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世界  作者:
-1st- / 夏の始まり
15/175

第14話 新世界

『ダイブイン!』

僕らの目の前を真っ白な光が包み込んだ。




☆☆☆




僕は何やら真っ白な空間にたっていた。

目の前には白くて綺麗な女性がいる。

「ようこそ、VRの世界へ」

「ここはキャラメイキングの場所です。」

女性が指を動かすと何やらリストが出てきた。

「1、名前、名前をお決めください。」

どうやら名前を決めるらしい。

「来睦でお願いします。」

「来睦ですね、了解しました。」

「2、リアルモジュールにしますか?それとも制作しますか?」

「リアルモジュール?」

僕は質問をした。

「リアルモジュールですね。了解しました。」

勝手に決められてしまった。

「サーバーはどうしますか?」

櫟が5って言ってたから多分桜もそこにいるのかな。

「ごばんで。」

「了解しました。それではいい旅を。」

僕の視界は暗転した。




☆☆☆




《称号入手:永久なる神獣幼女》


気付けば僕は街中?に立っていた。

否、街中という程でもなかった。

自然の溢れる集落みたいな場所である。

上を見れば島が浮いていたり

鳥が飛んでいたり

龍が飛んでいたりするかと思ったが


本当に島が浮いていた。

よく目を凝らすともっと上の方に

大きい龍が飛んでいた。


何時かは乗ってみたいなあ


周りを見渡してみる。

周囲には移動する人や話し合う人などが見える。

この陸も陸続きして無いのかな?


「え、このゲーム15禁だよな?」

「そうだよな?じゃあの子は…?」

「かわいい」

「だっこしたい。」

「確かこのゲームは15禁だったはず。」

「NPCかな?」

「NPCはイベントじゃね?」


とちらほら聞こえてくる言葉を聞いて

僕は我に帰った。


15禁?そんなこと知らされてないけども…


頭に手を添えてみる。

何やらもふもふの三角っぽい形の感触がある。

下を見てみると毛並みの良さそうな尻尾と

空と同じ様な色の長い髪が靡いている。


周りの人を見てみる。

高校生くらいの人が多いが大人もちらほらいる。

普通の少年少女たちである。何処が異常か。





☆☆☆




ん?

考えてみてふと我に思った。


キャラクターメイクはあったが

ほとんど僕は変えないで来てしまった。

つまり僕はあの姿のまま

VR世界に来てしまったということなのかな?


種族欄が存在しなかった。

つまり獣人は存在しないはずなんだ。


注目浴びるのに納得した。


「お姉ちゃん?お姉ちゃん?」

なんか頭上から呼んでる声が聞こえる。

抱き抱えられている。


「お姉ちゃん!?」

「あれ剣姫さんじゃね!?」

「あの幼女、剣姫さんのお姉ちゃんなのか!?、いやそれはないと思うが?」

「剣姫さんもかわいい。」

「あれ?幼女ちゃんプレイヤーかな?、でもあの獣耳尻尾は一体…」


周りは騒がしくなっていく

上を向くと桜と目が合った。桜は剣姫として有名らしい。

僕は普通にプレイ出来るのだろうか。

そういえば何か通知来てたけど後でいいや


「ねえ、桜、剣姫ってなあに?」

僕がそう言うと桜は笑って答えた。


「剣姫はね。私の二つ名だよ。」

この世界には二つ名というものがあるのかな?

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