


僕は向こうの海月らしき敵を指さしながらたまちゃんに問いかけた。

「あれなんだとおもう?」

たまちゃんは僕の指さした方向を見ると答えた。

「さっきのくらげなんじゃないのじゃ?」

たまちゃんもクラゲの一種だと思ったらしい。

僕はその敵に近付いてみる。


シェルグライド Lv.50

シェルグライド Lv.50


殻に覆われていてその下から触手みたいなものがなびいていてグライドの強化版…?

攻撃範囲判定入ったからこっちからも攻撃できるってことなのかもしれない。

僕は片手にさっきのような火球を浮かばせるとそのグライドに向けて飛ばした。

グライドは体をおおっている殻を盾にして僕の魔法をはじき返した。

弾き返された火球は毒の水に落ちて蒸発しながら消えていった。

「なるほど。」

「魔法は効かないのじゃ?」

効くけど特定の威力が必要なのかなと思った。

水の相手だ、そしてこんな序盤の島に魔法無効なんていう強ステータス持ってる敵がいればそれは異常の他にはない。

僕はシェルグライドを指さす。

「たまちゃん、何処からでもいいからなにか浴びせて。」

「わかったのじゃ」

たまちゃんは僕のよくわからない指示に返事をすると空中に転移した。

転移したのかと思った。それほどまでにたまちゃんは素早く跳躍したのかもしれない。

妖怪の能力というものは恐ろしくそして常識外だということを思い知った。

シェルグライドの上からたまちゃんは斬撃をあびせてそのまま落ちて消えない足場の蓮に着地した。

たまちゃんは着地した後に僕の元に戻ってきた。

それでもシェルグライドは浮いていた。

殻が半分崩れてはいるので先ほどよりも攻撃しやすいのかもしれない。

僕は先ほどと同じように火球を発現させてシェルグライドの方に飛ばした。




☆☆☆




シェルグライドはそのまま火球を受けて蓮の床に落ちていく。

同時に僕のはなった火球も床に落ちていく。

シェルグライドの方に走りよろうとするとたまちゃんに止められた。

「あるじ、もう1体いるのじゃ。」

たまちゃんは上を指さす。

同じ敵がさっき敵がいた敵の場所を漂っていた。

シェルグライドは触手みたいなものをこっちに向けると何かを飛ばしてきた。

それは僕の足場にピンポイントで飛んできた。

危機を察知して僕は後ろの蓮に飛んで避ける。

もふもふに当たった。もふもふもそのまま後ろに飛んで避けた。

先程まで僕とたまちゃんがいた足場の蓮は何かに切り刻まれたように切り裂かれていた。

切れ味が怖い。蓮は切れだしたところから毒が染み込んでいき紫色に染まるとやがて消えた。

次はこっちの攻撃の番だ。僕は上に漂っているシェルグライドを指さす。

そのままその指に冷気を溜めて冷凍光線を打った。シェルグライドに冷凍光線は当たり、殻の部分が凍り付いていき

やがて空中を漂っていたシェルグライドはそのまま凍り付いて毒の水の中に落下した。

毒の水の中に落下したシェルグライドのアイテムは諦める。

僕は先程倒したシェルグライドのドロップアイテムを取りに落ちた地点に駆け寄る。


柔い柔軟布 x 01


ふわふわした白い綿のフェルト生地みたいな素材だった。あのシェルグライドとは取れるような印象は真逆だった。

もっと硬い素材が取れるイメージだった。

どうやらこの道にはもっと奥があるようでそのまま蓮の道を進んだ。

駆けつけてきたたまちゃんに抱き上げられる。

そのまま肩車された。

「たまちゃん、あぶないよ。」

「大丈夫なのじゃ、あるじが上を見て私が下の敵を切り捨てれば行けるのじゃ。」

そんな簡単に行くかな?その前に僕が振り落とされるような気がしてならない。




☆☆☆




「たまちゃん」

僕はたまちゃんに思ったことがあったので問いかける。

「なんじゃ?、あるじ」

「ぼくもあのようなうごきできるかな?」

さっきのたまちゃんの動きができるなら僕はすごく強くなれるし約立たずにもならないはずだ。

「あの様な動きとは?私の動きは全部あるじが教えたものなのじゃ。」

え?僕が教えた?僕が出来ないのにどうやって…

出来ないことを教えるって凄く難しいことなんだよ…

僕はたまちゃんに続きを問いかける。

「え?いへんのじてんでしょたいめんじゃないの?」

確かたまちゃんとは異変の時点で初対面だったはずだ。卯月とも初対面だったはずだ。

水無月、それどころか妖怪という存在自体、卯月に出会うまで知らなかった。

「そうなのじゃな…」

たまちゃんは少し悲しそうに考える素振りを見せると言葉を繋いだ。

「気にしていてもしょうがないのじゃ、あるじも何時か理解する日が来るのじゃ」

どうやら教えてくれないようだった。

僕とたまちゃんの間に何があったのか僕は知りたかったけれども諦めた。

知りたいけどもたまちゃんが悲しんでいる以上無理に話させることも無い。

「それよりあるじ、ティーナさんが待ってるのじゃ。」

そういえば置き去りにしてきたような…

あっちが待っているのかもしれない。向こうにはなにか宝箱みたいなものが見えた。

僕はそのまま走っていき宝箱らしきもの、の前にたどり着いた。

本物だったらいいなあ。

「あけるべきだとおもう?」

「確かにこんな所に宝箱があるのは怪しい気がするのじゃ。」

たまちゃんも怪しいと思うらしい。何も作動させてないのに宝箱があるのはおかしいよね。

とはいえ開けないとわからないので僕は旗で叩く。

なんも反応を起こさない。

「たまちゃん、けんをさしてみて。」

「わかったのじゃ」

たまちゃんは剣を鞘から出して足で宝箱を支えるとそのまま剣を間に突き刺した。

何も起こらない。これ本物の宝箱かもしれない。

たまちゃんは何も起きないのを見据えると

そのまま上に剣をあげていき宝箱を開けた。


宝箱に入っていたものは


蓮の葉 x 10

ヒーリングポーション Lv.4 x 02

衝撃ポーション Lv.1 x 01


何もトラップもない宝箱は以外に中身がしょっぱい…?とは思ったけど

ちょっと気になるものがあって僕の目を引いた。

衝撃ポーションってなんなんだろうか…洞窟でも塔でも見たことがない…

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