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ヤンデレ娘とお兄ちゃんシリーズ

ヤンデレ娘とお兄ちゃんpart2

作者: きつねさん


「ねえ、お兄ちゃん

 今日はどうして遅くなったの?遅くなるなら連絡しといてっていってたのに。」

俺の前で烈火のごとく怒ってるのが俺の妹も蓮花だ。

今日は委員長さんと遊んで帰ったのだが妹に連絡するのをわすれてれいたのだ


「すまん、連絡するのを忘れてた。

 次からは気を付けるからこの通り、ゆるしてくれ。」

だから俺に責任がある。

俺は必死に謝った。うちは父親だけなので料理は妹が作っている。

機嫌を損ねるとテーブルにカップめんとポッドがおいてあるということもあるのだ。


「はあ、もうしょうがないな。許してあげる。それでなんで帰ってくるの遅くなったの?」

どうやら許してくれたようだ。

一人でカップめんをすするわびしさを味あわないでよくてたすかった。


「委員長と遊んでてな。

 すぐ帰るつもりだったんだが意外と遅くなっちゃってな。」

俺は正直に委員長っと遊んでて時間を忘れたことを白状した。


「委員長さんと?

 この頃委員長さんと遊ぶこと多いよね。もしかしてお兄ちゃん委員長さんの事好きなの?」


妹がからかうように聞いてくる。いや事実からかってるんだろう。

「いやいや、そんなことないさ。恋愛って物自体よくわからんしな。

 最悪一生独身でもいいかって思ってるぐらいだからな。」

そういったら妹ははにかんで

「そうなんだ。じゃあ私がずっと家事をしてあげるね。」

といった。俺の妹は少しブラコンだ。

それは嬉しいしいいんだがずっとだと妹が結婚できないだろう。

「お前はちゃんと結婚しろって。」

妹には幸せになってほしいしなあ。


「好きな人ができたらねー。」

と適当にはぐらかされる。

はあ、妹が結婚できるか心配だ。

まあ大丈夫か。妹はかわいいしな。そのうち彼氏もできるだろう。



「これからは遅くなるときは連絡してね。

 じゃあご飯あっためとくからお風呂にでも入って待ってて。」

「おう。」


よくできた妹だ。

家の家事を一人で担当している。

いや俺もたまに皿洗いぐらいはするけど、

蓮花がやらないでいいっていうからついつい甘えちゃうんだよなあ。


今日も甘えてとりあえずお風呂に入ってくるか。


ーーーーーーーーーー蓮花サイド

お兄ちゃんが今日も遅く帰ってきた。

この頃結構そういうことが増えた。

友達と遊んで帰ってくるって時が多いけど委員長さんと遊んでから帰ってくるっていうときも増えた。

お兄ちゃんはああ言ってるし本当にそう思ってるんだけど委員長さんはどう思ってるのかな?

少し調べてみよう。

カバンの中からプリクラを発見した。

プリクラにはお兄ちゃんと委員長さんが写ってた。

お兄ちゃんは普通に友達と遊んでる感じだけど委員長さん、いや委員長の顔は女の顔だ。







引き離さないと




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「蓮花ー上がったぞー」

「お兄ちゃん準備はできてるよ。」

机の上にはおいしそうなご飯がおいてある。

「いただきます」

「めしあがれ。」


その日はご飯を食べてからすぐに寝た。

あしたはなにをしようかなと思いながら。







次の日委員長さんに会ったけど顔色が悪かった。

昨日はあんなに元気だったのに何があったんだろう。

気になって委員長さんに聞いてみたら昨夜ひっきりなしに公衆電話から電話がかかってきたらしい。

あんまりに多くかかってくるので電話線を抜いて寝たらしい。

こちらから話しかけても何にも言わないという無言電話で、

気味が悪いわ何度もおこされるわで寝不足らしい。


次の日委員長さんの顔色はさらに悪くなってた。

昨日も無言電話がかかってきたらしい。

一回目でもう電話線を抜いたらしい。

警察に行ってみたらといったがもう行ったらしい。

だけどただの無言電話だけでは動けないらしい。

何か被害がないとむりなんだとさ。被害があってからでは遅いってのに。


さらに次の日委員長さんの顔色はまた悪くなってた。

無言電話は夜にかかってくるので夜は固定電話の電話線を抜いているらしいが、

何と今度は委員長の携帯電話にかかってきたらしい。

これはもうただのいたずら電話ではなくストーカーだ。

委員長はすぐに着信拒否設定で電話帳にのってる人しか電話できないようにしたらしい。

だから公衆電話からかけてきてもかけてもかからないからねっていわれた。


そのまた次の日、委員長の顔色はましになってた。

着信拒否にしたから電話が来たりしなくなったようだ。

よかった。


さらに次の日委員長の顔色はまた悪くなってた。

なんでも郵便受けが接着剤で貼り付けられていたようだ。

委員長の家はすぐに防犯カメラを取り付けるらしい。

委員長も委員長の家族も相当参っているらしく今日すぐに取り付けるということだ。

何かできないかと思ったが、委員長はこの頃あんまり寝れてないらしく学校ではいつも眠ってるため声をかけることもできない。






「っていうことがあったんだけどさあどうすればいいと思う?」

俺はどうしようもなくて妹に相談してみた。

妹が何とかできると思ってるわけじゃないが、同性なのであとで電話でもして委員長を勇気づけることでもできないかと思ったのだ。


「うーん、そうだねえ。実害が郵便受けぐらいだったら警察も動けないと思うよ。

 それにできる対策も全部してるし。もう相手も何にもできないんじゃないかな?

 それにもしかしたら間抜けな犯人が監視カメラに映るかも知れないし。」


「そうか、そうだよな。もう犯人も何にもしようがないもんな。

 それでさ、委員長に電話でもかけて励ましてあげてくれないか?

 相当参ってるみたいだし。」


「それはやめといたほうがいいと思うな。

 委員長さんも電話に対して敏感になってると思うし。」


「ああ、それもそうか。

 じゃあ俺はどうしたらいいと思う?」


「うーん、家で寝れてないなら学校では寝かしといてあげたほうがいいよ。

 あと遊びに誘うのもやめといたほうがいいかなあ。あんまり疲れさせるのもいけないし。」

「そうか、じゃあそうしてみるよ。ありがとな。」

「どういたしまして。」





それからしばらくは委員長は寝れてはいないようだけどストーカー被害にあったりすることもなく、

普通に過ごしていた。

そうやって過ごしていくうちに委員長も持ち直してきたのか俺と遊ぶ約束をした。

よかった。あれから被害もないようだし委員長も元気になったし。

「っていうわけだから明日は遅くなるしご飯は適当に食べてくるよ。」

もちろん今度は遅くなることを前もって妹に言っておくことも忘れなかった。

これで大丈夫。

そう思っておれは早めの時間に寝た。


次の日の委員長から今日の予定を取りやめると言われた。

なんでも夜に石が放り込まれたらしい。

それでガラスが割れて委員長の親がかすり傷だけどけがをしたということだ。

さすがに今度は警察も動くらしく町で聞き込みをしている。

警察ももうちょっとはやくに動いてくれればよかったのに。

そうすれば委員長が嫌な思いをし続けなくてもよかったのに。


その後委員長と遊ぶということはなかった。

委員長の家に何らかの嫌がらせが続いたのだ。

委員長の盗撮写真がネットで流れたり、留守中に泥棒に入られたり(荒らされただけだったらしいけど)

ということで委員長が遊ぶような気分じゃなかったのだ。

遊ばなくなっているうちに委員長とは疎遠になっていった。


ついに疎遠になったまま俺と委員長は卒業して離れ離れになった。









「おー委員長ひさしぶり。全然変わってないなあ。」

「あなたこそあんまり変わってないじゃない。」


現在二十五歳。

大体みんな仕事にも慣れて来ただろうっていうことで同窓会が開かれたんだ。

参加人数もそれなりになって料亭とまではいかないが、まだ若い俺たちとしてはそれなりに奮発した会場で同窓会をやってる。

そこで委員長と会ったのだ。


「それにしても委員長結婚したんだってな。」

「ええ、まだ結婚といっても私も彼も今は仕事が大変だからあんまり実感はないけどね。

 そういうあなたの方はどうなのよ?彼女ぐらいいるんでしょう?」


「いやそれがいなくてなあ。

 まだまだ恋愛とかいうのがわからないお子ちゃまだよ。」

「えっ、ってことは付き合ったこともないの?」


「いやあるけどさあ。なんか気が合わなくてキスもせずに別れるってことが多いな。」

「そうなの。あなたは結構かっこいいから相手がいないことはないと思ってたから納得。」


おっ、委員長から見て俺は高評価らしい。

まあ人妻から高評価をもらってもうれしいもんはうれしい


「そうそう、そういえば昔私あなたのことが好きだったのよ。

 ストーカー被害とかで告白する気になれなかったから告白しなかったけど。」


「うえっ?まっまじで。」

「ええ本当よ。まあ昔の事よ。今は旦那が一番。」

「うへえ、お熱いことで。」

なんと、委員長は俺のことが好きだったらしい。全然気づかなかった。


「彼女もいないってことは今一人暮らし?」

「いんや、妹と二人だよ。親父が交通事故で死んじまってな。」

「えっお父さんが?私しらないわよ。」


「あー、あんまり金がなかったから身内だけでひそやかに済ませたからな。

 知らないのも無理ないか。」


「そう、それで今は妹さんと二人暮らしなの。

 けど大丈夫なの?妹さんもお年頃でしょう。」

「いやそれがな。妹の方にも全然彼氏ができる様子がないんだわ。

 まあ親父はもとから出張でいないことの方が多かったし昔となんも変わらんな。」

「いや変わるわよ。普通は」


「そうそう二人で歩いてると夫婦と間違われることもあるってなどっからどう見ても兄弟だってのに。」

「いやないない。普通に夫婦に見えるわよ多分。」

そんな感じで話してたら同窓会も終わってた。

さて家に帰るか。






ガチャ

「蓮花ーただいま。」

そういって家のドアを開けると妹がにっこり微笑んで

「お帰りなさい、お兄ちゃん。」

って言う。


そんな感じが今の俺の日常。



                            NormalEnd

委員長さんのくらった迷惑電話や、郵便ポスト、石を投げ込まれるっていうのは妹ちゃんがやったことです。


電話番号はお兄ちゃんの携帯の電話帳からとりました。

お兄ちゃんだめですよ生年月日を暗証番号にするのは。


さらにお兄ちゃんから警察に話したけど相手にされなかったことや、監視カメラをつけた話、警察が動いた話などの情報を仕入れて動いていたので妹ちゃんが捕まることはありませんでした。


それにいたずら電話とかは外からかけているのですがその時にお兄ちゃんが起きたら困るので夕食に睡眠薬を少量混ぜたりしています。

本当に少量でしたので眠気がわくことと、眠ったらちょっとしたことでは起きないっていう程度の効果が出てました。

外に出かけるときはフードつきのパーカーで顔を隠していましたし、

夜遅くでしたので酔っ払いぐらいにしか会わず、酔っぱらいはそんな怪しい人物でもスルーしてたのでばれませんでした。





それと年頃の妹ちゃんとお兄ちゃんが夜の営みをしちゃったかについては想像にお任せします。



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