第14話 新世界
『ダイブイン!』
僕らの目の前を真っ白な光が包み込んだ。
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僕は何やら真っ白な空間にたっていた。
目の前には白くて綺麗な女性がいる。
「ようこそ、VRの世界へ」
「ここはキャラメイキングの場所です。」
女性が指を動かすと何やらリストが出てきた。
「1、名前、名前をお決めください。」
どうやら名前を決めるらしい。
「来睦でお願いします。」
「来睦ですね、了解しました。」
「2、リアルモジュールにしますか?それとも制作しますか?」
「リアルモジュール?」
僕は質問をした。
「リアルモジュールですね。了解しました。」
勝手に決められてしまった。
「サーバーはどうしますか?」
櫟が5って言ってたから多分桜もそこにいるのかな。
「ごばんで。」
「了解しました。それではいい旅を。」
僕の視界は暗転した。
☆☆☆
《称号入手:永久なる神獣幼女》
気付けば僕は街中?に立っていた。
否、街中という程でもなかった。
自然の溢れる集落みたいな場所である。
上を見れば島が浮いていたり
鳥が飛んでいたり
龍が飛んでいたりするかと思ったが
本当に島が浮いていた。
よく目を凝らすともっと上の方に
大きい龍が飛んでいた。
何時かは乗ってみたいなあ
周りを見渡してみる。
周囲には移動する人や話し合う人などが見える。
この陸も陸続きして無いのかな?
「え、このゲーム15禁だよな?」
「そうだよな?じゃあの子は…?」
「かわいい」
「だっこしたい。」
「確かこのゲームは15禁だったはず。」
「NPCかな?」
「NPCはイベントじゃね?」
とちらほら聞こえてくる言葉を聞いて
僕は我に帰った。
15禁?そんなこと知らされてないけども…
頭に手を添えてみる。
何やらもふもふの三角っぽい形の感触がある。
下を見てみると毛並みの良さそうな尻尾と
空と同じ様な色の長い髪が靡いている。
周りの人を見てみる。
高校生くらいの人が多いが大人もちらほらいる。
普通の少年少女たちである。何処が異常か。
☆☆☆
ん?
考えてみてふと我に思った。
キャラクターメイクはあったが
ほとんど僕は変えないで来てしまった。
つまり僕はあの姿のまま
VR世界に来てしまったということなのかな?
種族欄が存在しなかった。
つまり獣人は存在しないはずなんだ。
注目浴びるのに納得した。
「お姉ちゃん?お姉ちゃん?」
なんか頭上から呼んでる声が聞こえる。
抱き抱えられている。
「お姉ちゃん!?」
「あれ剣姫さんじゃね!?」
「あの幼女、剣姫さんのお姉ちゃんなのか!?、いやそれはないと思うが?」
「剣姫さんもかわいい。」
「あれ?幼女ちゃんプレイヤーかな?、でもあの獣耳尻尾は一体…」
周りは騒がしくなっていく
上を向くと桜と目が合った。桜は剣姫として有名らしい。
僕は普通にプレイ出来るのだろうか。
そういえば何か通知来てたけど後でいいや
「ねえ、桜、剣姫ってなあに?」
僕がそう言うと桜は笑って答えた。
「剣姫はね。私の二つ名だよ。」
この世界には二つ名というものがあるのかな?




