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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
142/175

第141話 ラストフロア

3層には以外に早くたどり着いた。あれ?鍵使ってないよ?どうするの?どうもしないよ。

僕は手の中にある鍵を見詰める。全体的には真っ白な物質でできていて。淡く光を放っている。

その鍵は先程のボスを思わせる正方形が付いていて円型からしたに鍵が伸びている。なんか回し辛そうだ。

「お姉ちゃん、鍵なんか見詰めてどうかしたの?」

桜が問いかけてくる。

「けっきょくつかわなかったね。」

また何処かで使いそうな気がするけども。それとも使わないのか。

「お姉ちゃん、島で同じ鍵使うのはよくあることだから取っておいた方がいいよ」

僕は手から鍵を消滅させる。ただ単にアイテムボックスにしまっただけだった。


そして3層は再び迷路みたいな構造になっていた。

ただ先程と違うのは壁や床が透けていてとても怖い状況だった。

僕はたまちゃんの袖を掴む

「どうしたのじゃ?」

たまちゃんは僕を掴むと持ち上げて問いかけてくる。

「こわい。」

凄く怖い、透明な床とか下が見えるのとかすごく怖い。

「だいじょうぶなのじゃ」

なでなでなでなでなでなでなでなで、獣耳のあたりがくすぐったい。

たまちゃんは僕を抱きしめるとなでなでし始めた。

桜の方を見てみるととても羨ましそうな目で見ていた。

しばらくして桜は僕から目をそらすと何も言わず前の道を行った。

僕は不安に思ったのでチャットを送ってみる。

『さくら?おこってる?』

『なあに?お姉ちゃん、怒ってないよ?』

怒ってるように見えたんだ。けども怒っていなかったみたいで桜もしっかりしているんだなと再確認した。

目の前の道は真っ青な海の色で深海にイメージが近かった。

たまちゃんに抱き抱えられて観察していると前方向から敵が出てきたが。

「お姉ちゃん。敵だよ。」

きゅいきゅい。きゅいきゅい。

このダンジョンでも前のダンジョンでも幾度となく見たことのある小さなペンギンだった。

「たおせと?」

僕は桜に問いかける。

「私は何も言わないよ?」

やっぱり桜怒ってない?けどこれ桜にも…いや桜はこのゲーム慣れてるから大ダメージ追わないか。


僕は桜にも警告する様に。傘に魔力を集中させる。周囲に先程の立方体のように強風が吹き荒れる。

それなのに透明な床や壁には一切傷が付かない。

「お姉ちゃん。やめて。ごめん。」

桜が謝ってきた。これ打っちゃうと環境一気に変わるし道そのものが凍り付きそう。

僕は桜の方を見ると魔力を解除する。傘の前で回っていた球体は淡い青色の粒になると消滅した。

小さなペンギンも吹き飛んでリスポーンしたようだった。あれ?




☆☆☆




たまちゃんは僕を肩車すると桜をなでなでする。

「なんかくすぐったいね。」

桜は照れていた。可愛かった。くすぐったいのはよくわかる。何時も撫でられてるから。


しばらくペンギンの来た方に行った、ふと先頭の桜が問いかけてきた。

「お姉ちゃん、どっちに行く?」

曲がり角の中心で桜がそう問いかけてきた。

左と前どっちに行くかってことだよね。

「とりあえずまっすぐいく?」

「まっすぐね」

僕がそう言うと桜は再び歩き始めた。まっすぐ行くようだった。

まっすぐ行った先に曲がり角が見えた。

たまちゃんと共に桜のあとを追いかけようとしたら「危ない」という言葉が飛んできた。

たまちゃんと僕はその飛んできた光線にやられて吹き飛ばされた。

たまちゃんの片腕が凍り付いていた。僕は吹き飛ばされただけでダメージをおってない。

「あるじ、無事でよかったのじゃ」

そういうとたまちゃんは淡いポリゴンに包まれて消えていった。

「さくら、こういうばあいは?」

僕は気になったことを桜に聞いてみる。

ここは3層としては序盤だとするとリスポーンどうなるのかと

「お姉ちゃん、3層からだよ」

どうやら3層からのようでこういう近い場所だとすぐに戻ってこれるらしい。

近場リスポーンは鬼畜唯一の良心だと思ったよ。


しばらくしてたまちゃんも戻ってきた。近かったからすぐに戻ってきた。

「さっきのはなんなのじゃ?」

たまちゃんが自らの死因について桜にといかける。

「さっきのは。トラップだね。私のせいです。ごめんなさい。」

桜はたまちゃんにむくとお辞儀をして謝った。

たまちゃんは桜の頭をなでなでする。

さっきのはどうやら桜が引っかかったトラップらしい。

そういえば攻撃的なトラップが出てきたのは初めてなのかな?

いや…2層矢雨発動したから2回目かな。矢雨は受けたくないなあ。

これからダンジョン攻略する上で受ける時はきっとたくさんあるのだろうけども。

歩いていく、どうやらトラップはもうないようだった。

向こうに光が見えてきた。久々の光と言っても僕の装備で光ってるから

そんなに久々ではない気がするけども。

「お姉ちゃん、部屋だよ、入る?」

たまちゃんと一緒に僕は隙間から部屋の中を覗いてみる。何も無かった。

入るかなー。どうせ中身はまともなものがなさそう。見えない何かがありそう。

「いちおう」と僕は答えた。

進まないとダンジョン攻略出来ないもんね。

この洞窟攻略する意味があるのか謎めいてきたけどここまで来たからには最後まで行きたいよ。




☆☆☆




部屋の内部は上から滝のように落ちてくる水が部屋に割れていて幻想的な風景を出していた。

そういえばこの洞窟どうなっているんだろう。

水の向こう側は青くて何も見えない。

部屋に入った途端2層の序盤にあった謎のモノリスらしきものが現れた。

四角形の台の上にひし形の何かが浮かんでいてオレンジ色に光っている。

僕は警戒して傘を向けるもエネミーじゃないようで反応しなかった。桜の方を見る。

「お姉ちゃん、私に聞かれたってわからないよ。」

どうやらわからないらしい。

とりあえず、一旦放置するべきか。先程手に入れた3層の鍵を提示してみるも何も反応はなかった。

たまちゃんは火だと思ったんだろう。ファイアーボールをそのモノリスらしきものに向けて打った。

しかしたまちゃんの打ったファイアーボールは謎の透明な壁に阻まれて消えてしまった。

「お姉ちゃん。もう行こう?」

結局よくわからないや。もう行くことにした。

そして向こうまで上から滝のように流れる水と置くの見えない通路が姿を現した。

ここどうなってるの?左右の壁がなくて水しぶきがこっちまで飛んでくる。

「お姉ちゃん、たまちゃん、走るよ。」

桜はそう言うと滝の流れる道の中に走って言ってしまった。

たまちゃんは僕を肩車したまま桜を追いかける。

「すずしいのじゃ。」

たまちゃんが走りながらそう呟く。

「まったくすずしくないよ」

むしろこの状況はさっきよりも寒く感じる。おそらく1層の水が落ちてきてるんだと思う。

空間歪んでるのかな。外から見た時はこのような場所はなかった気がするよ。


しばらくしてたまちゃんは水の中を走り切った。もふもふの髪も尻尾も濡れていて

僕を一旦部屋に下ろすとたまちゃんは部屋の奥に行った。

ぶおおおおおんという何かが風を切るような音が聞こえてきた。

「お姉ちゃん、涼しかったね。」

いや、まったく。むしろ寒かったよ。なんて言うところを走らせるんだ。

「すずしくない。」

僕は桜に背を向けるとたまちゃんの方に行った。

たまちゃんの方に行く途中に物凄く見覚えのある機械らしきものが見えたけども

機械なんて見なかったことにしたかったけどとかなきゃなにか見逃しそう。


色々と仲介して機械を見詰める。

「お姉ちゃん、あの機械だね。問題解いてみる?」

失敗したら多分とんでもないことが起こりそうな気がする。

なので「やだ」と答えた。

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