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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
140/175

第139話 中ボス

さっきからずっと見ているけど全くと言っていいほどに動いていない。

スライムだったら簡単だったんだろうけれど。ここのボスはスライムではなかった。




☆☆☆




中央に向かって渦のようなそれでいて冷気が渦巻いている。

壁が凍り付いている辺り凄まじく寒いことがわかる。

「たまちゃん。あれたおしてきて」

僕はたまちゃんに指示を出す。

「お姉ちゃんは倒しに行かないの?」

指示を出した直後に桜に問いかけられた、とても行ける状況ではない。

傘を開き冷気の強風から身を守り太陽型の紋章に入る。

そこでやっと敵の名前が見えた


"シャーベットスフィア Lv.30"


意外にそのままの名称だったと思ったその時に分離して三角錐のようなものを浮かせると

こっちに向かって冷凍光線を打ってきた

傘に衝撃が走る。けどもあの塔のペンギンほどではない。

周囲に白い雪みたいなものが降り注ぐ。

「お姉ちゃん。結界はるよ」

桜がそう宣言し太陽型の紋章の端で薄橙色の結界を展開した。

3枚に見えるから中級結界なのだろう。

「たまちゃん、あれ倒してきて。」

桜もたまちゃんに指示を出す。ふと気が付いた。さくらならあれ倒せるのでは?

「さくらはたおせないの?」

「うーん、何処かに結界貼ってくれてそれでいて移動もできる人がいれば楽に終わるんだけど…」

桜は僕の方をチラチラッと見ながらそう答えた

僕はそんなことはやらないよ。


たまちゃんが地面をけって駆け出したと同時に相手は八つ裂きにされていて

たまちゃんは刀を構えていた。

「お姉ちゃんのパートナー凄く強いと思うんだけど」

あれでも僕と同じ初心者で体力紙だから1回当てれば桜でも勝てるよ

八つ裂きにされたスフィアはピザの切り口の形みたいに尖った方を向けて先端から冷凍光線を発射してきた。

空間に青く光る線が走り再びフィールドが冷気に支配される。

と同時に桜の張った結界まで凍り付いてきた。

たまちゃんは逃げるように結界の中に入ってきた。

「危なかったのじゃ。あるじ、大丈夫なのじゃ?」

僕は桜の結界の中にいたから特に受けたダメージもないし大丈夫だよ。

そもそも1回でも当たったら多分リスポーン行きだよ。

この冷却装置のダメージわからないけども。


「どうやって近付けばいいのじゃ。」

本当にどうやって近付けばいいのか、ほぼ毎秒の感覚で八方向くらいに冷凍光線が発射されている。

近付けば凍らされる。多分。

「お姉ちゃんが結界張ってたまちゃんがその中から切りつければ?」

少し迷ったけれど桜の言うこともできるかもしれない

やってみることにした。




☆☆☆




僕がまず「ちゅうきゅうけっかい」を発動させる。

僕とたまちゃんの周りを薄緑色の結界が三重に覆われる。

そしてゆっくりと敵に近付く。

近付くだけでも凄まじく冷たくて床が凍り付いている。

結界も凍り付いていく。

「たまちゃん、今だよ。」

たまちゃんは僕の後ろから敵に近付くと思い切り切り付けた。

それでもなにもないように切り離された所を元の場所に食付けて戻し

再び冷凍光線を打ち込んでくる。

僕は咄嗟に両腕で目の前を覆う。と同時に浮遊感を感じた。

腰元を見ると白っぽい肌色の腕のようなものが写った

たまちゃんが僕を抱いて再び桜のところに動かしたようだった。

「お姉ちゃん、おかえり。」

「だめだった。」

部屋の中心で未だに冷気が渦巻いていてさっきよりも酷い状況だった。

「うん。分かってる。」

分かってたんならどうしてこの方法提案したのか。

「こういう敵のために魔法といういい文明があるんだよ。」

桜は僕の目の前で緑色の球体を発現させた。

「なにそれ」

「お姉ちゃん。植物属性って知ってる?」

植物魔法?そんなのもあるの?僕は首を横に振る。

すると桜に頭をなでなでされた。

「たまちゃんもおいでよ。」

「なんじゃ?」

確かにたまちゃんにも魔法が模倣できるのか知りたい。

「まずはお姉ちゃん、グラスボールやってみて。」

結界の周囲が採掘機が削る様な音がしてるんだけど。

結界の中から外を見てみると部屋そのものが凍り付いていた。


気を取り直して僕は目を瞑ると緑色の球体を作るようなイメージをする。

数秒して目を開くと手の上に緑色の球体が浮かんでいた。

「やっぱりお姉ちゃんはできるんだね。」

魔法って結局想像力だと思うんだ。違うの?

アルティマさんだって想像力でやってたようなイメージがあるんだけど

たまちゃんはできるのかなー?


たまちゃんも桜の真似してやってみたら見事にできてしまった。

そして桜は結界の外を見るとよくわからないことを呟いた。

「その球体を床に。」

床に?

たまちゃんは桜に指示された通りにその球体を床に打ち出した。

ブロックで構成された床の隙間から弦が伸びてきて氷を侵食していく。

なにこれと思う他ならなかった。僕は首を傾げる。

「お姉ちゃん。これでいいんだよ。」

地面から伸びてきた蔓は真ん中の敵にたどり着くといとも簡単に粉々に砕いて侵食してしまった。

冷凍光線はもう飛んでこない。

寒さも嘘だったかのようになくなってしまった。

「やったね。」

「おお、かったのじゃ!」

氷は草に強いっけ…僕みたいなたまちゃん効果かな。




☆☆☆




しばらく待っていると草花に覆われた敵の亡骸のある中心部屋の真ん中よりも少しズレた場所に宝箱が出現した。

「お姉ちゃんは開けれないよね」

僕は宝箱開けれないよ。桜の言う通りだったから頷く。

桜が宝箱に剣を差し込み持ち上げて蓋を開ける。

僕はたまちゃんに肩車をしてもらい

たまちゃんと桜と共に僕も上から宝箱を覗いてみる。

宝箱に入っていたものは3層への鍵とポーションと素材だった。


3層の鍵

種別:特殊 / 鍵アイテム

このダンジョンの3層に行くための鍵です。

さあ、ここからが地獄です。頑張ってください。


耐凍ポーションx5

種別:ポーション

氷結の状態異常を無効化するためのポーション

これを飲んでおくと氷結の状態異常を一定時間無効化できる。


氷結晶の凍核x1

種別:素材/核

シャーベットスフィアの核、もしかしたらなにかに使えるかもしれない。


3層に行くための鍵って…わざわざそんなことする運営さん性格悪いと思うんだ。

「お姉ちゃん。ここからが地獄だよ!」

道なんて覚えてる人いたらいいのに。きっとたまちゃんは覚えてるよね。

覚えてなかったら僕の最終手段使うしかないのかな。使いたくない。

あれ物凄く精神力消費するから使いたくない。消費してもしなくても僕は何も出来てない気がするけど

きっと気のせいだよ。少しは2人の役に立ってると思いたい。

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