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世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
139/175

第138話 ミステリーシンボル

僕は飛んできた矢をたまちゃんに渡す。

「ありがとなのじゃ」

なでなでわしゃわしゃ、くすぐったく感じた。




☆☆☆




桜が燭台に拾ってきた遺骨を置く。

するとガシャンという音がどこからか聞こえた。

音的にシャッターの方っぽかった

向こうのシャッターが開いたのかな。

「お姉ちゃん、あってたね!」

そうだね、桜の解読は当たってたよ。

「次の部屋いこうか。」

次の部屋に進みたいけどもこの暗闇の中だと多分どの方角かわからないよね。

「どうやって?」

僕は首を傾げる。本当にどうするのか。

「お姉ちゃん、石版の向かいが正しい方角だよ。」

シャッターの方?金属の方?僕は首を傾げる。

「お姉ちゃん、どうしたの?」

「あるじ、どうしたのじゃ?」

「さっきいったとき、きんぞくとしゃったー、このへやはわかれみちになっている」

「あ、うん。別れてたね。」

分かれ道になっていた。つまりあの扉の片方しか空いていないことになる。

「けど、1ヶ所しか空いてないならそっちしか行けないから、それに道がある方が楽だし。」

まあ確かに道がある方が楽だ。言ってみた方がいい。

「それじゃ行くよー」

そう言って桜は傘を持って石版の向こう側の方角に走っていった。

僕達も桜を追いかける。

ふと桜が立ち止まって上を指さした。

見上げるとシャッターの方だった。

向かい側には階段があった。このダンジョンどうなっているんだ

桜は階段を登っていく。僕は登れなかった。

「たまちゃん、だっこ」

たまちゃんに助けを求める。

「わかったのじゃ」

たまちゃんは返事をすると僕を抱き上げて階段を登ってくれた。


階段を登った先に待っていたのは真っ暗闇と新しい部屋だった。

言ってしまえばさっきとほぼ変わらない景色だった。

「お姉ちゃん、また部屋があるよ。はいる?」

入らなきゃこのダンジョン攻略できないよね。多分。いや多分ではなく本気で。

「はいるよ」

僕は桜の質問に答える。

「お姉ちゃん、さきにいく?」

桜が問いかけてきた。けども僕は先に行かない。

「いや、先には行かないよ。多分。」

僕がそう言うとさくらは部屋の中に入っていった。

怖くないのかな、いや、ここで怖いとか言ってたらVRできないのかな?

きっと怖い怖くないに関わらずVRは遊ぶためにあるものだと思う。縛られるのは良くない。


しばらく待っていると桜が戻ってきた。そして意外なことを口にした。

「ここ中ボスの部屋だよ。」

どうやらやっと中ボスの部屋らしい。ここからあっちまで戻るのキツくないかな?

いや、無茶振りだと思うんだけど。


「さて、お姉ちゃんに問題。ここの中ボスはなんだと思う?」

わかんないと思う。そもそもわかんないのが当たり前だよね。

僕は考える。ペンギンは塔のボスとして出てきたし流石に使い回しはなさそう。

でもあのペンギン難易度高かったからきっと使い回ししてきそうな気がする。

そもそも凄く痛かったし。何回もしてきたし。

ただここの洞窟があの塔よりも難易度高いか低いかが気になる。

多分あの塔50レベだったっけ。で此処の洞窟が30レベだったからこっちが難易度低いのかな。


「とりあえず、部屋に入るよ。」

さくらはそう言うとまた部屋に戻っていった。

「たまちゃん、おろして」

僕はたまちゃんに指示する。たまちゃんはすぐにおろしてくれた。

「たまちゃんはなんだと思う?」

僕はたまちゃんに問いかける。

「あるじ、ボスの話なのじゃ?」

「うん」

「私はわからないのじゃ」

あれ?たまちゃんは現代の動物に詳しくないのかな?


部屋を一通り見てわかったことは風車のような形をしているということだった。多分。

間違ってないよね?暗いから正しいかどうかわからないけど。

そしてまた真ん中に石版が置いてあった。

よく見えなかったのでたまちゃんにだっこしてもらい再び見た。


石版にはこう書かれていた


◇   □   ◇

  \ | /

□ ー ? ー □

  / | \

◇   □   ◇


正方形とひし形かな?




☆☆☆




「なにこれ」

以外にも僕が発した言葉だった、ほんとうになにこれ。

「この記号だけじゃ解けないよね。」

記号だけでは解けない。どこかに回答欄があるのではないかと思う。

桜がそう言って後ろに回った。

「お姉ちゃん、なんか発見したよ。」

僕達も桜の場所に…たまちゃんに抱き抱えられたまま石版の後ろ側に回る。

石版の後ろ側にはよくわからない機械が置いてあった。

『表の記号が現す存在を答えよ』

存在?存在って基準がいまいちわからない。

存在って…物の事言っているならこれは簡単に正方形でいいんじゃないの?

「せいほうけい?」

「正方形?」

どう見ても正方形じゃないかな。これ。

「八芒星のじゃ?」

八芒星って存在する?五芒星なら確か星型だけども。

まって?五芒星が星ならば八芒星は太陽かな?

□と◇を重ね合わせてみる。

太陽っぽくなった。でも水の洞窟で太陽って答えはある?

「たいよう?」

「太陽…?あるかもしれないね。」

「のじゃ?」

桜がそう言って機械に打ち込んだ。


しばらくすると床に太陽のようなマークが現れた。

と同時に石版と機械は地面の下に消えていった。どういうシステムしてるんだろう。

そして僕の推測はどうやら当たってたっぽい。

当たってなかったらどうなるんだろうか

トラップだったのかな、それはそれで怖いなあと思った。


しばらくして急に空間が光りだした。

僕達は急いで太陽型の魔法陣の外に出る。これはわかる、召喚魔法陣だ。

凄く眩しい。隣を見ると桜は目を瞑っていた。

僕も目が痛い。


30秒後、光は消えて再び暗闇が空間を支配した。

「もういい?」

桜が問いかけてくる。暗闇に対してかな。

「いいよ」と答えた。

僕達は魔法陣の中心に戻る。中心に浮いているのは球体の水を纏った僕より少し大きいくらいの氷の様な塊だった。

「なにあれ。」

本当になにあれ。あれ?スライムじゃない?でも球体のスライムっている?動いてないし。

「さくら、すらいむにみえなくない?」

「のじゃ?」

周りを冷気が支配する。凄く寒い。あの球体が原因なんだと思うけども

「お姉ちゃん、あれここの中ボスだよ。多分。」

とても生きてる様に見えない球体が?ボスなの?

さっきからずっと見ているけど全くと言っていいほどに動いていない。

スライムだったら簡単だったんだろうけれど。ここのボスはスライムではなかった。

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