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美奈子  作者: 仲間猫
2/8

試験を受ける

試験当日…


「予習は完璧だわ。」


美奈子は、軽いステップでとある高校へと向かった。


桜岡高校


創立二十年、若い高校ながら全国大会に出場する部活は数知れずの高校。



「ここね。」


美奈子は、周りを見渡した。


「広い〜!!」


美奈子は、さらに声をあげた。


「ここで決まりだわ!!」


あまりに嬉しすぎて、美奈子は涙が出ていた。

その涙を拭い、校舎へと入って行った。




「あ〜〜〜。」


美奈子は思った。

早くここに来ようと…。



テスト開始のチャイムが鳴り、美奈子はすらすらと問題を解いていった。




試験終了…


「楽勝、これで入学決定だわ。」


美奈子は、チーターのように走って帰っていった。




数日後


「私って馬鹿だ。」



美奈子は、試験を受ける回数を間違えていた。


「チャンスはもう無いの?」


美奈子は、完全に気を落としていた。


「あなた何してるの!?」


「うぅぅぅ…。」


「ここは学校よ。制服を着てないから、どうしてここで泣いているのか、わけを聞かせてくれないと困るのよ。」


「はい…。試験に落ちたので、未練があってここにいつの間にか来てたんです。」


「どうして落ちたの?」


「浮かれ過ぎて、2つ試験受けてなくて、途中で帰ってたんです。」



先生は笑いをこらえていた。


「へえ〜、そうなんだあ〜。」


「馬鹿にしてません?」


「そそそそんなわけないでしょう。あ!そうだ、推薦って知ってるかなあ?」


「推薦…?」


「うちの高校では、特技を見せてもらってアピールしてもらう、『自己推薦』なんていうのがあるんだけど受けてみない?」


「やったー!!」


気が変わり過ぎだと先生は思った。


そういう事で美奈子は、自己推薦というやつを受けてみる事にしたのである。

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