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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
157/175

偽物

向こうの交差する場所の真ん中の場所辺りはさっきの蓮と同じ色だった。

そして道が8本ある。横の道も何本かあるようで。

正方形だった場合、横8と縦8で交差の場所は64箇所あるということになるんだ。

つまり交差する場所 = 落ちない場所は64箇所あるということなのかもしれない。

「私がいってみるね。」

ティーナさんはそういうと右から2番目の色の違う蓮の上を渡り走っていった。

ティーナさんの走っていった蓮の道は消えていく

ああ、こういうことか。

僕はティーナさんが消した道を見て1人納得する。

「むずかしいのじゃ?」

「むずかしいね。」

確かにこれは難しい。少しでも間違ったら毒の中に入ることになるし。

「どういくのじゃ?」

どうすればいいんだろうか…僕は考える。

考えてると提案が浮かんだ、ギルドに聞いてみる?と言う手も無くはない。

「てぃーなさんはさきにいっちゃったし…」

僕は浮遊で落ちることを回避できるとはいえティーナさんとたまちゃんが飛べないから毒の水に落ちる可能性がある…

僕はパーティチャットを開くとティーナさんに指示を送った。

『むこうみてきて』

『向こうって?』

その道の向こうを見れたらそれでいいと思うんだ。

でも思った、ティーナさんは人間族だ。

僕やたまちゃんの目なら多分向こうも見れるけれども

ティーナさんの目では見れない。


『とりあえず、どうすればいい?』

唯一思ったのは反応を返せているということは毒の水に落ちていないということだった

『まっすぐすすめばいいとおもうよ?』

『わかった。』

ティーナさんは返事を返した。

僕達はしばらくティーナさんの行く道を見守っていようと思う。

『どうすればいい?』

『つぎはよこにいってみたら?』

『わかった』

僕達も動き出してもいいかもしれないけれども交差以外で重複したら毒の水に落とされると思うから1人事に渡るのが得策だと思う。

しばらくしてティーナさんから返事が届いた。

『ここどこ?』

いや、僕にもわからないよ。ティーナさんしかわからないと思う。

『どういうとくちょう?』

『毒の水の上に蓮の花が沢山浮いている』

いやほんとそこどこ?

ティーナさんがよくわからない場所に出たのはわかった。

『来睦ちゃんも来なよー』

『そこってあしばある?』

『安全な?』

『うん。』

当然安全な足場がなければ僕達死んじゃうから仕方ない。

『たぶんあるんじゃない?』

多分じゃダメだ、怖くなってくる。

僕はティーナさんの行った逆の道を選ぶと渡って行った。

真っ直ぐ行くと色の同じ蓮にたどり着いた。

僕は一旦立ち止まる。

前左右同じような足場があったのでティーナさんの真似して同じように真っ直ぐ行ってみる。

そしたら蓮の上で蛙に遭遇した。


ポイズンフロル Lv.38

ポイズンフロル Lv.38

僕は走りながら炎を発現させ蛙の足元の足場に投げ入れた。

自身はなかったが運が良かったのか蛙に着弾すると蛙はアイテムを落として

ポリゴン上になって消えていった。

フロルの生核 x 01

滑る絖皮 x 02

こういう場所にも敵を置くなんてなんというか容赦がない。




☆☆☆




僕は蛙の落としたアイテムを拾いながら考える。

ここからティーナさんがどう行ったのかわからない

僕は感に従って左に進む。

戻り道がなくなるのは必要ないはずだけども怖く感じた。なんでだろうか…

そのまま僕は蓮の足場から真っ直ぐ行った。

『あるじ、大丈夫なのじゃ?』

『だいじょうぶだよ、ぼくはまだおちてない。』

『来睦ちゃんもこっちおいでよ。』

ティーナさんに1回聞こうか戸惑ったが僕はそのままチャットを閉じて道を真っ直ぐいった。

再び蛙に遭遇しさっきと同じように火球を発現させ投げ付ける。

ポイズンフロル Lv.39

ポイズンフロル Lv.38

さっきのように蛙のように火球当たらなかった。

蛙は焼け焦げた蓮の上に着地すると僕に向かって毒玉を吐き出してきた。

あ、やばい。そう思いながら咄嗟に中級結界を貼る。

僕の周りに球体型で薄黄色い幕が三重に構成される。

見様見真似の桜式の三重結界だった。

毒弾は空中で十八回分に分離して襲いかかってきた。

これボスレベルの攻撃じゃないの!?

ボスの範囲攻撃だと思うんだけど。こんな湧きが使っていい技なの?

そのまま突っ切って蛙を旗で池に落とす。

その方法で毒弾を受ける結界の衝撃に耐えながら僕は蓮の上を駆け抜け蛙に横なぎで旗を奮った。

とっさの攻撃だったけれど蛙はそのまま池の中におちポリゴンになって消えていった。

アイテムはドロップしない。

危なかった、本当に多分僕は戻されて死んだら入れなくなる。

そしてこのまま結界を解くと厄介なことになりそうだと思ったから

僕は結界を解かずにそのまま蓮を真っ直ぐ行った。


『あるじー』

僕は道を変え別の道を歩く次の足場が見えると同時に敵がいるかいないかわかる。

敵がいなければ凄い安心感があった。

披露を気にしながらそのまままっすぐ走る。道がなくなるまでまっすぐ走った。

おそらく1番端の場所にたどり着いた。一回休憩…

なんだかいつもよりも遠い場所を走っているような気分になった。

ここからティーナさんのいる場所は何処なんだろう

『てぃーなさんはどこのみちいったの?』

『来睦ちゃんはどこにいるの?』

『ぼくはまっすぐいっていちばんしたのばしょ』

『そこから右にまっすぐ?』

なんで疑問形なんだろう。でも僕はティーナさんの言った通り右にまっすぐ走った。

再び蛙に遭遇した。これで3回目だった。

結界を貼ったままだったのでこのまま突っ切ることにした。

僕は蛙の横を通り抜けることに成功した。

そのまままっすぐ行ったらティーナさんの元にたどり着いた。

『来睦ちゃーん』

ティーナさんはどう言いながら僕に抱き着いてきた。

僕は少し戸惑いながらティーナさんの抱きつきを受け入れる。

『もうちょっとだけこのままで』

ティーナさんに抱きつかれたまま向こうの道を見る。

あれ?ここ最初に来た道の奥のところかな?

転移門らしきものが見えた。

『たまちゃん、みちをもどってみて』

僕はたまちゃんにパーティチャットを送る。

僕も転移門の場所まで行こうと思った。

「来睦ちゃん、どこ行くの?」

「ここてんいもんのみちかもしれない。」

「え?」

ティーナさんが頭に疑問符を浮かべたようだった。




☆☆☆




僕も座りティーナさんも蓮の上に座らせると僕は説明を始めた。

「つまり?」

「さいしょのてんいもんとおったよね?」

「通ったよ?蛙倒した後でしょ?」

そうそう、蛙の真後ろにあった転移門だよ。

「そこにつながってさいしょてんいもんからてぃーなさんひとりでいったよね」

「うん。行ったね、そのあと来睦ちゃんからチャットきたよね。」

「おくった。でそのみちのおくがここなんじゃないかなって」

「なるほど。ってことはあのパズル?偽物の蓮?」

確かにルートパズルだったのかもしれない。

「無駄だったってこと?」

それは言っちゃいけないと思う。

ティーナさんを納得させたので僕は真っ直ぐ続く道を転移門の方に走った。

後ろを振り向くとティーナさんも走ってきていた。

途中で抱きかかえられてそのままティーナさんに連れられた。

「来睦ちゃんって足遅いんだね。」

うるさい、変化さえなければ多分君よりも早いよ。

そんな言葉を苛立ちながら隠してティーナさんに返事を返す。

「ほはばがわるい」

確かに歩幅が小さくて以前よりも数倍も距離に時間がかかる。

「そっか、来睦ちゃん小さいもんね。まだまだ成長すると思うよ。」

成長出来たらいいな。その前に僕はこの姿から戻りたい。

ティーナさんは知らないと思うんだ。僕の事情を。だから簡単に思える。

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