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美奈子  作者: 仲間猫
4/8

運命の日

登場人物 美奈子、橋本直子、小倉ゆう、友達になりたい男

入学式終了後で『あけみ』という女にバタリと出会い、突然告白する男も現れたりと美奈子はこの先どうなるのやら…。




学校生活一日目、運命の日…


「担任は誰になるのかしら、イケメンだといいんだけどなあ…。」


浮かれている。


「わがまま言っちゃいけない。華の高校ライフをエンジョイしなくちゃ。」


また、浮かれている。




朝礼


「みなさん、桜岡高校の印象はどうですか。」


(女の人かぁ…)


「学級委員を決めたいと思うのですが、誰か立候補する人はいますか?」


「はい!」


「お名前は?」


「橋本直子です。はっきり言って出来る自信があります。」


(言っちゃってるよこの人)


「じゃあ決まりですね。」


「では、先生の自己紹介から。私の名前は小倉ゆう、『ゆうりん』と呼んでね。」


(え!?)


「スリーサイズは上から…っと、後はご想像にお任せしますね。」


(は!?)


「あと、先生の事知りたかったら、個人的に話を受け付けます。早い者勝ちだから、男の子は特にチャンスだからね。」


(いきなり、何を言うんですか!?)


「悪い冗談はここまで、じゃあこの後、体育館に集まってください。いいですね。」


『はーい。』


この後も先生の悪い冗談が5分続いた。




一段落終わり、美奈子は帰宅する事にした。


その時


「昨日、会いましたよね?」


「また懲りずに来たの?」


「どうしても、友達になりたくて。」


「ふ〜ん。」


「お願いします。」


「もう一度忠告するけど、無理なものは無理、だから帰って。」


「携帯電話番号だけでも渡させて〜。」


「仕方ない、ちょっと痛いけど我慢してね。」


美奈子は男から少し離れ、跳び膝蹴りを決めて着地しようとした瞬間、タイミングをちょっと外し、男と共に倒れた。




数時間後…


「あのー。」


「あっ。」


(すごく私のタイプ…)


「大丈夫ですか?」


「好きです、付き合ってください。」


「え!?ええー、もちろん。」




美奈子は、どこを打ったの分からないが、さっき断った男を好きになってしまったのでした。

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