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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
155/175

動揺

「なにあれ?」

確実に水に入ったら入ったでアウトな場合の塔だと思った。

そもそも塔の中にまで蓮が生えてきているということはゲームらしさを感じる。

壁には模様は書かれていなく質素な白い壁で内部構造もなかなかに広かった。

水中にも蓮の上にも結構大きな蛙らしき敵が見える。

蛙系は水面だからまだ予想はできていた。

だが水面の下にいる的には予想はしていなかったんだ。

蓮にいるのは

ポイズンフロル Lv.37、ポイズンフロル Lv.36

ポイズン…つまりは毒だ。どちらも毒性を持っているらしい。

もしくは毒の攻撃をしてくるのかもしれない。

解毒ポーションはないし場合によっては撤退せざるおえないかもしれないが。

蓮の上にいるのよりも水面下にいる方がレベルが高い。

あれは手は出さないでおいた方がいいかもしれない。

「どうする…のじゃ?」

たまちゃんが問いかけてくる。僕だってどうすればいいかわからないよ。

「ティーナとやらにまかせるのじゃ…?」

「ふぇ!?、私ですか?」

たまちゃんが呟く

確かに今の現状で頼れるのはティーナさんくらいだし僕達すぐ死んじゃうから。

それにティーナさんの方がレベルは高いと思うし。

「てぃーなさんはなんれべなんですか?」

僕はティーナさんにレベルを問いかける。

「え?Lv.52ですよ?」

敵を見てみる。Lv.36とLv.37、ティーナさんはLv.52なので

ティーナさんいれば勝てると思った。

「てぃーなさんりーだーでおねがいします。」

「私にリーダーなんて務まらないよ!狐ちゃんがやりなよ!」

僕にもリーダーは務まらない。

目の前にゲートらしきものが見えたので僕は指を指す。

その道には蛙もいるけど

「あれにいくのじゃ?」

たまちゃんが僕に問いかけてきたので頷く。

「狐ちゃんの実力を見せてください。」

何言ってるの?ティーナさん、僕は弱いから何も出来ないよ

僕は首を横に振って否定する。

「えー、見せてくれないんですか?」

「きつねちゃんってよぶのとけいごやめたらみせてあげなくもないかな」

確かに名前で呼ばれないのは酷い違和感を感じる。

ティーナさんは少し思案して思い立ったようだった。

「そうですね。可愛い狐ちゃんの名前はなんて言うのですか?」

しゃがんで僕の手を取るような姿勢で僕に名前を問いかけてきた。

「くりむ、って、いい、ます。よろしく、おねがい、します」

僕は動揺しながらもたどたどしい言葉で返す。

「見た目に良く似合う可愛らしい名前だね。」

その見た目が嫌なんだけど。僕は元々は男子だから。

君に言ったら受け入れてもらえなくて嫌われてしまいそうだけども。




☆☆☆




ティーナさんは唐突に蛙を指さして呟いた。

「来睦ちゃん、あれ倒して」

一気に敬語から馴れ馴れしく返されて少し動揺した。

ちょっとまって…蓮って燃えない?

僕は片手に魔法スキルを使い小さな火球を作成する。

「おおー」ぱちぱちぱちぱち

ティーナさんが拍手している。これくらい見ていると思うんだけど

初級の初歩の火魔法、ファイアボールだし。

僕はその火球を地面の蓮に投げた。

落とした場所を中心に僕の周りで炎は燃え広がる。

しばらくすると炎は消えた。

蓮は焼けていなかったし壁も焼けていなかった。

所々燃え跡になって黒く浮いている蓮もあったけれども。

「もえるとのもえないものがある…?」

「どういうことなのじゃ?」

「確かに燃える蓮と燃えない蓮があるね。」

道は所々燃やされていたけども問題なく通れる広さは残っていた。

「それより今の魔法は何?」

ティーナさんに方を掴まれる。結構痛い。

なるほど、ティーナさんおそらくパーティメンバーだったから食らってないのか。

僕は再び火球を片手に灯すと蛙の方に向かって投げた。

蛙は僕の投げた火球を受けると焼き焦げてはいたが倒れてはいなかった。

だよね。そう簡単に倒れるわけはない。

僕よりもレベルが20も上なのだから。

「そんな面倒なことしなくてもいいのじゃ」

「さくらのにのまいはみたくない」

洞窟内で使った魔法使えばこの一階くらいは焼き尽くせそうだけども…

光量が凄いことになるからやりたくない。

「さくらって誰?」

ティーナさんは知らなかったね。ティーナさんってギルド入ってるのかな。

入ってなかったら後で桜に交渉してもいいかもしれない。

「てぃーなさん、ぎるどはいってる?」

「夢見ヶ丘っていうギルドに所属してるけど?」

「そっか」

どうやら名前も知らないギルドに所属しているらしい。

聞いたことがない。始めたばかりだから当たり前だけども。

「さくらって誰?」

「僕の妹。」

「来睦ちゃんの妹もなちゅやっているんだ。」

やってるよー、というか割と有名な方らしいよ。集落のみんなが言うには。

「蛙倒れなかったね。」

「つぎはてぃーなさんのばんだよ?」

ティーナさんは物凄く嫌そうな顔で思案顔して思い出したように納得すると

蛙の方に向かって走っていった。

そのまま蛙2匹とすれ違いザシュッという音と共に後ろのゲートに入っていった。

蛙は切られたあとでポリゴン化してアイテムを落とした。




☆☆☆




粘着性の高い毒液 x 02

滑る絖皮 x 03

フロルの生核 x 01


なんか毒液がたくさん落ちたんだけど。使えるのかどうか怪しい。

こういう液体のは大体瓶ごと落ちるようになっているらしい

瓶はどうするんだろう。

『来睦ちゃん、倒せた?』

パーティチャットからティーナさんが話しかけてきたそっちがどこにいるのかわからないので

僕もゲートの中に飛び込む。

「のじゃっ」

たまちゃんも僕の後に続いてゲートの中に飛び込んだようだった。

「あるじ、ここはどこなのじゃ?」

本当にどこだ?マップなんてあるわけないし。あの能力は使うと倒れるから封印だし…

僕の目の前にティーナさんがうつぶせになって倒れていた。

橋のところで倒れていたように。

「まっすぐいく?それとも右?左?どっちいく?」

倒れているティーナさんの位置を中心に四方向に道が別れていた。

後ろを見るとゲートが見える。

僕はしばらく考えると真っ直ぐという結論に至った。

「まっすぐいってみよう。」

僕は真正面の道を指さしながら2人に告げた。

「わかったのじゃ」

「来睦ちゃんに任せるよ。」

蛙が再び現れた。どうやら全体湧き範囲に入ってるのかもしれない。

ポイズンフロル Lv.36

ポイズンフロル Lv.35

ポイズンフロル Lv.36


蛙は僕達を見据えるといきなり口を開けて毒液を吐いてきた

手元にあった旗を振り…「ひゃあっ」

開こうとしたらティーナさんに尻尾を掴まれて後ろに引っ張られた

毒液は蓮の上に飛び散っていた。あれじゃ僕の足では近距離攻撃はできない。

僕は尻尾を抱き抱えながらティーナさんを睨む

「ああごめん、でもこのゲームの毒は武器を溶かす性質があるんだ。」

「え?」

「それ旗?珍しいね。誰から貰ったのかは知らないけど大事にしないとダメだよ?」

なんで僕が説得されているのかわからない。僕は頭にはてなマークをうかべる。

「とはいえポーションとかで修復できるんだけどね。」

修復できるならそんな大事にしなくてもいいのでは?そして説得の意味ないのでは?

「来睦ちゃん、この塔で直接武器使うのはダメだよ。」

なんか片手に持ってる武器の仕様を禁止されたので僕は指の先に冷気を集めると蛙に向けてはなった。

青白く細い光線が蛙と蓮に当たった。

「綺麗だね。」

僕も綺麗だと思うけど模倣元にはもう2度と会いたくないよ。

僕は微妙な顔で見つめる。

冷凍光線はもう2度と喰らいたくないよ。

「これは…私に…」

ガツンッ

「これは使いやすいのじゃ」

たまちゃんが虎戦で得た爪を構え氷ごと蛙を切り裂いた。

氷は切り刻まれて

蛙も切り刻まれた瞬間にポリゴン化してアイテムを落とした。


粘る絖苔 x 03

滑る絖皮 x 02


何に使うのかよくわからない、蛙の残した素材がおいてあった。

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