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プロローグ
気まぐれ本気の一次小説、ついに始動!
二人だけの河原に肌寒い風が吹いている。
「……こんな名前、皮肉だよね」
少し肩を震わせた彼女は空を見上げてこう言った。二人の目の前には幾千の星が広がっている。
「何が皮肉なんだよ」
そう話しかけたとき、彼女は不意に立ち上がった。さっきまで星が反射していた彼女の瞳には少しだけ涙が輝いている。
「もう帰らないと、夜も遅いし……」
そう言い残し、早足で去って行った。
星を見ていた君に出逢ってしまったがために延々と星の話を聞かされた。そのせいで君が気になってしまった、正確には気にならざるを得なかった。
こんなにも人に興味を持ったことはあっただろうか、こんなにも人を好きになったことはあっただろうか……
君の秘密を知ってしまった時から守り続ける決意をした。ずっと悲しまないようにずっと笑っていられるように……
だけど優しさだけでは愛なんて生まれないと何も言わずに君が教えてくれたんだ。
僕は今日も空を見上げて君を想います。
黒歴史満載なプロローグ更新、感想があれば是非ください。




