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美奈子  作者: 仲間猫
6/8

見てしまった…

登場人物 美奈子、横島一樹

美奈子と横島は、一週間経っても仲が良く、順調に交際していた。


しかし、横島は美奈子のある異変に気付き始めるのであった。




「どう高校生活は。」


「まあ、順調かな。」


「二年生になって、ここがどういう場所かいろいろ分かってくるから。」


「横島くん、二年生だったなんて知った時、幸せって思ったんだから。」


「年上が好きなの?」


「別に。好きじゃないけど。」

(ん!?)


「あ、そうなんだ…。あはは。」


「それに、女にだらし無い男は、一本背負いで決めてやりたい。」


(まずい…。)


横島は、女にだらし無いのだ。


「どうしたの、顔色悪いよ。」


「あはははははははははははは…。」


「変な人。」


横島は黙っている事にした。




帰り


「横島く〜ん。」


「美奈子ちゃん、いつもありがとう。毎日帰り一緒だなんて、うれしすぎるよ。」




「じゃあ帰ろっか。」


「ああ。」


その時!?美奈子が足を滑らせた。


「危ない〜!」



「よかったあ〜。」


「何よ!このエッチ!」


美奈子の強烈なパンチが、横島の頭に死ぬほど直撃した。


「襲われるかと思った。前の奴じゃない!」


横島は何故なんだと、意識薄れゆく中呟いた。


「帰ろ、帰ろ。」


ヒューーーン、ドン。


「すいませ〜ん。野球ボール取ってくださ〜い。」


「は〜い。」


「イタタタタ、硬式ボールは痛い。ん!?横島くん!大丈夫、怪我は無い?」


「何とか。」


「横島くんに当たって、次に私に当たるなんて、結構運が悪いね。」


横島は見てしまった。

美奈子が、変わる所を…。


美奈子は、頭に何か衝撃を加えると少し性格が変わるのだ。だが変わったのは、横島を好きになる事だけである。



横島は今後、美奈子を守る事に決めたのである。なぜなら、今後彼女が出来る自信が無いからだ。


横島の闘いは、今始まったばかりだ。

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