表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界  作者:
-2nd- / カエデの邂逅
128/175

第127話 プラズマ

「いいとおもう。」

「上手だったよ。」

桜にとってもたまちゃんの弓は上手だったらしい。たまちゃんって魔法も武器も行けるのでは?




☆☆☆




遠距離、近距離が揃った、さあ、冒険だ。

「そのぶきたまちゃんにあげる。」

「お姉ちゃん、たまちゃんって凄く万能だよね。」

「ぼくとちがって…」

桜も落ち込む、僕も膝を抱え込んで落ち込む、たまちゃんは混乱している。

たまちゃんって本当に魔法も物理も万能だよね。

「え?あ、ありがとなのじゃ…?」

「お姉ちゃんはみんなの癒しだから回復役でも目指せばいいよ…」

たまちゃんはしばらく混乱したままだった。


桜に言われたこと…僕が回復役…?この世界に回復魔法なんてあるの?

そんな疑問とは裏腹に僕の口から出た言葉は

「かいふくやくってなに…?」だった。

それでも桜は落ち込んだまま答えてくれる。

「回復魔法使ったり、ポーション作ったりする人のことだよ」

ポーションは生産役じゃないの?

この世界のポーションは危なっかしいものもあるから攻撃には充分使えると思う。

1層でトラップしてきた氷結ポーションのように。

そもそも生産ってどうやってやるの?

「お姉ちゃん、そんなことよりも道に進まなきゃ。」

話をはぐらかすな、だけどそうだね。このダンジョンクリアしなければいけない。


今は桜がスケルトンの首を飛ばしたんだっけ。

ホールの真ん中だ。何処もわからないので壁に向かって歩いていく。

桜も付いてきた。いくら光があるとはいえ見失うのは怖いもんね。

「んん?あるじなのじゃ?」

光の当たっていない暗闇から出てきたのはたまちゃんだった。片手には矢を持っている。さっき撃った矢かな。

ってことは1回端まで行ったのかな?

「いまはじまでいくとこ」

「端にはなんもなかったのじゃ。強いて言うなら壁があったのじゃ」

「お姉ちゃん、方角があってないと話にならないよ。」

確かに真っ暗闇で方角なんて覚えていない。

これ迷うかもしれない。もうすでにダンジョン内としては迷ってるけど。

「さくらはわかるの?」

「えっと…確か…こっちから来たからあっちだったはず。」

桜は東を指さした。全くわからないけどとりあえず桜のさした方向に行ってみた。


しばらく歩いていると端が見えてきた。

銀色のシャッター?みたいなものが見える。車庫の扉に使われるようなもの。

あれ扉かな?シャッター?があるって言うことはまだ通れないってこと?

「お姉ちゃん、シャッターだね。」

「とびらしまってるね。」

「とおれないのじゃ。」

通れない。この場所でなにかする必要があるのかもしれない。

よくわからないから僕は桜に問い掛けた。

「さくら、ひかりのまほうってある?」

「何言ってるのお姉ちゃん、お姉ちゃんが草原にかました魔法があるじゃん。」

ああ、あった、あれは光じゃなくて雷だけど同じようなものだよね。

「しじゅうけっかい。」

「お姉ちゃん、何する気?まさか危ないことしようとしてる?」

僕が防御張ると必ず危ないことっていう方程式でもあるのかな。

間違ってはいないけどなんとも言えないよ。




☆☆☆




周囲が薄ピンク色の結界で覆われる。装備が照らす範囲の少し小さいくらいだ。

たまちゃんも僕も桜もその中に入っている。

僕はそのまま2人を掴むと浮遊を発動させた。この方法は桜の予想した通り危ないから。

僕も桜もたまちゃんも空中に浮かんでいく。

「お姉ちゃん、何する気?」

「まずはへやのすべてをみわけることがだいじだよね。」

立体系のゲームにおいて部屋の全てを把握するのはとても大事である。

何処に何があるかわからないからね。嫌という程に思い知らされたよ。

VRMMOもその点では同じだよね。

ダンジョンの全てを把握する気は無いけれども。そもそもできるのかわからない。

「うん。それはとても大事だね。でも危ないよ?」

それほど危なくないけども。

一応保護として結界貼っておく。絶対に防御できる訳では無いと思うけど。

僕は片腕に雷をまとわせると地面に向けて何も無い空間を殴った。

雷は垂直に地面に刺さり周囲に電気を撒き散らした。波紋のように広がっていく。今も明るい。

シャッターが感電して眩しい光を発する。これでも開かなかった。

そしてこれでも地面壊れないならあの時攻撃しなくてもしても壊れなかったってことだね。

けどもこのシャッターが開かない理由はわかった。

「なるほど。さらがちゅうしんにあるからひらかないのか。」

水を入れるような燭台が部屋の中心で浮いていた。おそらく水の重さで仕掛けが反応するようになっているのだろう。

「ああ、うん。お姉ちゃんしかできない攻略法だね。」

桜はなんとなく独自解釈で納得したようだった。でもこの方法僕以外にもできる人いると思う。

アルティマさんとか。他の廃人さんとか。不気味怪しい逢魔とかいうフードとか

最後にあげたのはできちゃったらそれはそれでもうダメかもしれないけど。

燭台も金属質でできているのかずっと帯電していた。わかりやすくてなにより。



☆☆☆




しばらくして中心に浮いている燭台みたいなものにたどり着いた。

遺跡の絵画にあるような形と模様をした銀色の燭台だった。

燭台の下には測量計みたいなものがある。

四角くて物を測るような形をしていた。試しに手で押してみる。

動かなかった。

「ぼくはみずまほうなんてつかえないよ?」

「私もなのじゃ。」

一応氷魔法は使えるけれども氷は判定に入るか微妙だから。そもそもここのダンジョンは水のダンジョンだし。

「お姉ちゃん、見ててね。」

見ててねって言われてもその高さだと浮遊使わないと見えないんだけど。

桜は剣先を浮いている燭台に近付けた。

見ていると燭台が下がってきているような気がする。というか確実に下がっている。

見えないけど多分、水がそそがさっているのだろう。

それほど時間が経たないうちに燭台は測量計のようなものの上に落ちた。

測量計のようなものは燭台で押ささった。僕が手で押しても反応しなかったのになんで燭台で反応するのだろう。

そういうものなのかもしれない。

燭台にはなみなみと水がそそがさっていた。零れそうなくらいに。

それと同時に遠くからカシャンという音が聞こえた。さっきのシャッターが開いた音かな?

そうだといいなあ。


シャッターの開いた方に歩いていこうと前に足を出した。

何故か斬撃が飛んできた。アニメ以外での飛ぶ斬撃なんて初めて見たよ。

「お姉ちゃん、危ない。」

僕はそのまま斬撃を躱す、桜が剣で相殺したようだった。僕は斬撃を飛ばしてきた敵の正体を見る。

何処かで見たような青い色をしたスケルトンだった。

スケルトンは走ってきた桜に首を跳ね飛ばされた。

空中を切れ口からポリゴンが吹き出すスケルトンの首が飛んでいき暗闇に消えた。

「こういう骸骨系の敵は首を跳ね飛ばすか灼熱で溶かさない限り何度も復活してくるからね。あれ?この説明言った?」

言ってないような気がする。そしてここのスケルトンは復活制なんだ、それはとても厄介だと思う。

集団で囲まれたら相当厳しいんじゃないかな。チュートリアルダンジョンでも1回あったけど

桜は地面に落ちている刀とスケルトンの骨を拾い僕に刀を渡してきた。

「なんで?」

「これくらいのかるさならもてるとおもう。」

いや。さっきの弓矢も相当重かったし持てなくはないけど使用出来ないと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ