【書籍化】あやかし遊郭の居候 ~明治吉原夢幻譚~
【2024年5月15日富士見L文庫より刊行】
明治時代の吉原。娼妓見習いである千早は、ある日、売り飛ばされかけてそれまで育った見世を逃げ出す。とはいえ世間知らずの身に行く宛もなく、あわや捕まるかと思った瞬間、気が付くと見知らぬ古風な妓楼に辿り着いていた。謎めいた美貌の楼主・朔が仕切るその見世の名は、月虹楼。あやかしの花魁が客を迎える、世の狭間にある見世だった。
人があやかしを信じなくなる昨今、千早はふたつの世の絆を繋ぐ貴重な客人なのだとか。朔に乞われて、千早は当面の間月虹楼に居候することになる。往事の江戸の吉原のように、ゆったりと粋な雰囲気の漂う見世で、様々な姿形のあやかしに囲まれて──千早は初めて将来のこと、自分の生き方を考え始める。
一方人の世では、なぜか執拗に千早を追い求める者たちがいて──
カクヨム、魔法のiらんどでも公開しています。
明治時代の吉原。娼妓見習いである千早は、ある日、売り飛ばされかけてそれまで育った見世を逃げ出す。とはいえ世間知らずの身に行く宛もなく、あわや捕まるかと思った瞬間、気が付くと見知らぬ古風な妓楼に辿り着いていた。謎めいた美貌の楼主・朔が仕切るその見世の名は、月虹楼。あやかしの花魁が客を迎える、世の狭間にある見世だった。
人があやかしを信じなくなる昨今、千早はふたつの世の絆を繋ぐ貴重な客人なのだとか。朔に乞われて、千早は当面の間月虹楼に居候することになる。往事の江戸の吉原のように、ゆったりと粋な雰囲気の漂う見世で、様々な姿形のあやかしに囲まれて──千早は初めて将来のこと、自分の生き方を考え始める。
一方人の世では、なぜか執拗に千早を追い求める者たちがいて──
カクヨム、魔法のiらんどでも公開しています。
一章 逃げ込んだのはあやかしの世界
一.真昼の吉原で、途方に暮れて
2022/09/01 07:14
(改)
二.窮鳥、懐に入る?
2022/09/01 07:15
(改)
三.月の中に束稲
2022/09/01 13:11
四.白と黒と耳と尻尾と
2022/09/01 18:07
五.月虹楼の朔
2022/09/01 21:04
二章 月虹楼の女たち
一.やりたいことって何だろう
2022/09/02 07:09
(改)
二.あやしくも美しく煌びやかな
2022/09/02 21:13
三.狐と狸は犬猿の仲?
2022/09/03 08:10
四.狐か狸か、梅か桜か
2022/09/03 21:10
五.居候、はじめました
2022/09/04 08:11
三章 月虹楼の馴染みたち
一.白糸と織衣
2022/09/04 21:07
(改)
二.出禁の客
2022/09/05 08:05
(改)
三.月が沈むころ
2022/09/05 21:05
四.闇に消える尻尾
2022/09/06 07:10
五.帰ってきた
2022/09/06 21:04
四章 隅田川のほとりにて
一.好きいせん
2022/09/07 07:30
(改)
二.馬子にも衣装
2022/09/08 07:16
三.新緑に映える朱塗りの鳥居
2022/09/09 07:29
(改)
四.再会
2022/09/10 08:05
五.楽しくて幸せで、でも──
2022/09/11 07:06
五章 千早の秘密
一.狐のまやかし、狸の手管
2022/09/12 07:39
二.虎穴への招待
2022/09/13 07:26
三.儚い月虹
2022/09/14 07:36
四.よくある分かりやすい話
2022/09/15 07:29
五.私にできること
2022/09/16 07:30
六章 人の願い 神の願い
一.今も昔も人の世は
2022/09/17 08:06
二.御礼を言ってばかりなのは
2022/09/18 08:29
三.神様の願いごと
2022/09/19 08:13
四.寿々の願い事
2022/09/20 07:38
五.水しぶき
2022/09/21 07:33
七章 明治吉原 あやかし道中
一.再び吉原へ
2022/09/22 08:07
二.差し伸べられた手
2022/09/23 09:06
(改)
三.鶏だって喋り出す
2022/09/24 08:08
四.花蝶屋炎上
2022/09/25 07:30
五.百鬼夜行の花魁道中
2022/09/26 08:04
終章 神代も聞かず
一.この子をお願い
2022/09/27 07:36
(改)
二.甘くて苦いちょこれえと
2022/09/28 07:31
終.あやかし遊郭の内儀
2022/09/28 21:09