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メスガキな女王をわからせた!

 城を出た俺は、ひとまずコドジアの東に位置するダンジュニ王国を目指した。

 

 国王の親父曰く、まずはそこの王子を仲間にしろという。名前はトンソクだかトンズラだか言ってたっけ。

 

 そんな奴を仲間にしなくても、レベルがカンストした俺なら全然一人でどうにかなるのだが。

 

 ダンジュニに着き国王に謁見すると、どうやら王子も冒険に出たということだった。

 

 つまり、行き違いになったということか。めんどくせぇ……。

 

 とりあえず情報収集ということで、王子について城内をあちこち聞いて回った(いずれもメスガキでわからせ済み)。

 

 王子の立ち回り先としては、ダンジュニ城の東に広がる森にある賢者の沼や、遠くキルガメッス大陸にあるナツハバラ、海辺の街ナシアケで開催される大規模なマーケットなのだという。

 

 これらを聞いて、俺はダンジュニ王子がどんなやつなのかだいたい察しがついた。

 

 そこでまずは賢者の沼へ行ってみると、何冊かの薄い本と使用済みのティッシュが散らかっていた。


 王子のやつ、ここで賢者になってやがったな。


 結局、周辺を捜しても王子の姿は見当たらなかった。


 次に、海を越えて遥々西の大陸キルガメッスへと向かい、ヨーツンヴァイム王国の城下にあるナツハバラを訪れたのだが、そこにも王子の姿はなかった。


 ついでなので、ヨーツンヴァイムの女王に挨拶をと思い謁見したのだが……。


「あたしは女王のメイベル♡ あんたがコドジアの王子なんだ♡ つーか、王子なのにめっちゃおじさんじゃん♡ しかも、クソざこな面構えしててウケる~♡ もしかして氷河期?♡ ねぇ、絶対氷河期でしょ?♡ きゃはは♡」


 女王は金髪碧眼で、年はまだJS〇くらいの極上な洋ロリなのだが、中身はいきなり俺のことを氷河期だのクソざこだの罵るメスガキだった。

 

 女王だろうとメスガキならば容赦しない!

 

 俺は《わからせ棒》を使った。


「あ、あたしにこんなことして……ひゃあ♡ あっ♡ おん♡ んぁ♡ はあああああああ♡」

 

 俺はメスガキの女王を秒でわからせてやった。


「きゃは♡ クソざこにしてはなかなかやるじゃん♡ あたしをこんなにしたご褒美に、そこにある宝箱の物あげる♡」

 

 まだ息の荒いメイベルが、身なりを整えながらそばにある宝箱へ足を向けた。

 

 宝箱を開けると、中には苺柄のおパンツが入っていた。

 

 手に取って広げてみると、タグが付いておりまだ新品のようだ。


「何だ、はいたやつじゃないのか。ならいらね」

 

 俺は宝箱の中におパンツを戻した。


「ちょ、おーい! せっかくやるっつってんだから貰っとけっつーの!」


 俺はそそくさと謁見の間を後にしたのだった。


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